刀ミュ花影を見に行きました。

始めに

5/7に刀ミュを見に行きました。まじでチケットとれてよかった…
きっとこの後いろんな感想を見て最初に思ったことと変わっちゃうかもしれないから、初見で見た感想を忘れないように書いておこうかなと思いまして。

席について

TDCの席は2バルの6列目下手サブセン。
ちょうどスピーカーが真上+天井に近い位置にあったので
聞き取りずらい箇所やBGMが大きく聞こえてしまうシーンがあって、
耳栓持ってくればよかったなあとちょっと後悔。
空調は今日の天気もあったと思うんですけど寒かったな。羽織るものあった方がいいと思います。見え方は良好です。頭かぶりもない。見る分には支障ないけどちょっと見下ろすかなあ。
全景見るにはとてもいいです。顔を見たければ双眼鏡は必須。

今回の話

初めて見る舞台装置に驚いた。刀を前面に出した舞台だったのでいつもと違って驚きました。演目が始まってみると今回は刀メインや研ぎや銘を刻むのシーンのある話だったので、だからそのセットだったのかなあと思いました。2部になったら両脇ステージの刀部分が光ったりして面白かったですねえ。個人的な話になるんですが、今回いつもは誰かしら気になる子ができて帰るんだけどあんまりそれがなかったかも。ストーリーは見やすかったので、おそらく刀本来の話と本阿弥の心情中心だったからそっちに私の気持ちが行ってしまったからかな…あ、影も男士に入れるなら影か。一期になろうとしてなり切れない影、あの秀吉に微笑んで安心させたのは、あの本丸の一期だけだった。何度も笑顔を練習する影は、なんだか切なかったですね。

印象に残ったところ

本阿弥光徳が良かったな。
個人的な話でGWが堀川展、栃木県立博物館、御手杵と刀関連のイベントに参加してたこともあって、実際刀を見てきたのもあったから、刀の見方や扱い方を丁寧に演じる場面が特に心に残りました。
刀を見て即答する場面や葛藤する場面では本当に刀が大好きなんだなあというのが伝わってきた。だからこそ刀をただのモノとして扱う秀吉との差がよく表れてたなと思います。
あと、個人的にモノを人のように扱う本阿弥を見ているとなんだか自分にも当てはまるようなところはあるなあって思った。
モノなのに寂しそうだから、一緒に出掛けたいからって理由で時と場所は選ぶけど、アクスタやぬいぐるみとお出かけしたりすることもあるので(心があるって考えてるのは自分自身なんだよなあ…)

刀はモノである。っていうのが今回の公演で色濃く出ていたのは今までとは違うなあと思いました。
刀は道具。使われるのが本望でしょう。でも権力の象徴や宝として残され中には使われずに継承されてきたものもある。
本阿弥がそのままの刀で残したいといった気持ちもわかるなあと思う。完成品のものに手を加えるなんて。ましてや刀を愛して、さらに刀に心があると信じている本阿弥が自ら行うのはしんどかっただろうなあと。でも人が使うからには磨り上げも大事なんだよねえ。だって身の丈に合わせなければ使えないもの。

本阿弥光徳について恥ずかしながらあまりよく知らない状態で観劇してしまったので、実際どのような性格か、どのようなことを思ってすりあげたのかわからない。
この公演の本阿弥さんは幼い頃に時間遡行軍と接触するような描写があるし、そこから考えとかもちょっとずつ正史とずれてしまったのかなあとも思う。刀に対する執着。モノとしてではなくて心があると考える部分がだいぶ強くなってしまっているのかなあと。お刀様が語り掛けるというけれど最終的には人の、自分の心がそうさせてしまったと思うのも人間らしくていいなあと思いました。

物をどう扱うかは人によるっていうのがこの公演見てなるほどなあって思って。審神者目線で考えてしまうとモノにも心があるってなるけれど、刀は武器として生まれたもの。使ってなんぼの時代だってあったわけだし。
その後何年も時を過ぎて、争いで使われることが無くなった今は美術品として残っている。宝物だから残したい。綺麗なものをとっておきたいっていう気持ちがある人間だっていたはずなんだろうなと。
実際刀を見に行って、きれいな状態できちんと残っているのは人間がいるからですし、その手入れだってすごくお金がかかる。時代とともに変わらずにこの状態を保てているのはすごいなあと思う。

刀剣男士について

刀剣男士の描き方も前回と変わってて脚本が変わるとこうなるのかなって見てた。どうしたらいいのか、人のように悩んだり葛藤したりする場面はそこまでなくて、あくまでも任務を成功させるため、刀としてどうしたらいいのかという立ち振る舞いが多かった部分は今までとは違うなあと思いました。
各個人で葛藤して答えを見つけ出すというよりかは、全員で協力しているシーンはよかったなあと思う。誰か一人が抱え込んで悪役に回るのではなくて、きちんと理由を説明してどうするかを決めていくという描き方は見ていてよかったなあと思います。
あとこれは個人的な話で、2部で太鼓出てきてくれてほっとしました。江ミュで太鼓なくて寂しかったので。2部は全体的にかっこいい曲が多くて、全体で盛り上がる曲が1曲くらい欲しかったかな。客降りしないって決めてたのかなと思ったけど、会場が1体になれる曲が欲しかったってちょっと思いました。1回だと印象に残ったのがなくて…今後聞いてたら覚えられるかな。

フォロワーさんから事前に教えてもらってはいたんだけど、なんかキャラどうしたんだろうって子は確かにいたなあって思った。1部ではそこまで気にはならなかったかな。2部では「なりきってみよう」とあらかじめ提示されていたので、割と普通に見れてしまったのはあるかも。ただ刀ミュって中の人出さないように頑張ってた部分はあったので今後ここ個体差だからと変わってきちゃうのは賛否でるだろうなあ。

キャラについて思ったことそれぞれ書いておきますね

一期一振

弟たちって言いましたね!!言いましたね!??今後出ますかね楽しみにしています!!
今回の一期は、仲間を気遣ったり笑顔はあるけど、気づいたら消えちゃいそうな感じもあったなあ。通常の一期よりも記憶がなさそうで、記憶がないことで自分が一期一振だという自身もなくなっていってしまったのかなあと思ったんだけど、これは影を出したからさらにそう感じたのかなあと思いました。後半自分を取り戻してからは、更に一期っぽくなってたなと感じた。
2部はっちゃけてたねえ。まさか保育士になりきると思わなくて。一瞬お兄さんと体操の時間始まったかと思いました。めっちゃキラキラしてた。
歌を含め、初日より良くなってると聞いたので、これから千秋楽までに成長してもらえたら大変うれしいですね。がんばれ。

へし切長谷部

今回長谷部が隊長になると思わなくてびっくりした。他のメディアミックスの長谷部君とはまた違う長谷部君でしたね。優しめな感じがしたかな。高圧的ではなくて、穏やかな長谷部君を見られてよかったなあ。
名前でいじられてしまってるけど、主のこと大好きで信頼してるんだろうなあと思いました。隊長に命じられた時にあれ後ろで誉桜舞ってただろ…って見てました。今回隊長としてめっちゃ頑張ってたね、2部もフリーダムメンバーにぶん回されてて大変そうだったな…お疲れ様!
主も名前いじりはわかってやってるよねえ。その顔が見たいからって、やりすぎはだめだぞ…
長谷部君歌上手だった。最後ソロで出てくると思わないんだよびっくりした!安定してて大変聞きやすかったです。

山姥切長義

前回別の舞台でキャストさん見てたのでどんな長義君になるかなあってワクワクして見に行ったら大変美しい長義君でした。座り方が長義君らしくて、よかった。瓜売りのところは最初遠慮してる風だったのに最後ノリノリでやってくれる長義君。かわいかったなと思うし、殺陣の時は回転しながら切り込んだりしててかっこよかったです。つい双眼鏡で追っちゃった。
優しいって書いたけど長義くん、まんばちゃん絡まなければ比較的温厚なんだよね…結構メディアミックスだと突っかかったりすることが多かったので、この長義君をみれてよかったな。今回長谷部と仲良くしたいのかな?って感じがした。名前でいじりまくってるのは素直になれないからか?とも思ってみてた。長谷部と二人で切り込みに行っちゃうのは珍しい個体だなと思ったけどあれ焦ってたのかなあ…一期成り代わられちゃってたもんね…
こんどまた見れるときがあったら、南泉や国広とも絡んでほしいなって思いました。

大般若長光

今回最年少なのかー!ってパンフ読んで知りました。かわいらしい感じの大般若さんだけど、小竜君と周りを巻き込むの大好きー!って感じがしたな。ムードメーカーというか、周りを見て気を配るって感じはあったかな。
2部のなりきりは一番なりきってて光ってましたね…園児になりきる大般若さんは初めて見たんだよ…あのミュの本丸の般若さんはできちゃうんだな…びっくりした。
大般若さん、弊本丸だとなかなか隊長に組み込んだりする機会がなくてあんまりキャラをつかめてない部分があったから、これを機にちゃんと出陣させてあげたいなーっておもった。

小竜景光

小竜君本編だと2作目になるのでさらに小竜くんらしさが出ていてよかったなあと思う。ほんと怪我から復帰できてよかったー!
江水だと顕現してそんなに日数たってない小竜くんを見られたけど、今回は、飄々としてつかめない感じがすごく出ていたなあ。大般若さんが近くにいると一緒にニコニコして他の刀剣男士をからかっちゃうおちゃめな一面もあるけれども、メンバーを諭したり、本阿弥に助言したりする辺りは大変良かったですね。今回の出陣メンバー、本丸顕現順はどうなってるのかあまりよくわからなかったんだけど、何となくミュ本丸内では先輩になるのかな?って見てました。

鬼丸国綱

今回の鬼丸さん、すごく堂々としてたな。他のメンバーが華奢なかんじだったからさらに力強さが際立ってた気がする。影と成り代わってしまった本当の一期に気が付くところ、最初なかなか声に出さないんだけど確証を得てなかったからかな。そこは鬼丸くんらしさがあったかもしれない。
2部の先生役、頑なに「切る」から譲らなくて、さらにSEも仕事するから面白かったです。客席に向かってちゃんと見てるぞって言ってくれたのはうれしかったなあ。鬼丸さんも弊本丸だとあんまりお話してなくてですね…キャラこんな感じなのかなあって見てしまったので、ちゃんと育ててあげようって思いました。

全体的な感想

前作で重い話が続いていたので、全体的に今回は優しめな感じなのかなあと思いました。いや一期視点に立ったらつらいだろうけども。
脚本描いている方が交代したのでどうなるかなあと思ってたんですが、私自身ストーリー自体はよかったと思えたので、おそらく新規の人に入ってもらいやすくするために新しいことに挑戦中なのかなとも思う。年数とともにできる人も変わるだろうし、刀ミュというコンテンツを続けていくためにまたなにかやってくれるのかなあと。

ただやっぱり練習期間は難しいだろうけどがっつりとっていただきたいなと思う。前の刀ミュに出ていたキャストさんが完成に近い状態で持ってきてたのもあるとは思うんだけども、ちょっと気になってしまったところはあるかなあ。今回練習期間だいぶ短かっただろうし。短いスパンでやるのではなくて、時間かかってもいいからしっかり練習してきちんとした形で見たいなあと思うんですよね。公演何回も入れる人ばかり来ているのではないと思うので…

今後ミュがどうなるかなという気持ちが今のところ私にはあるので新しい公演来たら見に行こうかなとは思ってます。

おもったことバーっと書いてみた。とりあえず大千秋楽になるまでに色々とまた変わるだろうからどうなるか楽しみではありますね。
コロナ制限が緩和したとはいえまだ油断はできないからこのまま大千秋楽までメンバー全員迎えられたらいいな。花影組がんばれー!!

5/9追記
刀ミュ、今回メンバー一新したり、脚本家さんも変わったこともあって、多分これから活躍できる人達を育てたいのかなあ。ともちょっと思った。トライアルの頃みたいに年数重ねて徐々にうまくなる可能性もあるかなって。そう考えるとこの先も刀ミュを続けてくれるのかなと期待はしている。
けどやっぱ安くはないチケット代払ってるからそれ相応の演技を見たいなあというわがままは出てしまうんだよね……演じる側も大変なの解ってるけどね!!