ジョゼフは本当に"特殊な"ハンターか

こんにちは、季楽です。
今日はジョゼフの特殊性についてスキルの観点から考察していきます。

これまでジョゼフの立ち回りについてのいろいろな解説記事を書いてきましたが、なんだか僕は難しく考えすぎている気がしてきました。

「ジョゼフは特殊なハンターだからいろいろ考えないといけない」という固定観念をまず疑ってみようと思い、
そもそもの根幹として「ジョゼフが特殊なハンターであるか」を考えていきます


この考えがそもそも難しく考えすぎという意見は受け付けません



写真世界を作るスキル

さてジョゼフのメインスキルはマップ上に点在している写真機を元に60秒間の写真世界を作り出せることです。
この写真世界でできることとしては主に2点です。

・実質的に補助特質「異常」を使える
・写真世界を使ってサバイバーにダメージを与えることができる(奇襲なども含みます)

しかし、この2点だけを並べてもジョゼフのスキルの特殊性は見えてきません。
なぜならハンターのスキルと言うのは基本的に
・自身の移動に関するもの
・サバイバーにダメージを与える効果、およびチェイスに関するもの
・解読妨害に関するもの
・索敵に関するもの
に分類できます(当然いくつかに跨るものが多いです)。
ジョゼフの写真世界のスキルや時空残像もこの例から外れません。

ではジョゼフの何が(他のハンターと比べて)特殊であるかというと写真世界崩壊時によるダメージが
サバイバーが現在どこにいるのか全く把握せずとも与えられること」だと考えます。
注:隠者のシェアダメージも似たところはありますが、少なくとも一人のサバイバーは目の前にいるのでジョゼフとは異なります。

基本的に第五人格の試合の流れとは
初動(ファーストチェイス)→キャンプ・トンネル→残り3人展開・暗号機守り→通電前後
と進みます。
通常のハンターであれば、
「最初にサバイバーのダウンを取る」≒「キャンプ・トンネルの段階へと進む」
となりますが、ジョゼフの場合はそうとは限らないのが特徴です。

別のサバイバーとのチェイスをしたり、ダウンサバイバーを探しに行く時間があります。
もちろん誰とも会わずにお散歩することだってあるわけです。
これがジョゼフの特殊な点であり、同時に立ち回りがややこしく見える一因だと考えます。

しかし、サバイバーを脱落させるメインの方法が「椅子に座らせて飛ばすこと」である以上、他のハンターと同様にどこかで「キャンプ・トンネル」の段階に進まなければなりません
そこを見失ってしまうと、「写真を撮って鏡像を探し回る」工程を繰り返すだけでいずれ通電してしまいます。
キャンプ・トンネルの段階に行くためには鏡像ではなく現実世界のサバイバーと接敵する必要がある、ということです。

つまりジョゼフはアンデッドとは違い、他のハンターと同じ方法(椅子に座らせる)でサバイバーを脱落させるため、結局試合のおおまかな流れは他のハンターと基本的に同じということです。「キャンプ・トンネル」に行くまでの過程が2種類(チェイスか拾うか)あるというだけなのです。
そしてどちらにせよ現実世界でサバイバーに会わなければ意味はないということを理解しているかが大事です。

そういう意味で上位の人たちは「位置把握が大事」と言っているわけですね。また、索敵スキルでもある「時空残像」を早い段階で開放すると現実世界のお散歩の時間が減らせるため、
初動3殴りの際に鏡像を二発叩いて存在感を溜める動きがあるわけです(これは好みの範疇ですが)。


Alex型


僕の好きな立ち回りの一つとしてAlex型というものがあります。
これは「初手の写真世界で鏡像を叩いて瞬影留痕を開放したあと、表に出て(できれば鏡像を叩いたサバイバーと)チェイスをする」という立ち回りです。

この立ち回りはジョゼフの写真世界というスキルを「写真世界崩壊時に目の前のサバイバーに1ダメージを与える」というチェイススキルだと考え、
写真世界崩壊後すぐにダウンを取ってキャンプ盤面に入ることを目標としています。
このとき、他のサバイバーに負傷は入っていないので他のハンターと同じ盤面になるのが特徴です。
写真世界の効果で解読遅延がかかるので実質試合開始40秒ほどの即死を取った解読進捗となります。

この立ち回りは「スキルを使って早めにサバイバーのダウンを取る」という点で他のハンターと変わらないように見えます。
逆に、この立ち回りがジョゼフの強みがなくなっている特殊な立ち回りだと見えるかもしれません。
しかし、試合の本質の
「サバイバーが5台解読するまでに誰かを椅子に座らせて脱落させる」という観点で見るとジョゼフの通常の立ち回りもAlex型も何も違いはありません。

奇襲をかけるのも、鏡像を探すのも、ダウンサバイバーを探しに行くのも、チェイスから入るのも結局の最終目標は同じなので難しく考えすぎなくても良いと思います。

とはいえ、他のハンターが1on1でチェイススキルの練習をする時間が初動ルートの選定や鏡像索敵の練習になるので練習方法としては特殊(他と異なる)かもしれませんね。

これは個人的な意見ですが、
ジョゼフも他のハンターと同じ勝利条件である以上、
「ジョゼフだから○○しなきゃいけない」という後ろ向きの思考でいるより
「ジョゼフだから○○できる、△△という方法がある」という前向きな思考でいる方が練習のやる気にも試合のモチベにもなるのかなと思っています。


この記事の結論としては、

ジョゼフのスキルは完全遠隔でダメージを与えるという点で特殊であるが、
試合の大まかな流れ(するべきこと)は他のハンターとそこまで変わらない

ということです。

あまり「特殊であること」に囚われすぎずシンプルにサバイバーをどうやって捕まえるか、どうやって飛ばすかというのが大事ということですね。

今回の記事は以上となります。ここまで読んでくださりありがとうございした。

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