梅棒【LOVE ME DO!!】M⑱

自分的メモ感想。ネタバレしかない。
太字があらすじ、細字が心の声。

M18「灰色と青 ( + 菅田将暉 )」 作詞曲:米津玄氏

丈とメデルとマリ、とぅんくとマリアンナ、前身頃と後身頃。それぞれがそれぞれに「こんな筈じゃなかった…」とか「どうしてこうなったかな…」と過去を振り返り苦悩する曲。

オタクたちの覚醒に巻き込まれボロボロで階段に倒れこんでいる前身頃と、未だずっきゅんずっきゅんし続けている後身頃。アルカパーカー達が迎えに来てアジト(?)に帰っていく。集団の後方を歩く丈。足取りが止まり、階段に座り込む。
前の曲の終わりで眼鏡をズラすとこが丸見えなのかわいい。

レッスン帰りのマリが通りかかり、丈に近づき話しかける。顔を逸らす丈。それでも腕をつかみ何かを訴えるマリ。集団について来ない丈を呼びに来た裄村がそれを目撃する。そっと二人に気付かれぬようにスマホのシャッターを押し立ち去る。
いつも、マリと丈が二人で話をするチャンスだと思うんだけど、シャッターを押す裄村にドキッとする。良くないことが起きる。

マリの腕を強く振り払う丈。ショックを受け力無く立ち去るマリ。マリとすれ違いでメデルがやって来る。落ち込んだ様子のマリに言葉をかけられず見送った後、少し怯えたように丈の方を見て目を合わせずに足早に去って行く。
このとき3人で話し合って、全部解決してしまえばいいのにといつも願う。そうはならない事もわかっているのだけど。

思わず傷つけてしまったマリ、目すら合わせようとしないメデル、かつての親友二人の去ってしまった後を呆然と見つめる。
丈の心情を思うと辛過ぎて。

マリがお揃いでくれたリサのタオル。3人で振りながら応援したりオタ芸したり、いつも一緒にいてただただ楽しかったあの頃。どうしてこうなったかな…。どうして自分一人こうなってしまったかな…。
こんなに幸せな時があった3人なのに、どうしてこんな風になってしまったのか。3人とも決して望んでいないはずなのに。押田君の体の使い方が上手だなと思うダンス。追いきれず引き戻され自問自答の渦の中へ闇の中へ。

ふらつきながら裾へ消えていく。
つらい。

入れ違いで、酒瓶を手に同じようにふらついた足取りのとぅんくが現れる。
酒に溺れるとぅんく。街角の階段に座り込む。
とぅんくさんキタ。

あの子達はどうしてるかな、忘れたことなんて1度も無かった。フードを外し、ふらふらとマリアンナ達の所へ。
「心から震えた瞬間に もう一度出会えたらいいと強く思う」の歌詞、マリアンナを思うとぅんくさんにぴったりだなと。忘れた事なんて無いよね。あんなに本気出して見つけた3人なんだから。自分でフードを外す行為はとても大事な事のような気がする。一瞬でも以前のとぅんくさんに戻ったみたいな。

マリアンナ達の所へ突然現れたとぅんく、瞬時にアンナがブチ切れ突き飛ばす。少しよろけた後、アンナの両肩をニヤニヤと掴み押し返す。すかさずマリとリアがアンナを庇い、その3人ととぅんくの間にレイナ様が割って入る。
仮に、このときマリアンナ達がとぅんくさんを歓迎していたら…戻れたかもしれない最後のチャンスだったのかもしれないなとか…とぅんくさんに幸せになって欲しいので考えてしまう。でも自分たちを見捨てたプロデューサーが酔っぱらってヘラヘラ現れたら普通ブチギレるよねー!!なんかやらしいし!アンナちゃん逃げて!このクズー!クズ最高…( ;∀;)でも酔わないと来れなかったんだろうなぁとか…。酔って無くてもキレられてそうだけど。そうか…プロデューサー復帰ルートなんてそもそも無かったんや…。

俺たち一緒にやらないか、上手くいくよ。と、酔っ払いふらついた手付きでヘラヘラと提案するとぅんく。平手打ちするレイナ様。そのまま振り返り立ち去っていく。頬を張られ立ち尽くすとぅんく。
そんな風な事を言っているような気がする!いやぁクズ。ビンタされて当然よ!馬鹿な事言わないで!

思い出す。オーディション後からファーストライブまでの、マリアンナ達とともに過ごした時間…。彼女達となら成し遂げられると…今も思う…今も…。
はぁぁマリアンナかわいいぃぃぃ。あとその振り付けなにー!?wめっちゃ楽しそうやん!オーディション時のとぅんくさんのマネとかかしら?とぅんくさん直伝の振り付けかな?何にせよみんなかわいい…とぅんくさん楽しそう…足の匂いに耐えられればマリアンナとWIC目指してたはずなのに…。そもそも攫われたとぅんくさんは被害者なのだが…。

茫然としたままのとぅんくのもとに、襟奈っちと衽沢が探しにくる。とぅんくを見つけ嬉しそうに腕を掴む襟奈っち。酒瓶を拾い肩を支えてくる衽沢。好意的に接してくる二人を見て、強く頷くとぅんく。
二人がとぅんくの肩を支えながら三人上手に消えていく。
あぁとぅんくさんが決意してしまった…。出会いがどうであれ、こんな好意的に求められたら力になろうと思ってしまうだろうなぁ。もうここからは脅しとか関係ない。自分の居場所はここだと自ら決めた。

誰もいない早朝、マリアンナ達の事務所に忍び込む前身頃と後身頃。あったあったとマリの衣装を手に取る前身頃。考え込んだ顔の後身頃、やっぱりやめようと衣装を取りあげラックに戻す。(だってこの衣装は、あの子が…。)
もうつらい。

何すんだと再び衣装を取る前身頃。戻そうとする後身頃。衣装の取り合いになり勢い余って前身頃を突き飛ばしてしまう。カッとなって後身頃をぶん殴る前身頃。後ろの柱に頭を打ちフラつき倒れこむ後身頃。(あ、…。)そんなに強くやり返すつもりは無かった。動揺し堪らず衣装を持ったまま走り去る前身頃。立ち上がるもフラついて追えない後身頃。
上手下段に走ってきて立ち止まる前身頃。
やだつらい。二人ずっと小さな悪事働いてタピタピしてて欲しい。
ジュニアの命令を遂行しようとする前身頃に、止めようとする後身頃。きっと今までこんなこと無かったんだろうな。前身頃の、だってあいつが…と言い聞かせてる感がすごい。そして後悔。後身頃は後身頃で、前身頃が苦しいことをわかっているけどどうしたら良いのかわからない。追えない。

スクリーンに映るのはいつかの二人の笑い合う姿。二人でいれば何でも楽しかった。タピオカ飲んだり、流行りを追いかけたり…。特別な事が何もなくても、二人でいればそれだけで…良かったハズなのに…
はあぁぁタピタピしてるのかわいい。めっちゃ楽しそう。あとその串のやつ何??絶対タピオカと食べ合わせ悪いでしょ?流行りものなら何だっていいの?いいんだろうなぁ…あぁかわいいぃぃぃ。(後にソトックという食べ物を知りました)


互いに大事に思っているのに、傷つけたいなんて微塵にも思っていないのに、どうしてこんな風になってしまったのか、もうあの頃のような二人には戻れないのか…どうしたら良いのか…悩んで悩んで…。
離れた位置で同じく踊る二人。答えの出ないまま消えていく。
つらいけどめっちゃ好きここのダンス。つらすぎて好き。


再び左右端から現れるメデルと丈。センターでゆっくりとすれ違いながら回り込み、互いに逆の袖へ消えていく。
うまく話し合えない2人だけど、「朝日が昇る前の欠けた月」が例えばマリの事だとして(アイドルは月だ理論)、「君もどこかで見ているかな」と丈がメデルに、メデルが丈に、白んだ空を見上げて思っている。とかだと良いなという勝手な希望。始まりは青い色。青春時代。このシーンではまだ早いかなという気もするけど。歌詞を深読みして強引にこじつけるタイプのオタク。

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