野武士との戦い

旗を突き刺した菊千代はなにげなく山をみた。するとそこには馬に乗った野武士の群れが!菊千代の奇声とともに逃げまどう百姓たちだが侍たちの掛け声で冷静さを取り戻す。野武士たちは村に入ろうとするがマドメの柵のため先に進めない。そこで二手に分かれ中に入ろうと試みる。種子島(鉄砲)の数を3つと確認した七郎次は勘兵衛に伝える。勝四郎は伝令役として働く。最初は楽に村をあらせると思っていた野武士たちは五郎兵衛に弓で狙われたり橋を落とされたりで一筋縄ではいかないことを悟る。そこで野武士は離れ屋を焼き払い策を練る。燃える離れ屋をみて菊千代は長老のジサマ、息子夫婦、子供が離れ屋の中の水車小屋に立てこもっていることを知る。助けに向かう菊千代、持ち場を離れるなという勘兵衛。結局ジサマと息子夫婦は殺され小さな赤ん坊たけが助かる。赤ん坊を抱く菊千代がこいつは俺だ!俺もこの通りだったんだ!菊千代は抱いたまま号泣する。

夜になり野武士たちは地道にゲリラ戦を繰り広げるがやはり地の利をいかし百姓たちが優勢に戦いを進める。北の静かな森に野武士たちは集まっていると勘兵衛はいう。あえて勘兵衛は北の森は無防備にしてそこに相手を集めて敵を仕留める。勘兵衛は恐るべき策士だ。その証拠によろいを着せたカカシを森に向けて掲げる。鉄砲の音が響く。勘兵衛の狙い通りである。侍たちにとって種子島が不安だった。そこで久蔵は種子島を奪うために単身北の森に向けて走り出した。心配する勝四郎。明け方になっても久蔵は戻ってこない。みんな諦めかけたその時足音が。久蔵は約束を果たし戻ってきた。勝四郎は久蔵に詰め寄る。久蔵。用があるなら早くいえ。俺は少し眠る。勝四郎めを輝かせて、あなたは素晴らしい人です、前からそれが言いたかったのです!といい仲間のもとへ。久蔵、最初びっくりするも勝四郎がいなくなってから照れて少し笑う。本当にいいシーンだ。

翌朝勘兵衛の槍ふすまの作戦は成果をあげる。北の森から馬で走ってくる野武士を一騎、もしくは2騎村に入れる、そうしたら百姓たちが後続を槍などで立ちはだかりいくてを阻む、村に入った野武士たちはふくろのネズミ、どうにでも料理ができる。この作戦で確実に野武士の数を減らしていき百姓たちにも余裕が出てくる。そんななか菊千代は勝四郎に昨日の久蔵の素晴らしさを話していたが菊千代も油断からか自分も種子島をぶんどってやろうと考える。持ち場は与平にまかせて敵陣に乗り込む。種子島を持っていた野武士を油断しておいて見事種子島を奪い勘兵衛のもとへ。勘兵衛は抜け駆けの功名は手柄にならないと菊千代をしかる。

勘兵衛の嫌な予感は的中する。菊千代の持ち場が手薄になったところをてきは狙ってきた。そのタイミングで北の森には一騎も通せない。相手は馬の先頭に種子島でひるませておいて2騎通してしまう。しかも一騎は弓を持っていた。菊千代のところがほころびしかも2騎、弓もある一気に形勢が逆転した。犠牲者もたくさんでた。ほころびも修正でき2騎もしとめ一安心のところに銃声が響く。勘兵衛と菊千代の顔がアップになる。次の瞬間勘兵衛は五郎兵衛!五郎兵衛!と叫んでいた。五郎兵衛は銃に撃たれなくなったのである。崩れゆく菊千代、戦いは熾烈をきわめていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?