ノーベル賞授賞式の晩餐会...名脇役は?

毎年12月10日に行われるノーベル賞授賞式。
授賞式のあとの晩餐会のテーブルがキラキラして見えるのは、テーブルに着く出席者たちの高揚感もあると思うのですが、名脇役とも言えるテーブルウェアも一役買っているのでは!

晩餐会に使用されているテーブルウェアは...
1726年、スウェーデン王室御用達窯として開窯したロールストランド社の「ノーベル」シリーズです。
私のこの会社のイメージは、とにかくデザインが多様。
スカンジナの陶磁器メーカーの中では、比較的生地が薄いと感じます。

ノーベルシリーズは、リムに色と金が施されたとてもシンプルなデザイン。
こういったデザインは、他のヨーロッパの窯にも見られるのですが、なぜか特別な印象を受けます。

おそらく...温かみのある生地の白さ。リムに施された大胆な色。
ちょっと太めのゴールドのラインが北欧らしさを演出しているからではないかと思っています。

このプレートのリムのカラーにお料理がよく映えて、まさにアートだと毎年感動するのは、私だけでしょうか(笑)
https://www.nobelprize.org/ceremonies/nobel-banquet-menu-2019/


残念なことに料理の腕に自信のない私は、このシリーズを手にしたことがありません(笑)
代わりに、同社で活躍したGunnar Nylund (グンナー・ニールンド)のボールを1つ所有しています。

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磁器の特長とスカンジナビアン・デザインが絶妙に交差していて、でも王室御用達の凛とした雰囲気を感じます。長年見ていますが、飽きたことがありません。

このボールを手にして、晩餐会の卓上に並ぶノーベルのプレートとその上に盛り付けられるお料理を妄想しています(笑)