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原野商法詐欺の土地

約50年程前(昭和45年頃)、父と祖父が騙されて買わされた那須の土地。

 幼少の頃家族でハイヤーに乗せてもらい購入した土地に案内されて、帰りに大きなガマガエルをもらった記憶がある。おそらく那須の旅館にも泊まり接待されたと思う。当時は将来別荘が建って泊まれるんだと胸を膨らませていた。でもそれは、二束三文の土地を新幹線が通って値上がりするからと言葉巧みに買わされるいわゆる原野商法であった。

那須の土地2

 そしてその10年くらい後、那須に行ったついでに父と現地に行き自家製の看板を設置。周りはかなり荒れ果てていた。

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 この一枚の写真はおそらく購入した土地周辺から写したものと思われる。結構良い眺め。雪が積もっている山は那須岳(茶臼岳)だと思う。この頃もまだ別荘の夢は消えていなかった。

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 そして10年程前より父のもとに、この土地を売らないかという電話が頻繁にあった。でもそれは、売るためには測量が必要でその他色々とお金が必要であるといういわゆる第二の原野商法詐欺である。ダイレクトメールもきていたのでその住所を頼りにGoogle マップで調べたのが上の写真。うちの土地とはもちろん地番は違うのだが、なんと家が建っていて車も2台写っている。もしかしたら自分で整地して家を建てて別荘としたのかもしれない。

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 最近バーベキューコンロの火を家のベランダで起こしたり家族でコテージに泊まったりしてキャンプに興味を持ちつつある。そこで今話題の「山を買ってキャンプ場にする」というのを参考にしてこの原野商法で買わされた土地をなんとか有効利用できないかと考えるようになった。そしてウェブで現地の不動産屋を探してこの土地を調査してもうらうことにした。法務局調査(登記簿・公図・地積測量図)、現地確認(写真)、案内図の作成、現地まで案内、ライフライン・周辺価格の状況を調べて4万円である。調査結果は約2週間後とのこと。結果が楽しみである。

 場所が特定できても整地困難であったり辿り着くのが大変であったりしたら諦めるかも。駐車場とテントを張ってベーベキューができる場所を確保するため多少お金がかかるのは仕方ない。数十万円は覚悟しておいたほうがいいかも。

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