見出し画像

頭骨標本の作り方

 とある筋からハクビシンを頂きました。畑の箱罠にかかっていたそうで、止め刺ししたものです。
 久しぶりに材料が入手できたので、早速頭骨標本の製作に取りかかりました。ただ、工作内容が内容なだけに、製作途中の写真は載せませんでした。
(その前に写真を撮ってなかったのですが…)
手順だけ載せておきますが、当方、全くの素人です。ほとんどネットで得た知識を我流で包み込んで製作しております。その辺をご理解の上、手順をご覧ください。
1.首の切断
 慣れないと、一番手こずるかも。
2.毛皮を剥く
 私は解剖実験用のメスで、チョコチョコ剥いでいきます。剥製にするわけではないので、きれいに剥けなくても全然OK です。
3.除肉
 メスや調理用ハサミ等を使って、肉を切り取ります。私はメスで骨に傷がつかないように、チョコチョコ切り取っていきます。この時、『極力肉を切り取った方が後々楽になる』という記事を見かけます。確かにそうなのですが、そんなに神経質になる必要はないです。慣れないメスさばきで怪我する方が怖いので、適当なところで切り上げます。利き手にメス、反対の手には怪我防止の為に、軍手などをはめる事をお勧めします。眼球はこの時切り取っても、そのままでも構わないと思います。
4.煮込み
 鍋などで煮込みます。頭骨の大きさにもよりますが、拳大の大きさのハクビシンで、30~40分でしょうか。何時間も煮込む方もいますが、経験上、煮込み過ぎてもよくない気がします。成獣ならまだしも、成獣の手前だと頭骨の縫合部分がもろくなる気がします。また、イノシンなどの大物だと煮込めば煮込むほどベタベタしてきます。イノシンだけかもしれませんが、ニカワ?みたいなものが頭骨表面に染み出てきて、この後の作業がやりにくかったです。アクが出てきますが、食べる訳ではないので、取り除いても除かなくてもどちらでも構いません。
5.除肉の続き
 ゆで上がった頭骨を鍋にいれたまま放置して、お風呂の温度ぐらいになったら、除肉の続きです。ここからは地道な作業が続きます。ここで一番大切なのは、『飽きたらやめること』。仕事ではないので、疲れたらやめます。

ここまで書いて、疲れたので続きは来月にします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?