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読んだ本のサマリー

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宇都宮大学 地域創生科学研究科 博士課程後期の研究の中で,ゼミや個人的に読んだ本の備忘録 社会学や社会人大学院などに興味を持つ方にお勧めかもしれません.
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#社会の仕組みが変わる

社会のあり方で、問題はつくられている?

当事者主権 岩波新書 中西正明 上野千鶴子 著 序章 4 当事者になる、ということ サマリー ↓ここから 当事者=「ニーズを持った人々」と定義 ≠「問題をかかえた人々」 →何が「問題」になるかは、社会のあり方によって変わるからである。 問題は「ある」→「つくられる」 「問題をかかえた」人々→「問題をかかえさせられた」 人々 車椅子の人がハンディを感じずにすむような都市 社会の設計をユニバーサル・デザインでおこなえば、 多くの「障害」を「障害」でなくすることは可能である

社会の仕組みもアップデートが必要

当事者主権 岩波新書 中西正明 上野千鶴子 著 序章 サマリー ↓ここから 5  当事者運動の合流 全国各地でばらばらに動いてきた当事者運動が、ようやくひとつの流れを作ってきていると思えるからだ。 自己決定権をとりもどそう、という動きが、あらゆる分野で起きてきている。これを「当事者の時代」と呼ぼう。さまざまな分野で社会的な弱者や少数者と呼ばれる人々が、「当事者」の名のもとに、同じような動きを見せ始めたのである。 お互いの経験を参照しながら、これまでばらばらに育ってきた当事