ランカーの言うことを鵜吞みにしてはいけない

こんにちは、季楽です。
今回はゲームにおいて「上達したい人がランカーに質問すること」について書いていこうと思います。
僕自身は第五人格のハンター:写真家ジョゼフのS徽章経験者なのでそれを元にして書いていますが、他のゲームにも通ずるところがあると思います。

「Sランカーの言うことが正しいとは限らない」


これが今回のメインテーマです。
なぜそんなことを主張するのか、理由を箇条書きにしていきましょう。
以下「上達したくてランカーに質問した人」を質問者と書きます。

①そもそもランカー自身が自分がなぜ勝っているかを理解していない、もしくは勘違いしている
②質問者が基礎的なことができてないため上級者向けの技術を使いこなせない
③当たる相手のランク帯がランカーと質問者では違うため意味のないアドバイスになる
④個人のプレイスタイルがあるため、質問者のスタイルと合わない可能性がある

他にもあるかもしれませんが、大きい理由はこれくらいでしょうか。

ではランカーの話を聞くのは無意味なのか?

そうではありません。これは質問者が聞き方を変えたり、言われたことを自己判断することで有用なアドバイスになることが多いです。もちろんランカー側も教える際は意識するべきだと思います。

①はたまにあります。勝った理由の言語化は案外難しいものです
(参考→https://note.com/kiluck5/n/nf1957938eab4)
この対策としては「負けないためにするべきこと」として聞く方法があります。

②と③は似ています。要するに「質問者側が必要な技術」と「ランカーが提供する技術」が食い違ってしまうという状況です。
ランカーが話している技術が40点を60点に上げる方法か90点を95点にするための方法かを判断することが大事です。
第五人格で言うと3段から5段に上がるために必要なことと、最高峰常連の人がハンターランキングを100位以内まで上げたい人に必要なことが違うことは明らかでしょう。
特にランカー同士の会話では「90点を95点にするための技術」のような話になりがちなのでそれを鵜呑みにして練習時間を割いても遠回りなことがあります。
また、③については第五人格ではそもそもランク帯でスポーンのルール自体が異なりますし流行っているサバイバー編成(環境)も変わります。
「メタる」という行動は環境や相手の動きを元にしているので異なる段位帯では通用しないことがあります。
ステイン誘導や時空残像のキャンセルフェイントなどは「相手がこちらの動きを見ている前提の技術」ですからね。

④についてはそのままです。強気だったり堅実だったりAという立ち回りが好きだったりBという立ち回りが好きだったり、相性や好みの問題です。

ここまでの話で鵜呑みにしてはいけないと言いましたが、そのゲーム・キャラに精通している人に質問することは上達の近道であることは間違いないです。質問する際は自分のランク帯と目標を伝えると相手も有用なアドバイスをしやすいと思います。

つまりここまでの話で、ランカー同士の会話やTwitterでの発信を鵜呑みにしても今の自分にとってはあまり有用でないことがある、ということが伝われば嬉しいです。




「勝って楽しむ」と「楽しんで勝つ」


やはり対戦ゲームなので負け続けると悔しさを通り越してつまらない気持ちになりますし勝つと楽しいと思います。
なので僕は「勝つための方法を共有して他の人にも楽しんで欲しい」と思ってYoutubeやnoteで発信しています(他の発信したり教えたりしているランカーの方もおそらくそうだと思います)。
けれどそれとは別に「楽しんで勝つ」というのも大事だと思っています。
自分なりの方法に拘ってゲームを楽しんで、その結果勝つということはこの上なく尊いものだと思います。

ランカーやプロの大会でやってた技術・小技を「カッコいい」「自分もやりたい!」と思って練習することは、「勝って楽しむ」ためには遠回りでも「楽しんで勝つ」ためにはきっと必要なことです。
「勝って楽しむ」と「楽しんで勝つ」は別のものですが、両立しても構わないのです。むしろ両輪のような関係かもしれません。

ただ、上達しなくてもゲームは楽しめますが、上達するとまた別の楽しさを味わえると僕は思います。
カッコいいと思って高等技術の練習をするのは全く問題ないですが、上達したいという思いが強いとき、本当にすべきことは何かという判断は大事だということです。


あとがき


有名なパラドックスに次のようなものがあります。

あるクレタ人が言いました。
「クレタ人は常に嘘つきだ!」
さて,この発言は本当?嘘?

さて、Sランカーの僕の発言「Sランカーの言うことを鵜呑みにしてはいけない」は鵜呑みにすべきでしょうか?


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