疲れて、いる。
盆明けて、雨唸る。
ふと、「今日涼しいなぁ。」なんて思って、スマホの天気予報を見ると30℃気温だったり。
いや、30℃が涼しいなんて今までがどれ程の気温だったかが分かる。
人間の慣れ、って怖いなぁと思ってしまう。
東京、熱帯、八月。
仙台の七夕祭りから帰ってきて、暫くはのんべりと路上に出たりして。
そんな中で、座ってて、違和感を感じていた。
何が、というのは最初全然分からなかったのだが、それは自分自身の違和感ではなかった。
道行く人の、顔が、強張っている。
疲れている、苛々している、急いでる。
東京に来て三年、頭ではそんなことは分かってはいたが、こんなにひしひしと感じたのははじめて、だった。
仕事の人、学校の人、それだけじゃない。
家族で旅行の人々、友達同士、恋人同士のお出かけ、なのにすごく険しい顔、無表情でサックサック歩いていく。
あー、ってなっちゃった。
この街は本当に疲れているんだなぁ、って思って。
呼吸がしにくいんだなぁ、って感じて。
多分、仙台の七夕祭りの雰囲気、人、そんな空気に触れて、余計に敏感になっていたのかも知れない。
ポツリ、
ふと、自分の作品に対する向き合い方を考える。
自分が感じてほしい、道行く人に。
明日から、趣味のバイトが始まる。
また、色んなことを感じるんだろうなぁ。
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