梅棒 14th WONDER『おどんろ』20【M15】

警察をおちょくって帰ってきた妖太郎。
肩のファービーにポケットから餌のようなものを取り出して与える。
よーしよしと頭を撫でて、瀬賀と同様に門を開ける。

大きな寸胴鍋を抱えた那夢子が横切り、びっくりする妖太郎。
妖太郎の帰宅に気付いた那夢子。
急ブレーキで足を止め、あ、お帰り!今日はカレーだよ!とキッチンへ。

目を丸くした妖太郎がキッチンへ向かうと
みんなが那夢子のカレー作りを手伝っている。

炊飯器を片手にコンセントを探すエリー、
お水の用意をするたぴりす、
お皿を運ぶ傘児童、
人参を刻む二千GENJI、
作業台を押してくるBENZO、
鶏を絞めて鍋に入れる瀬賀。

完成したカレーをお皿によそう那夢子。
みんな嬉しそうに一皿ずつ手に取るが、
妖太郎はカレーを手に取ろうとはしない。
那夢子が両手を広げて、さぁ、召し上がれ!とすると、
妖太郎以外の全員が一斉に、いただきまーす!と笑顔でカレーを食べる。

ドォォォオオオオン!

辛い!信じられないくらい辛い!
全員、あまりの辛さに口から火を噴く。

白目向いた固まってしまったり、泣きそうになってたり、
萬代すらも辛さのあまり舌を出して飛び跳ねている。

みんながヒーヒー言っているのを余所目に、
何やってんだ…と呆れ顔の妖太郎。
水でも飲もうとピッチャーを手に取りグラスに水を注ぐ。
周囲の皆の目が一点に集中。

水……!(ΦωΦ)キラーン

え…?何…?
殺気立った皆の視線にたじろぐ妖太郎、
妖太郎の持つ水めがけて皆が次々と飛び掛かる。

いや、危ない!こぼすから!おい!
ひょい、ひょいと、突撃してくる皆を躱す妖太郎。
何なんだよ…と動きが止まった隙に
傘児童が妖太郎のグラスを取ってグビグビグビ…ぷはー。
そのままもう一杯、妖太郎が水を注いでやり、
また飲み干すと、
やっと辛さが落ち着いたのか笑顔になる。

辛さに我慢できなくなった萬代、
妖太郎のピッチャーを奪い、
直接口に水を流し込む。
ピッチャーを持った萬代に皆のターゲットが変わり、
奥へ逃げる萬代。追いかけて行く皆。

2人残された妖太郎と那夢子。

お前、何作ったんだよ…wとからかわれるが、
那夢子は全然平気で、むしろ美味しいようで、首をかしげている。

妖太郎にもカレーを勧めるが、手をヒラヒラと振り、取り合わない妖太郎。
辛さ以前に、人間の作ったものなんか食べてられるか…という感じで寺の奥へ入っていく。

門の外。端の方で倒れているエリゴルゴンが目を覚ます。
(カレー辛すぎてここまで吹っ飛んでた??)
起き上がりお尻のほうに手をやると、
ついているハズの尻尾が無い事に気付く。

慌てて辺りを探すが、無い!無い!どこにも無い!
どこかに置いてきた!?と青ざめ尻尾を探しにいくエリー。

反対側から双眼鏡を構えたチュン刑事が現れる。
もう片方の手には大きなアンパン。
どうやらずっと張り込みをしていた様子。
寺から出かけて行くエリーを見て、
何かあったか…?と尾行を始める。

自宅へ帰る萬代と、一緒についてくる傘児童。
途中雨が降り出すが、傘がない萬代は
仕方なく鞄を頭に乗せて進もうとする。

それを見た傘児童が背中に背負っていた傘を広げて、
萬代を入れようとする。一瞬、傘児童を見る萬代、
そのまま何も言わず傘に入り傘児童と一緒に歩く。
傘を受け入れてもらえた傘児童。
嬉しそうに萬代の腕を掴んで歩いていく。

ようやくアパートに到着。
しかし傘児童は階段の下で立ち止まる。
自分のいる場所はここ、と知っているかのよう。

そんな傘児童を階段上から見つめる萬代。
「…入っていいよ」と傘児童に声をかける。

ぱぁっと笑顔になり階段を駆け上がる傘児童。
手に持っていた自分の傘を放り投げ、嬉しそうに萬代の隣に座る。

鞄を下ろし、ゲームを始める萬代。
隣で見ている傘児童。
段々と船を漕ぎ始め、すっかり寝入ってしまう。

傘児童が眠ってしまった事に気付いた萬代。
クッションの上にそっと体を寝かせる。

寝た…のか。
少し見つめた後、傘児童の放り投げた傘を拾い、畳んで外の手すりにかける。
傘児童に毛布をかけて、暗転。

M16へ


--------
……待って、ファービー自我あんの?w
餌あげて可愛がってる妖太郎可愛いんだが、
ファービー自我あんの?(2度目)
----------
初っ端の那夢子の『寸胴抱え急ブレーキ』が毎度完璧すぎて好き。
身体の角度、足を上げる角度、慣性で寸胴がゆらぁっとする動き。
二次元だよあんなもん(褒)
----------
M14から那夢子がカレーの材料買ってきたのをみて
萬代に、「おい今晩カレーだぞ、食べてけよ。」(妄想)
ってテンション上がってた瀬賀の思考が(じゃあ俺、鶏しーめよ!)なの
何回見ても狂ってて好き。即殺生するじゃん笑
絞めたての鶏まるごと入れちゃうのも雑で好き笑
----------
カレー食べる時、
自分の分あるのにエリーのカレーにちょっかい出すBENZOさん好き。
お水くれない妖太郎に激おこでマントぺしっ!ってするたぴりすも好き。
妖太郎の「何なんだよ…?」みたいな顔も好き。
----------
萬代と傘児童のエモがすごくて召される…('Д')
傘児童の嬉しそうな顔…上手すぎるなーすいーつ君。
傘放り投げるところも、幼児感すごい。
考え尽くされた何も考えてなさが恐怖。すいーつ、恐ろしい子…!(褒)
--------
虹をかけようと必死な那夢子だけど、
「カレーが辛すぎる」ことで、失敗。とんだ雨模様かと思いきや
雨が草木を育てるように、那夢子と妖怪たちの間にも情のようなものが育っていく、その途中の曲なんだなと感じた。妖太郎は手強そうだけど。
--------
萬代と傘児童の間にも、んー、どちらかといえば萬代に、か。
傘児童に対する特別な情が湧き…始めた、くらいなのかな。
傘児童が懐きまくった成果(?)が雨降りっぱなしだった萬代の心に
小さい花を咲かせたんかなって、
公演終わって曲聞きまくってたらそう思うようになった。
次の雨の日には、自分が傘を持って傘児童をいれてあげようか、とか萬代は考えてたりしたのかなって妄想すると泣けること請け合い。(泣いた)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?