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勝率データから見る最強ハンター【第五人格】

今回は先日公開された中華ランクマの勝率データ(7/10~8/10集計分)を分析していく記事となります。

データのソースはこちらから、ツリーにハンター・サバイバーの勝率が載っているので詳しく見たい方はどうぞ。

また、5段と最高峰7段の数値を独自にスプレッドシートにまとめたので、勝率や出場率順でソートしたい方はこちらからどうぞ(表を選択→フィルタ表示から一時的なフィルタを作成してソートしてください、もしくはコピペして自分のスプシに貼り付けてください)。

大前提

これはあくまでランクマッチでのデータをもとにした考察です。大会やカスタムなどの強さとは異なる可能性があります。
また、中華ランクマのデータなのでアジアサーバー(日本)とは環境が多少異なることをあらかじめご了承ください。

以下、皆さんの感覚的に理解しやすくするため特に断りなく「勝率」と書いた場合はゲーム内で表示される勝率、つまり引き分けを除いた勝率を表します。上記のソースのデータは引き分けを試合数に含んだ勝率となっているので混合しないようにしてください。


最高峰7段での勝率トップのハンター:ジョゼフ


なんと最高峰7段において勝率トップのハンターは写真家:ジョゼフで、その勝率は驚異の74.0%です。
しかし、PICK率は2.4%(全ハンター27人中20位)です。
なぜここまで勝率が高いかは主に次の2点が挙げられます。
①マップ編成を選んで使う人が多い
②スポーン選択の研究が進んだ

特に②の理由が大きくて過去のデータと比較するとそれがわかります。
2022/11/10のデータと比べると、最高峰7段においてジョゼフは勝率が約9%UPしています。
PICK率も前回の1.5%から0.9%UPしています(ただし、他の段位のPICK率は下がってます)。
これからスポーン選択でのジョゼフの戦い方が最適化されてきて勝率が上がったこと、それによりジョゼフ使いの平均段位が上昇したことがわかります。ジョゼフ使いの人口が増えたわけではなさそうですね。
ジョゼフ環境が来た、というよりジョゼフ使いの練度が上がったように思います。

ちなみに勝率(引き分けを除いて計算)のTOP5は以下のハンターです。
1位 写真家 74%
2位 黄衣の王 72%
3位 夢の魔女 70.6%
4位 狂眼  70.5%
5位 道化師 69.7%

ちなみに平均は65.1%です。
引き分けを含めた勝率(勝率+分け率+敗率=100%)で見ると順位が変わります。

1位 写真家 61%
2位 狂眼 60.6%
3位 夢の魔女 55.1%
4位 道化師 54.4%
5位 黄衣の王 52.4%

狂眼や道化師はPICK率が写真家と同程度に低いので、一部の使いこなせた人が強い状態と言えます。対して夢の魔女や黄衣の王は平均程度のPICK率なので単純に強キャラと言えるでしょう。ちなみに勝率6位の書記官はPICK率でも9位と上の方の順位なので間違いなく強いハンターと言えそうです。

勝てるハンター≠負けないハンター

さて、次は似たような観点として、「負けないハンター」のランキングを紹介します。あれ?勝率ランキングと何が違うの?と思うかもしれませんが、先ほどは引き分けを除いて集計していました。100試合やったとき勝ちか分けが多い(=負けが少ない)ハンターのランキングは以下のようになります!

1位 黄衣の王 79.6%
2位 漁師 79.2%
3位 魔トカゲ 78.9%
4位 写真家 78.6%
5位 泣き虫 78.1%

勝率の高い黄衣の王と写真家は納得の高順位ですが、漁師の台頭がすごいですね!!
個別にみると、
漁師:勝率12位 引き分け率 1位 
魔トカゲ:勝率7位 引き分け率 6位
泣き虫:勝率8位 引き分け率12位
となります。

何度も書きますがこの勝率は引き分けを省いて計算しているので、漁師は単純に100試合やって勝った数で数えるとワースト4位です。どれほど引き分けが多いかは推してしるべしといったところでしょう。
それに比べて魔トカゲは両方高水準ですね。


ちなみに漁師と同じくらい引き分けの多い「使徒」アンですが、勝った数がワースト2位なので漁師より戦いにくそうですね。
引き分け率ランキングだけで見るとまた、印象が変わります。

1位 漁師
2位 「使徒」
3位 蠟人形師
4位 芸者
5位 断罪狩人

特に芸者はPICK率が全ハンター中トップ(平均の2倍のPICK)なのでサブハンターとしてもかなり優秀そうですね。

ちなみに勝率がかなり高い写真家や狂眼ですが、それぞれ引き分け率はワースト2位と1位。勝ちの多いハンターですが、引き分けは取りづらく勝てなかったときはほぼ負けになるピーキーなハンターだということがわかります



ちなみに勝率や負けない率のワースト1位は

ガードNo.26 ボンボン

です。他の追随を許さないワースト2位と10%以上の差をつけています。どうして・・・。
ただボンボンはPICK率が3位といろんな人が使っているようなのでその影響が大きいと思います。


BAN&PICKの影響について

さて次はPICK率の観点から強いハンターを考えていきましょう。
単純にPICK率が高いハンターは芸者、白黒無常、ガードNo.26、血の女王・・・となっています。

しかし、BANされてそもそもPICKできないハンターを考慮する必要があります。BAN率はオペラ歌手と夜の番人で9割を占めているのでその2キャラのみBAN率を考慮することにします。

オペラ歌手のPICK率は0.4%ですが50試合に49回はBANされているようなので、BANされていないときのPICK率は20%となります。

夜の番人のPICK率は4.3%ですが50試合に38回はBANされているようなので、BANされていないときのPICK率は35.8%です。

芸者のPICK率が8.2%なので、やはりBAN筆頭のキャラクターのPICK率は異常に高いと言えるでしょう。
しかしその反面、2キャラの勝率はそれほど高くない位置に落ち着いています。これは練習機会が少ないために練度が上がりにくいことが影響している
のだと思います。


5段の環境について

ここまでは最高峰7段のデータを見ましたが、5段のデータを見るとまたいろいろと変わります。
まずは勝率ですが、1位は書記官!!続いてヴァイオリニスト、破輪、オペラ歌手、夜の番人、黄衣の王と続きます。1BANなのでオペラ歌手と夜の番人の出場機会が比較的多くしっかりと結果を残しているのが伺えます。夜の番人は2割程度の確率でBANされていてもPICK率が芸者を退けて1位なので、5段の環境では最強ハンターの一人でしょう
書記官・ヴァイオリニスト・破輪はPICK率が低いですが、この段位では無双していますね。

PICK率を見るとリッパーが4位なのも特徴的です。

さて、最高峰7段において最強の勝率を誇っていた写真家ですが、5段においてはワースト4位…。ただし、これはランダムスポーンのデータなので5段にも選択スポーンが追加されたことで上がっていく可能性があります。

黄衣の王や魔トカゲはこの段位でも高勝率(6位と7位)なのでPICK率は高くはありませんが隠れた強キャラですね。

同一キャラにおける最高峰7段と5段の勝率の差を比べてみましょう。
まず最高峰7段の方が勝率が高いハンターは順番に、
写真家、道化師、復讐者、夢の魔女、狂眼

となっています。やはり操作や立ち回りにクセがあるハンターという印象です。逆に練度が上がればそれがそのまま勝率に直結すると言えるのでこれらを使っている5段くらいのハンターは希望を捨てずに頑張りましょう!!

逆に最高峰7段の方が勝率が低いハンターは、
ガードNo.26、書記官、オペラ歌手、ヴァイオリニスト、夜の番人
となっています。これらはやはり上位のランク帯の人たちが対策をきちんと知っているというのが大きいように思えます。
最高峰7段の勝率ワーストのガードNo.26も5段では勝率は平均水準に達しているのは安心です。しかし、5段でのPICK率は低いのでガードNo.26は上位に上がる人たちがサブハンターとしてPICKしている場合が多いと予想されます。ガードNo.26のキャラパワーが低いわけではなく、キャラパワーはある程度高いから練習している人が多いので逆に全体の勝率が下がっているということです。

また、どの段位でも勝率があまり変わらないハンターとしては
蠟人形師、隠者、泣き虫、魔トカゲ(次点で血の女王、芸者)が挙げられます。
魔トカゲ・泣き虫以外は(最高峰7段での)平均以上のPICK率もあるのでサブハンターとして早いうちから練習しておくと良い気がしています。



まとめ

ここまでいろんな観点から最強ハンターを見ていきました。
BAN率とPICK率から見ると夜の番人とオペラ歌手が圧倒的ですが、使えないキャラを練習するのはモチベ管理が難しいと思います。

データを見て個人的に思うことは、黄衣の王、夢の魔女、魔トカゲ、漁師、芸者、書記官、血の女王あたりが分け以上を取りやすく・勝ちも狙いやすい強キャラのようです。
道化師・写真家・狂眼はマップや編成を選べば高い勝率を挙げられるため余裕がある人はサブハンターにするのも一つの手かもしれません(どれも練習するのにクセがあるハンターですが・・・)。

他にもこんな分析ができる!というものがあればぜひ教えてください。
今回は以上です、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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