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ヘブンバーンズレッド 構築考察

どうも、お久しぶりです。MilkTeaです。

2022年1月にサービス開始したマスターデュエルをキッカケに10年ぶりに遊戯王に復帰し、環境に存在する膨大なカードプールの把握、各デッキに対する対処方法など、最前線の環境について行くためにガッツリとのめり込んだ影響で、丸1年ヴァイスシュヴァルツから離れていました…笑

現代の遊戯王にも慣れて一段落したので、2023年からまたヴァイスシュヴァルツも頑張ろうかなと触り始めました。

知らぬ間にD-CIDEという最強タイトルが生まれと聞き、復帰した現在では既に規制を受け、全盛期を知らずに終わってしまったくらいには浦島太郎状態です。

現環境の中心にいるSAOとオーバーロード、その他使用者の多い各タイトルの主要カードを1ヶ月間ショップ大会に出続けることで学び、そろそろ新規タイトルを自分で買って組んでみようかなと思ったタイミングで発売されたのがヘブンバーンズレッドでした。

というわけで、今回は2023年2月10日に発売したヘブンバーンズレッド(以下 ヘブバン)の考察記事です。

少し前置きが長くなりましたが、興味があればぜひお付き合いください。

※プール内のカードテキストは把握しているものとして記事にしています。分からないカードがある場合はカードテキストをご確認ください。
また、テキストの説明で互換名を一部使用する場合があります。

・最初に

ヘブバンについて、全体的にカードが弱く、環境の第一線で戦うには非常に苦しいカードプールだな。と感じたのが第一印象です。

光景互換、防御札が無い
→相手目線で非常に楽になる

汎用性の高いカードの色がバラけている
→構築段階でストレスを抱えることになる

CX連動が全体的に残念
→他タイトルと比べてカードパワー不足

などなど…。

特に現環境TOPの対SAOが絶望的で、光景互換が存在しないため、ストックを積まれて強い山札を形成されてしまうと圧倒的に不利となります。

そんな第一印象からスタートしたヘブバンですが、デッキの主軸となり得るカードもあったので紹介します。

ヘブバンのプール内で一番評価が高く、このタイトルを使用する理由(差別化ポイント)にもなると思ったのが「ドロレスの魅惑 菅原 千恵」でした。

レベル2から相手ターン12500大活躍として場に出すことができ、対策カード(バウンスなど)や瞬間火力が出るカードを採用していない相手に対して、お手軽盤面制圧が可能になります。

また、レベル3キャラの早出しを主軸としたタイトル相手に相性がよく、このカードを先に出して早出しメタ助太刀「紅蓮月華のKillrazor 朝倉 可憐」を構えることで、早出しによる展開を牽制することができます。

このカードを活かす上で下記2点を重視し、デッキ構築を行っています。

①持続性
簡単に盤面の主導権を渡さないためにも、大活躍を毎ターン継続して出し続けることが必要。

②サポート
大活躍のパワーが12500では簡単に踏まれてしまうため、助太刀を持っておく、応援キャラなどでパワーの底上げするなど、何かしらのサポートは必要。

CX2枚以下早出しヒールに手札を整えるテキストも追加され、中盤から終盤にかけて非常に強力な1枚です。

手札のこのカード1枚から、控えの同名カードを回収することで簡単に多面展開(ヒール)することができ、レベル2でこのカードを多面展開して3〜4点一気にヒールして有利に立つプランをよく取ります。


ヘブバンのプール内で強いなと感じたカードをピックアップしましたが、この2種以外はあまり強いと感じられるカードはなく、他タイトルでよく見る互換、または新規性はあるものの使いづらいテキストばかりでした。

そのため、この2種類を活かす形で構築を組むことにしました。

・CX連動(CXコンボ)の評価

"大活躍を使いたい" までが決まったので、次はクライマックスの選択です。

悲しくなるくらい弱いカードも多いので、採用を検討したカードだけピックアップします。

●レベル0〜1

「エボリューションな感受性 丸山 奏多」
対応CXは電源
評価:○

パワー下げていいからテキストもう一つ付けてくれ。っていうのが最初の感想です。
テキストを考えるのが面倒くさかったんですかね。

このカードすら採用検討ラインに入るのが悲しくなります。

8電源で運用するのであれば、安定したアドバンテージ獲得手段になるのでありかと思います。

「Ebon Knight 山脇・ボン・イヴァール」
対応CXはチョイス
評価:◎

テキスト、CXトリガーともに使いやすく、一番無難な選択肢です。

このカードに1周目の山札ケアを一任することで、山札を削るカード(フカ次郎互換など)を削減することもでき、デッキの枠に余裕ができます。

しかし、ルックテキストの宿命ではありますが安定感が欠けます。

欲しいカードにアクセスしやすくするには、主軸の採用枚数を増やすしかありません。

また、1周目で山削りを活かした強いゲーム/削りたくない場面で使わざるを得なかった弱いゲームのムラが激しい、2周目の山札で使いづらいなど、どうしても悪い部分も目立つテキストで一長一短です。

「Ally 白河 ユイナ」
対応CXは風
評価:△

テキストは非常に強いです。

対応CXが"風"ということを除けば採用したかったのですが、現環境で風トリガーが活躍するような場面は極めて少なく、CXトリガー時の弱さが際立つため採用は難しいでしょう。

8風構築にすることで若干の恩恵は受けられますが、CXトリガー時の弱さを我慢できるほどのリターンは無いと考えています。

環境が一変し、8電源が使用率の多数を占めるような環境であれば一考の余地ありです。

「Brand New Mind 大島 二以奈」
対応CXは宝
評価:△

他タイトルにもよくある特定イベントをサーチor回収できるテキストなのですが、そのサーチor回収先の特定イベント「家族を想う絵馬」が大問題です。

最後の2行、「"相手は"それらのキャラを1枚選び、控え室に置き、残りのカードをあなたの手札に加え」

なんで相手が選ぶんだ…。

相手が正常な考えをしているプレイヤーであれば、基本的に与えたくないカードを永遠と押し付けられますし、手札事情によって与えたくないカードは変動するため謎の択ゲーが発生します。

「疾走エクスタシー 大島 六宇亜」がいると、1ターンに1回だけコスト踏み倒しと1500カウンターになるため、大活躍を活かす上で、カウンターの役割を持ちつつ、山札を2枚圧縮してキャンセル率を少しでも高める事ができるのは非常に理に適っているのですが、惜しいカードです。

「Serious or Stupid 東城 つかさ」
対応は電源
評価:○

対応が電源なので1面決まるだけでアドバンテージを得られ、電源で出すに相応しい応援(2/2 1500応援など)も存在します。

このカード単体で見ると、"いつまで大昔に出た互換を刷り続けてるんだ"ってツッコみたくなりますが、後に出す大活躍のサポートにもなる応援キャラを出せるので悪くない選択肢かなと思います。

また、電源CXはソウルが上昇しないのも都合がよく、先にレベル2に上がり、先に大活躍を展開してボードの主導権を取るコンセプトにも合っています。

「星の継承者 キャロル・リーパー」
対応CXは門
評価:○

2周目以降の山札でも、大活躍で相手の盤面がガラ空きになった後にCX連動を使用して後続サーチ+山札の圧縮に貢献できるため、大活躍と相性は良いかな?と思い検討しました。

ただし、色発生が非常にストレスになります。

青に汎用性の高いカードが少なく色発生がしづらい、レベル2で黄の大活躍と赤の早出しヒールを使用する都合上、レベル1で青発生をしてしまうと色の噛み合いが非常に悪くなってしまいます。

●レベル2〜3

「此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見」
「真宵晴るれば、一閃心静 月城 最中」
対応CXは風
評価:△

レベル3のテキストは特に豪快でヘブバンの目玉の1つになっている感がありますが、使い勝手の悪さ/安定感の無さ/トリガーの弱さが極端に目立ちます。

まずレベル2のキャラを活かそうとすると、大活躍に対して相手が対策がなく盤面がガラ空きになり、更に対応CXとキャラを持ち合わせていることが前提で、ここまで決まってようやく決まります。

これをもう1ターン持続しようとすると、追加の大活躍と対応CXが必要。

もちろん大活躍のサポートも必要。
(助太刀や応援など)

大活躍が突破されてダイレクト面が無い状況になると、風トリガーお祈りになりゲームが崩壊する最悪の展開になる。

などなど、あまりにも要求値が高いため、ロマン砲レベルに留まるかなと感じて構築段階で諦めました。

「夜空のShining Star 豊後 弥生」
対応CXはチョイス
評価:◎

テキスト、CXトリガーともに使いやすく、一番無難な選択肢です。 

レベル1のチョイス連動と合わせて8チョイス構築から始めた人も多いのではないでしょうか?

決して強くはないカードですが、他のカードが酷いので評価◎になっています。

3-0からの詰めを考えると4点3点4点3点と丁度7点を作れて綺麗な詰めに感じますが、与える打点が大きいのでお祈りが必要です。

「果てなき慈愛の守護者 大島 一千子」
対応CXは宝
評価:△

コストは重たいもののソウルマイナス2とチャブル付与は噛み合っていて良いのですが、大活躍で相手のボードをガラ空きにしている想定にも関わらずモカ互換テキストはミスマッチに感じます。

このカードを使用するのであれば、大活躍を主軸とせずに共鳴テキストを持ったカードを多数採用し、8宝にして緑をメインとした専用構築の方が輝くかと思います。

「黎明のエモーショナル・ソウル 茅森 月歌」
対応CXは扉
評価:○

評価○にしていますが、他のカードがあまりにも酷いので○になっているだけです。

バーンテキストのコスト"2コスト+手札2枚+加速で1クロック"に見合うテキストをしていません。

なんで"加速"の査定ってこんなに弱いんですかね?
"経験"の査定はメチャクチャ強いのに。

詰めに行くと手札もストックも無くなり、加速でダメージも受けるため強制的にラストターンになります。

何度か使って試してみましたが、あまりにも弱さが目立ったため即解雇しました。

2016年末に出たチノココが2コスト手札2枚で1点バーンを2回+パワー6000パンプ。

2023年に出たこのカードは2コスト手札2枚1クロックで1点バーン+2点バーン+パワー2000パンプ。

悲しくなりますね。

「ロイヤルバトラー 柳 美音」
対応CXは電源
評価:◎

レベル2から大活躍をパワームキムキにしてボードアドバンテージに特化する事ができます。

私が試したときは扉電源で運用して試しましたが、パワー+1500により大活躍の制圧力がパワーアップし、デッキコンセプトにあっていて良かったです。

扉や枝トリガーと比較すると大活躍を毎ターン出し続ける"持続性"の点で劣りますが、大活躍が突破された場合でも他の高パワーキャラが残る状況を作れる可能性が高いため、相手は盤面を諦めざるを得ない状況に追い込むことができます。

防御札があればより輝いていたんですけどね…。


検討したクライマックス連動は以上です。

他タイトルでは検討対象にも入らないようなカードが、採用圏内に入ってしまうレベルにあるのが悲しくなります。

"明らかに強いカード"といったレベルのものはなかったので、結局は手当たり次第色々と試しました。

・構築の検討

弱いタイトルお馴染みの、とりあえず全部考えて試すを実践しました。

試した順で紹介していきます。

各クライマックス連動の強さを確認するのが主な目的のため、CX配分は4:4とし、採用カードも強弱判断のため色々と試している仮構築です。

●8枝

プールを見て初日に組んだ構築です。
デッキ全体の強さ、CX連動ともに可もなく不可もなく無難な選択肢といった感想。

大活躍は主軸に据えても良い強さだと判断できました。

●扉電源

枠の確保が難しかったため、一旦早出しヒールを不採用として試してみました。

電源で出せるレベル応援と全体+1500は大活躍のパワー底上げに貢献し、相手に与える圧力が相当上がったので良い感触でした。

その反面、扉は強いと思える部分が全くなく、支払うコストに見合ってない詰め性能だったため即解雇としました。

●枝風

この世の終わりのような弱さでした。

風トリガーが捲れるたびに、本来得られているはずのアドバンテージを捨てているなと感じ諦めました。

8風構築にすると、レベル1の連動がそこそこ強かったり、風CX限定の5枚集中があったりメリットもあるのですが、そのメリットよりも遥かに風トリガーの弱さがストレスになりそうです。

8電源構築が流行るような風トリガーが活躍できる環境ならワンチャン…。

●門枝

構築だけ組みましたが、回すことなく終了しました。

レベル1で青、レベル2で赤黄の色要求が構築段階で課題になり、解決手段がないため諦めました。

SAO対面で最速アリス3面で門連動が機能停止するのも理由です。


他にも、載せる価値の無い構築をいくつか試し微調整を行ったのですが、結局1番最初に組んだ8枝が安定性も動きも良かったなと感じたため、8枝構成で構築を煮詰めることにしました。

レベル3の電源連動の使い勝手が良かったので、電源を活用した組み合わせも考えたのですが、事故時の山札ケアを考えるとどうしても構築枠に余裕がなく、50枚にまとめきることが難しかったため断念しました。

・最終構築

クライマックス構成を8枝に決めてからも構築の微調整は続き、様々なカードを試した結果が現状の構築です。

中々試せる機会(CSなど)が無いのも事実ですが、相性的に不利なSAOが大量にいる現環境では大会に持ち込むにも勇気と覚悟が必要です…笑

光景互換があればSAOに不利とはならなかったんですけどね…。残念です。

一部カードの採用理由について、解説します。

●採用/不採用理由について

「嗟歎のスリーパー 東城 つかさ」

デッキを組んだ当初は不採用だったのですが、途中で必要性を感じ採用しました。

最序盤以外は全く役割の無いレベル0アタッカーですが、全体的にカードパワーが低いプールなので、レベル0で少しでもアドバンテージを稼げるカードが必要と判断して採用しました。

先行でこのカードを出すことができれば、現環境では高確率で倒されずに帰ってくることが期待でき、アタック数(ストック)+1を稼いでくれるだけでも大きな仕事です。

「勝利への鍵 大島 五十鈴」
「Impact Stream 逢川 めぐみ」

序盤の安定感の底上げと、メインフェイズに自傷ダメージを受けることのできるカードです。

相手によっては、レベル2に先上がりして大活躍を先に出したい時があり、そういった場面で1-4や1-5からクロック2ドローと合わせてレベル2に無理矢理上げることができるため、大活躍を活かすために非常に重要な役割を持ちます。

自傷カード2種の中ではオカ研互換である「勝利への鍵 大島 五十鈴」に軍配を上げています。理由は以下の通りです。

まず「Impact Stream 逢川 めぐみ」のメリットは、コストが"控えからクロック"であることを活かして色発生の補助、コストクロックでCXを失うことがない、サーチ対象に制限がない(レベル2以上もサーチ可能)、そのまま6000アタッカーとして活用などがあります。

対して「勝利への鍵 大島 五十鈴」のメリットは、レベル0から使用できる(レベル1へも自傷で上がれる)、ドキテマ互換で確定サルベージが可能、もう一つのテキスト"5ルック"が強力な場面がある、などです。

最初見たときは使うことのないオマケくらいに考えていた5ルックテキストが非常に重要で、例えばダメージ1-5で残山札が6枚の場合。
5ルックテキストを使用することで1-6でリフレッシュし、強い山札を形成しながらリフレッシュダメージでレベル2に上がることができます。

ここに集中やフカ次郎互換などを組み合わせることで、山札枚数が10枚前後でも掘り切ることができ、最低限のデッキ圧縮を行いつつ、レベル2に先上がりして大活躍を展開することが可能になります。

「終末ロリータ白書 菅原 千恵」
「星の海、たゆたうフォーチュンテラー 桜庭 星羅」

ドキテマ互換、フカ次郎互換です。
手札、山札の事故ケアに採用しています。

1周目の手札/山札に関してはCX連動(3ルック×2回)を2~3面決めることで一気に整えられるため一任していますが、2周目以降はCX連動が決まるかも連動キャラを持っているかも不確定で突然の山札ケアが困難だったため、この2枚を採用し最低限の事故ケアが出来るようにしました。

フカ次郎互換は張り替えで山札を削ることが可能、ドキテマ互換は集中やフカ次郎互換を使い回して山札を削ることが可能です。

「ネガティブエース 伊達 朱里」
「紅蓮月華のKillrazor 朝倉 可憐」

各種助太刀です。
思い出拳2枚、早出しメタ1枚の割合で採用しています。

組んだ当初から上記配分で回していたのですが、試しに思い出拳を1枚減らし1枚/1枚の配分で回してみたところ、大活躍を展開したタイミングで助太刀を持てていないゲームが多発したため、すぐに2枚/1枚の配分に戻しました。

大活躍を守るための助太刀としては思い出拳は全くメリットにならず、むしろ圧縮されてしまうだけでデメリットの方が大きいので、上昇値は1000下がりますが、各種2000助太刀を多めにする配分も有りです。

思い出拳は選択肢の1つとしては優秀ですが、せめて普通の2500~3500拳は欲しかったです…。

「レイジング・ビースト ビャッコ」

このカードの不採用には賛否あるかと思いますが、青色の発生がとにかくストレスで、稀にしか使わないテキスト1枚のために5~6枚の枠を割いて構築にストレスを抱え続けるのは得策ではないと思い、思い切って不採用としました。

採用圏内のカード達(他にボトム相殺なども)

青色のキャラで無理なく採用出来る汎用性の高いレベル0カードがあれば良かったのですが、何度プールを見渡しても積極的に4枚採用したいカードはなく、色発生のために仕方なく採用するカードばかりでした。

また、レベル2で赤黄を使用する都合上、青発生は最後(レベル3)になることがほとんどで、色発生の失敗も目立ちました。
(プレイの問題もあると思いますが)

逆圧縮(青色)の採用を諦めて赤黄の2色構築にしたことで、ストレス無く構築出来るようになり、事故ケアも採用した安定感のある構築に仕上げる事ができました。

●自由枠について

ドキテマ互換1枚、フカ次郎互換1枚、2ガツ 1枚の計3枚が自由に入れ替えてもよいかなと考えている枠です。

それぞれ3枚採用しているので、2枚に減らしても影響は少ないだろうと考えています。

特に2ガツに関しては、環境からアリス(SAO)がいなくなれば全部抜いて問題ありません。(仕方なく入れてます)

じゃあ代わりに何を入れるか。

青をタッチして採用する

枚数を極力絞り、2〜3枚で青色を発生させ逆圧縮を採用するプランです。

最終盤、手札に逆圧縮と青のカードを抱えておくプレイを心掛けておけば、必要な時にクロック2ドローで青色を発生させて逆圧縮を使用することは可能です。

こういった少数で青色を発生させようと思うと、加速フィレス「Impact Stream 逢川 めぐみ」の採用も検討が必要です。

また、青色を発生させず(逆圧縮を採用せず)3ルック集中やアタック時2枚フィレスをシステムカードとしてピン差し採用するのもありです。

4枚目の助太刀枠。

現状の構築ではパワー500超えられただけでも助太刀に1コスト使用する必要があり、更に思い出拳を使ってしまうと思い出圧縮にまで加担してしまいます。

そのため、4枚目の助太刀枠はストックを使わない2000拳が望ましいです。

現状の助太刀枠3枚を2000拳/早出しメタ/思い出拳を各種1枚採用でも良いかもしれません。

●逆圧縮を採用したデッキレシピ

青で汎用性が高く、安定感に寄与するカードとしてアタック時2枚フィレスを青発生枠として採用し、逆圧縮を採用しました。

アタック時フィレスはチョイストリガー(ストックブースト選択)と非常に相性が良いため、ぜひ試してみてください。


代替え案は正直これだけです。
採用を検討できるレベルのカードが少なすぎる…。

・デッキの回し方

ヴァイスシュヴァルツでデッキの回し方を説明するのが一番難しいですね。

一部デッキ独特の注意点を除けば、どのデッキでも基本的なプレイをするだけなので。

マリガン基準と注意点だけに絞って解説します。

●マリガン

キープする、探しにいくカードは画像の4枚。(オカ研、移動、CX連動キャラ/CX)

ドキテマ互換を引けている場合は、ドキテマ互換を残してオカ研を捨て、移動やCX連動キャラ/CXを探しに行くようにしています。

フカ次郎互換は、移動もオカ研も引けていない場合、最低限のレベル0アタッカーとして残す場合があります。

8枝構築のため、ドラの付いていないカードのサルベージ手段は、集中とドキテマ互換の不確定要素しかありません。
そのため、レベル1のCX連動キャラは一度手放すと再回収が難しく後悔することが多いので、なるべくキープすることを推奨します。

●デッキを回す上での注意点

メインプランは大活躍を活かしたボードアドバンテージの確保、サブプランは早出しヒールによる面取り+耐久です。

レベル2に上がった時点で、大活躍を立てつつ助太刀1枚は持っている状況を必ず作ってください。パワー12500大活躍だけでは簡単に突破されます。
※大活躍が全く刺さらない相手は除く

大活躍は継続して出し続けることが重要です。1ターンだけ出して、次のターン大活躍は無くボードの主導権を簡単に明け渡すようでは全くプレッシャーがありません。
毎ターン大活躍を出し続けて、プレッシャーをかけ続けることが重要です。
 
レベル2以降は、早出しヒール「気合一閃エンジェルセイラー 國見 タマ」も必ず1枚持っておくようにしてください。
1枚あれば自身の回収効果で手札を整えることができ、多面展開(ヒール)に繋げることができます。

チョイスをトリガーした時は、基本的にストックブーストを選択しています。
ただし、次のターンの大活躍が用意できていない、助太刀を持てていない、早出しヒールを持てていない場合は回収の選択肢を取る場合もあります。

注意点を箇条書きしましたが、こんなところでしょうか。

・最後に

無料範囲のヘブバン考察は以上です。

長い記事となりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
皆さんの参考・モチベーションの向上になれば幸いです。

ヘブバンのカードリストを見た第一印象は「ひどいなこれ…」だったのですが、12500大活躍だけが輝いて見えたので、それを活かせばなんとかなると思い、50枚の構築にまとめることができました。

ソシャゲのイラストをそのまま使用しているのか、全カードイラストが綺麗で良いですね。

ヘブバンの調整は、SAOとオーバーロードの2タイトルを相手に永遠とやっていたのですが、現環境はデッキを組むにしても要求値が非常に高く、自由度が無いというか面白くないというか…。厳しい環境ですね。

レベル1で10500~11000を2〜3面立てて綺麗なストックを積み上げてくるSAO。
ボードを簡単に破壊できるオバロ。

この2タイトルの存在がある限り、アリスを処理できない、光景互換がない、ボードアドバンテージに頼り過ぎているなどのタイトルは肩身が狭くなり、デッキ構築の幅が一気に狭くなります。

前期終了までの半年間は、ブシロードお気に入りの贔屓タイトル以外は我慢の環境ですね…。

1年ぶりにヴァイスの新弾タイトルを1から考え組んで遊んでみましたが、少し愚痴を。

ヴァイスシュヴァルツのカード開発がどのように行われているか分かりませんが、ヘブバンのカード開発に携わった関係者は二度とカード開発に携わってほしくないなと強く思いました。

互換テキストをコピー&ペーストしたカードばかりだし、新規テキストがあったとしても適当で弱過ぎるしでリストを見ていて悲しくなりました。

カード開発は互換テキストが書かれたルーレット、サイコロ、ダーツ盤、くじなどを用意し、遊びながらランダムにテキストを決めてるんじゃないかとすら思ってます。

テキストに対してパワー査定は基本決まってますからね。

そして、淡い期待を抱いていた4月度のショップ大会PR。

右から順に、思い出拳(選択肢として○)特定カードの強化サポート(中々強い○)ただの登場時パンプ(ゴミ)

ヘブバンだけ弱過ぎて印刷ミスかと思いました。ブシロードはヘブバンが嫌いなんですかね?

あと、最近の新規タイトルは光景互換や強い防御札(ホラ苦やプリシラなど)が刷られない傾向にあるように感じますが、贔屓タイトル以外には配らないとか、そういう方針なんでしょうか?

ゲーム中にケアが出来ないアインズのような対話拒否カードは駄目ですが、ケアが可能な防御札や光景互換はゲームをより面白くするので個人的には積極的に出してほしいんですけどね。

さて、今回の記事はこんなところでしょうか。

久々に新弾の考察記事を書きましたが、いかがだったでしょうか?

また紹介できるようなデッキを組むことが出来れば記事にしようと思いますので、気長に待っていてください。

それでは、また!

以降、有料範囲となります。

無料範囲でほとんど書いたので、内容メッチャ薄いです…。

いつも書いてる気がしますが、投げ銭感覚でご検討ください。


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