勝った理由を探すのは難しい

こんにちは、季楽と申します。
今回は「勝った理由の言語化の難しさ」というテーマの記事になります。翻って「負け試合から学ぶ大切さ」という意味です。

本題に入る前に、宣伝です。
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本題

僕は学生時代塾講師のアルバイトをしていましたが、
そこで塾長に『「(生徒の)合格に不思議の合格あり、不合格に不思議のものはなし」と思って日々の指導を改善していけ』と教えられました。

もちろんこれは松浦静山の剣術書「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」を引用したものです。
この言葉はかなり色々な物事に通ずると思っていて、第五人格でも大切だと思います。
この言葉は
負けるときには何の理由もなしに負けるわけではなく、その試合中に何か負ける要素が必ずある。また勝った試合にも負けに繋がったミスが存在することがある」
ということで、上手くなるためには負ける要素をつぶしていく事が大切というわけです。

ここ1か月ほど何度か中級者向けに添削会を開きましたが、
その際にはなるべく引き分けや負け試合を持ってきてもらうようにお願いしていました。
これは負け試合からの方が多く学べる可能性が高いという理由です。

では「勝った試合」についてはどうなのでしょうか。
これは僕の考えですが、「勝った理由の言語化というのはかなり難しい」と思います。
もちろん例えば「初動がめちゃくちゃ上手くいった」や「救助恐怖が決まった」など局所的に見れば理由を見つけることはできますが、
10試合~100試合単位で見たときに勝ち越した理由を言語化できるかはA・S徽章の方でも中々厳しくそれを次に活かすのは難しいと思っています(そもそも相手のミスなど、成長につなげれない要因もあります)。


例えば次の例を考えてみましょう(巨大ペンチは普通に使える人格だと思ってます、例にしてごめんね)。
巨大ペンチに3振りして10試合行って8勝2敗でした。
そのうち巨大ペンチを振らないと運べない椅子に運んだ試合は3試合でありその試合は2勝1敗でした。

さて、このとき
巨大ペンチ3振りした試合の勝率が8割!だから巨大ペンチは強い!!」という発言の前半に嘘はありませんが、
結論は正しいと言えるでしょうか。

では「巨大ペンチをうまく使えた試合の勝率は6.7割だから十分強い!」という結論なら正しいでしょうか。

この場合巨大ペンチが作用していない試合だけで見ても6勝1敗で8割5分と十分な勝率のため、
勝ちの要因が巨大ペンチに3振りしたからとは限らないということがわかります。

この例で言いたいことは、
勝ちの要因は様々な要素が絡むので一言で言い表すのは難しい、なので上達するために振り返るならば分け試合・負け試合を見て「やってはいけないこと」を認識してそこを改善し、

負けないための戦略を学んでいくのが"効率が良い"ということです。

負けないための戦略は、才能・センスがなくとも努力で作っていくことができると思うのでお勧めです。
尤も、僕はゲームセンスのあまりない凡人なので、そういった努力で勝っていくという選択を贔屓している面もあるかもしれません。



それと一番大事なこととして、「勝ちに不思議の勝ちあり」とは言いますが、

勝ちは勝ちなので、勝ったこと自体は大いに喜んで楽しみましょう

楽しむことは上手くなるための最高の要因でもありますからね。





余談

ぶっちゃけると人格が試合結果に関与する割合は立ち回りと比べて小さいです。(特に基本的な右上・右下・上下で残ったポイントどこに振るかという問題)

なので基本的に「人格なんて基本的にどれに振っても良い」ですし「好きな人格構成があるならそれで全く構わない」です。
もちろん定期的に見直したり考えたりすることは大事ですが、勝てなくなったときに考えるべきことは立ち回りの改善の方が遥に効率的です!特に初心者~中級者(C~Bくらいまで)。
A上位やSの本当に細かいところまで詰めていく段階になれば、また別の話になると思います。


とりあえず初心者~中級者くらいの方は初動の見直し→一人飛ばした後の立ち回りを練習していくと良いと思います!
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