見出し画像

都心よりはちょっと涼しい気がした高尾山

昨日のこと。天気予報を見ると、日曜日(本日)の天気は晴れ、それも猛暑であるらしかった。それでも都民としては出かける用事があったので、ついでにどこか涼しいところに出かけたいと思った。もちろん室内であれば涼しいだろうけど、ここは気温の逓減率というものを信じて少し高地、高尾山にでも登ろうと決意した。

ということで高尾山口駅に降り立った。

上りも下りも、麓と中腹を結ぶリフトかケーブルカーを選んでいくことで、だいぶショートカットした登山ができるようだった。どちらを選んでも料金は同じ、着く場所も大差ないようだったので、上りはなんとなくリフトを選んだ。

上りのリフトを例えるならば、ひたすら登っていくジェットコースターという感じだった。足元にはセーフティーネットとでもいうべき金網がずっとあるので、高所恐怖症気味の自分には有り難かった。しかし傾斜は相当なもので、ネットの隙間から見える高さも相当なものだったので、依然として若干ビクビクしながら登っていた。振り返った景色も良かったが、スマホを落とすのが怖くて、後ろを向いての撮影はできなかった。

奥に見える急傾斜

リフトを降りると登山がスタート。1号路と呼ばれる1番楽な道を選んだこともあり、平坦とは言わないけど、階段が数ヶ所ある以外はかなりなだらかな道を歩いていけば、40分ほどで山頂に到着。適度な感覚で見どころもあり、楽しみながら登ることができた。暑さはあったけど、都心部で感じるような焼けるような暑さとは違って気持ちよく汗を流せたという感じがした。

下りは吊り橋があるという、もう少し森の中を歩く4号路を選択。こちらは吊り橋以外は特に名所めいたものはないけど、自然を存分に味わえるルートだった。

山頂からの眺め。右奥にうっっすら見えるのが富士山らしい

高尾山での登山では自然の開放的なイメージとは逆の感情も同時に感じていた。登山道は限られていたし、山頂は混雑とはいえないまでも、多くの人で賑わっていた。山と観光地がブレンドされたと解釈した方がわかりやすいかもしれない。

そしてわりかしあっさり下りに選んだケーブルカー乗り場にたどり着いた。ケーブルカーとしては日本一の急勾配というとおりの坂を下って、12分かかったリフトの倍の速さ、6分で麓にたどり着いた。上り電車とすれ違ったりトンネルを抜けたりといった部分に注目していたら、周りの景色をあまり見ることができなかった。こちらは怖いということはなく、ケーブルカーならではの見どころもあるが、周りを見渡すならリフトの方がいいのかもしれない。

今度来る時があったら登りはケーブルカー、下りはリフトを試してみてもいいかもしれない。

山から降りてランチで名物というとろろそばを食べた。そばは好きすぎて大体の店で満足できる一方でこの店が最高!と思うこともあまりないので、普通に美味しいという感想になった。

ここまでで汗だくになったので、高尾山口駅のすぐそば、極楽湯の温泉に入ることに。風呂の種類は多いものの湯船はそこまで広くなく、料金も休日1300円と若干高いものの、山から降りてすぐにスッキリできることは何よりもありがたかった。

駅のホームから

そのあとはフラフラと高尾駅前や八王子駅前を回って帰宅。都内なので移動時間はあまりかからず、快適に自然が味わえた。ケーブルカーで登ってすぐのところにビアガーデンがオープンしたりするのでそれ目当てで行ってもいいかも。それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?