いいと思う

変わってきたかもしれない。

どんでん返し、衝撃トリックとはほど遠い、淡々と日常が綴られるような小説の中で、ある一文、ある単語に胸動かされる。それがしばらく頭から離れないことがある。

何年か前に名盤だと勧められ聞いてみたものの、あまり良さが分からなかったアルバム。最近聞き直して、すごくいい思える時がある。

何に感動するか。それ自体にいいも悪いも無いと思う。シャばいとかね。悲しいね。

いい音楽。絶対的にいい音楽はない。音楽は全ていい。いい音楽は人の数だけ存在する。

こういう環境にいると、どうしてもそういう大事なことを時々忘れてしまいがちだ。

あの時、毎日聞いていたあのバンドも、今、好きなバンド何?って聞かれた時に答えるのが少し恥ずかしくなってしまうあのバンドも僕の一部だ。

あの頃ほどのめり込むことはできない音楽も多くあるけれど、今だから良いと素直に思える音楽も増えてきた気がする。

今しか感じることのできない気持ちが確実にある。
昔の自分と同じぐらい、今の自分を、今の自分がいいと思うものを大切にしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?