【1205】エマープ
いとやんです。
2024年からは毎月「完全数の日」(6日と28日)に書いている数の小話です。
今日、6日は6が完全数ですので、完全数の日の小話の投稿をしますね。
今回は、「~~数」とは書いていないのですが、中身は「~~数」シリーズです。
ちなみに、過去の「~~数」シリーズは以下のようになります。
【762】素数
【764】完全数
【764】友愛数
【798】ダイヤル数
【800】カプレカ数
【802】小町数
【803】拡大小町数
【864】ピタゴラス数
【906】タクシー数とラマヌジャン
【1143】ナルシシスト数
【1165】ヴァンパイア数
【1174】婚約数
【1197】グロタンディーク素数
ということで、今回はエマープをご紹介します。
前回の「グロタンディーク素数」のことを調べているときに初めて知った数です。
「エマープ」というのは素数の中のある特徴を持つもののことを言います。「素数」については、よろしければ上記のリストから、以前のものをご覧ください。
「エマープ」とは、逆から読むと別の素数になっている素数のことを言います。
具体的な例で書いてみますね。
例えば、11と13と23で考えてみましょう。この3つの数字はすべて素数です。
11を逆から読むと11となり、これも素数ですが、元の数と同じになっていますので、エマープではありません。こういう数字を回文素数と言います。
13を逆から読むと31となり、これも素数です。つまり、13も31もエマープです。
23を逆から読むと32となり、これは素数ではありません。つまり23はエマープではありません。
エマープは無限に存在するのかどうかはまだわかっていないようです。研究して証明できると数学界ではとても評価されるかもしれませんね。
ちなみに「エマープ」とは英語で「EMIRP」と書きます。これは「素数」を意味する「PRIME」を逆に書いたもので、いつできたのかはわかりませんが、造語ですね。同じ発想で日本語で「数素」と書く書物もあるそうです。
前にも書いたかもしれませんが、数学者にとって素数は気になって仕方がないもののようです。他にも面白い素数の話を見つけたら書いてみますね。
次回の完全数の日は28日です。
これまでにも書いているように、過去に聞いたことがあったり、誰かに教えてもらったり、ネットで調べたりしたことを書いているだけですので、誤りがあればぜひ優しくご指摘くださいね。
さて、僕は2022年の4月から「TOYBOX」という屋号で活動を細々と始めています。「TOYBOX」の情報発信用のLINE公式アカウントはこちらです。もしよかったら登録してください。
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ではまた。
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