梅棒16th show down『曇天ガエシ』ヌューダの事を思う話

■ヌューダの育ち方についての与太話

あの女王に、あんなに甘やかされた箱入り王子が、よくあんな真っ直ぐでかわいい子に育ちましたねと。との疑問。

スピカが教育係とあるがスピカは新人。教育係についたのは最近だと想像出来る。長くても1年は経ってないだろう。だとすると幼い頃から誰が王子のお世話をしてきたのか…。

………デカドミン?
デカドミンじゃない?ワワンダは正直厳し過ぎてヌューダ泣いちゃいそうだし、部隊長であるピカローナがお世話係とか考えにくいし、いや、あくまで登場人物内だったらに限定した話だけど、真面目で一生懸命な大型ドジっ子デカドミンだったらひねくれずに育ってくれそう。謝ってばっかなとこも見てそうだし。頭下げる事に抵抗無くなりそう。あとデカドミンが小さいヌューダを抱っこしたり肩車したりする想像がとてま微笑ましくて、そうであれ!っていう願望もある。厳しくあろうとするけど王子が泣きそうになるとあたふたしちゃうとかめっちゃ萌える。まぁそれで言うとワワンダがヌューダ相手にニコォってなってても大変萌えるんですがね!

ただ、そんだけ仲良くなってたらヌューダとデカドミン間で何かの描写があって然るべきかなとも思うのでやっぱり妄想の域を出ない。

あともしピカローナがお世話係だったら2人でDBDして部屋から出てこねぇわとか思った(真理)

■M13 ゴゴクリが好きだという話とヌューダを思う話

メツが持ってた新しいパーカーを、「お、新しい服じゃん!」と手に取り(取れてない)羽織って(羽織ってない)「んー、パーカーも良いねぇ」と満足げな表情した瞬間にハッと気付く「着てない!」(着てない)っていう、この一連のゴゴクリが好き過ぎるんだが同じ人いる?いちいち楽し過ぎる。あー好き過ぎる。

からの、つるとしょ手押し相撲対決。何事かと。どんな大サービスかと。小一時間問い詰めたい。つるさんの正面向いてキラーンとした笑顔も、としょさんの体勢持ち直したあとのフーッあぶね…って顔も、どちらも震えるほど好き。

しかしただのつるとしょサービスだとも思ってなくて(思ってたけど)、あのパーカーはメツがヌューダにって入手してきたのはマサゴのみんなわかってるんよ。M7でヌューダがつい「これ格好いいね」と言った、メツのと似たカラフルなパーカー。でもゴゴクリはパーカーを巡ってヌューダと勝負する。ブレッドールも、負けるんじゃないよ!と気合を入れる。仮にあの手押し相撲でヌューダが負けてもきっとまた何かで勝負する。ヌューダがマサゴに仲間入り出来る力があるかを示す事が出来るまで。ただパーカーをプレゼントしてマサゴの仲間入りだと意味がない。たぶん、ヌューダが自分で勝ち取る事が大事。自分の力で手に入れたから認められる、仲間入りの証。揃いの衣装の贈呈は、梅棒の王道。だからM12でメツがヌューダと再会した時、すぐに渡さなかったんだなぁと思う。

ゴゴクリに勝って、パーカーを手に入れたヌューダ。マサゴの仲間たちと街へ出てはしゃぎまわって、貧しい人々に黄金を配って感謝されることを知って、何を思っただろう。私はとにかく「幸せと思える貴重な時間を」の歌詞を背負って、とびっきりの笑顔でメツに向かって走るヌューダを見る度に込み上げてくるものがあって。過保護な女王のもとでハサミひとつ触ることは許されなくて、遊び相手は従者で、友達はもちろんいなくて、15年。母の愛は分かっていたけど、彼はきっとずっと寂しかったんじゃないか。
M5のマチャナ女王が『寂しかったの?』と様子を窺っている。M13にも『晴れた町に、晴れた笑顔。独りじゃないと否定出来るように明日も唄うんだ』という歌詞がある。殆ど独りで過ごした15年を巻き返すように、メツと、トリプトンと、ナチャと、ゴゴクリと、誰にも咎められないで自由に走り回れる、独りじゃない世界が、ヌューダにとってどれだけ楽しくて輝いた日々だったことか、『忘れたくないなぁ』だったことか。ヌューダのはじける様な笑顔を思い返しては仕事中に鼻を啜ったりしていた。

怖いのは、観劇から日が経っていると歌詞を見ながら公演内容を捻じ曲げてしまうことがあるので、本当にこんな内容だったがもはや自信がないという事。手押し相撲、M13よね?(←そこから?)あー早く新国立で観たい!


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