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僕の音楽制作スタイルver2020

沿革と概要

 FLStudioというDAWを、キックバック目的で半ば強引に知人から勧められて購入したのが2010年ごろ? だったかなあ。でも買ったはいいけど何したらいいのか全く皆目見当がつかない状態で、その知人とも不仲になってそのままHDDの片隅で塩漬けになってました。本格的にDTM始めようと思ったのが2015年あたりかな。

 最初は音楽理論もかじり始めたばっかりで、とにかく覚えたことをすぐにアウトプットしてやってみようぜ、の精神で作ってました。数ある音楽ジャンルの中でもHardStyleが好きなので、じゃあそれ目指してやってみようということであれこれ作ってはみたのですが、色々勉強しているうちに今の自分では難解すぎるということで壁にぶちあたってしまいました。

 とりあえず、そのときに作った曲を2つほど。


 その後、厄年を迎えるにあたってちょっと休もうということで、2~3年ほど作曲活動を休止して、ソフトのアップデートこそすれまたFLStudioをほっぽらかしてました。

 その間にキズナアイから始まったVTuberブームが起きて、僕もその中でVTuberにドハマリしました。で、VTuberを題材にした曲を作ろうと思うようになりました。しかしHardStyleはまだちょっと自分には難しすぎると思い、一旦ジャンルにとらわれずに曲を作ることにしようと考えました。しかしVOCALOIDを使った曲は作っていきたいと思っていたので、歌モノでVTuberの曲を作っていこうと。あらかたおもだった活動方針が決まったところで作曲活動を再開した次第です。

 2019年に作ったVTuberのいわゆる「イメージソング」は下のSoundCloudのプレイリストにまとめています。

https://soundcloud.com/kilroyjp/sets/vtuber-fanmade-song-vtuber-by

 今ではVTuberイメージソングのみならず、Twitter上での企画にも参加してオリジナル曲を何曲か作るに至りました。

 最初はMQubeとピアプロ、クレオフーガに投稿していました。

 しかしピアプロはオリジナルのボカロ曲しか投稿できず、しかもTwitterで宣伝するのに不便なところがあり、いまいち使い勝手が悪い点があります。

 その点、MQubeとクレオフーガはSNSでの宣伝に対応してはいましたが、いずれも運営がメンテやアップデートを放棄してしまっているところがあり、将来性が見いだせないところがありました。

 なので、一時期使っていたものの手応えがつかめず一度は投稿を止めていたSoundCloudのアカウントを、今年2020年から有料コースにした上で再び投稿していくことにしました。

 で、今に至ります。

マイルール

 僕が作った曲は「甲」「乙」「丙」「丁」「戊」「己」とカテゴリ分けをして、それぞれに作った曲順に番号を振り分けています。

甲:インスト曲。
乙:歌モノ。ボカロ曲。
丙:コピー曲
丁:アレンジ曲
戊:企画に投稿した曲
己:VTuberイメージソング

 曲の成り立ちによっては番号が重複する場合があります。例えば、

 この「Tigah!」という曲は、最初こそTwitter上の企画「覆面DTMサバイバル」に投稿した曲ですが、企画終了後に手直ししてロングバージョンとして公開した経緯があるので、ボカロ曲を示す「乙」と投稿曲を示す「戊」が併記されています。

 本当のところ、こんな通し番号をつけるのは野暮だとは思うのですが、あくまで僕の音楽制作は自己満足なところがあるので、これはこれでいいかなと。作者の変な趣味程度に捉えてくれたらそれでいいです。

 VTuberイメージソング(「己」)に至っては、まるで対象のVTuberとは関係のない人名や地名を題名に当てています。
 これは、一番最初に作った「歌衣イツミ」のイメージソングを作るにあたって題名をどうしようかと考えたときにふと思いつきで「ヤコブソン」という名前が天啓のように頭に舞い降りてきたのが最初でした(当然、「ヤコブソン」と歌衣イツミには関連性はまったくありません)。
 以来、VTuberのイメージソングには関係のない名前を題名にしようと決心して今に至っています。

曲をジャンルにあてがうのはやめました。

 最初はHardStyleを作ろうとして試行錯誤していましたが、つくづく自分の音楽知識の無さを思い知らされる結果になりました。と同時に、別に曲のジャンルにとらわれなくても、自分がやりたいようにやればいいじゃないかと思うようにもなりました。
 正直ジャンルに沿った曲を作ろうにも、自分にはそれに見合った音楽知識がないので、どうやってもそれにそった曲など作れないと思ったからです。ならば徹底的にジャンルの曲を勉強すればいいのですが、人気のある作者はたいてい小さい頃から音楽なり楽器演奏なり技術や経験を積み重ねて今に至っているわけで、中年過ぎから音楽やりだした僕みたいな人間には到底追いつけるものではありません。それに勉強を続けてそのジャンルが当たるかどうかもわかりません。流行り廃りもあるわけですし。
 勉強して疲弊して、徒労に終わってしまっては趣味としてモチベーションを維持していけません。

 それならば、自分がいいなと思ったものをつなぎ合わせて自分の曲を作っていけばいいじゃないかと思った次第です。

 これはひとりよがりなのかもしれませんが、今までの経験上、そっちのほうが少なくとも自分が楽しくやっていけると思ってとった選択でもあります。どうせ一つのジャンルにしぼったところで爪弾きにされるのが関の山だと思うので。

使っているソフト等

 DAWは先程も述べたとおり、FLStudioを使っています。サービスが続く限りはこのソフトを使っていくつもりです。ネットでノウハウが蓄積されていて、困ったときには調べたら色々出てくるのと、何よりユニークさを気に入っていたりします。他のDAWに乗り換える気はいまのところありません。

 FLStudioつながりで、AKAI FIREなる専用のデバイスも購入しています。まだ使いこなせている域には達していませんが、ドラムやピアノロールの打ち込みには必ずこれを使っています。視覚的にキーが色とりどりにピカピカ光っているのは壮観です。

 まさにこれ↓

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 VOCALOIDでお気に入りは結月ゆかりですね。一番最初に購入したVOCALOIDでもあります。今でこそ初音ミクも持ってはいますが、あんまり高音域出せるボカロに魅力を感じなくて、その点結月ゆかりは中低音域が安定していて好感が持てるのと、普通に喋る「VOICEROID」も並行して発売されているのが魅力です。先述の「TINY PANZER テケ」も、自分なりにその利点を使えてそれなりに満足していたりします。

 シンセソフトはu-heのHIVEを使っています。というか、自分には音作りに関する知識がそれほどないので、正直何使っても一緒な気がするんですよね。NIのMASSIVEとか、SERUMやSYRENTH1、NEXUSなど、HIVEよりもプリセット数や音質のいいシンセはたくさんあるんですが、自分にはHIVEで十分かなと。

 あと、ベース音源としてDonk Bassがお気に入り。「Donk Machine 2」と「EGG」を導入しています。普通にベースとして裏方として使ってもいいし、そのまま表に出してもサマになるし、使い勝手すごくいい。曲調が許す限り、こいつはバンバン使っていきたいですね。

最後に、今後の課題など

 音楽はイージーに始めていいものだし、奥の深さこそあれどんなスタイルも許されるものだと信じています。趣味としてやる以上、人に聞かせるよりまず自分がどれだけ打ち込める曲づくりをしていくかが大切な気がします。
 変に気負いせずに続けていきたいですね。

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