もう薔薇を持たされた人形じゃない。後編

2022年6月1日発売のSexy Zoneオリジナルアルバム「ザ・ハイライト」
オリコン・ビルボード初週1位獲得後、じわじわまだまだ売れ続けている。
昭和平成のあの頃の“ハイライト”を彷彿させるメロディラインを平成生まれの彼らが令和リメイクして歌う。これが”刺さる”わけだ。
加えて、彼らの歌唱力と表現力と生まれ持った声色のグラデーションが心地よく感じる。幼くしてデビューした彼らが磨き続けた武器だ。全員20代にしてキャリア10年超の中堅のポテンシャル。
自分たちの意志でコンセプトを決め、選曲して完成させた傑作。もう薔薇を持たされたお人形さんたちなんかではなく、意志を持って自分たちで動き出したSexy Zoneからますます目が離せない。

全14曲のシティポップを主軸においたオリジナルアルバムは曲もさながら、通常盤の初回プレス分にのみ特典としてついているバラエティ映像も必見。彼らの演者としのスキルとバラエティスキルに驚くはず。
このダイジェスト映像だけでもそのとっ散らかり具合がわかるはず。せくしーの沼のほとりでうろうろしてる人にはこの「ザ・ハイライト初回プレス」を間違いなくオススメする。


以下は後半7曲について、オタクの感想を述べます。
前半後半7曲ずつでカセットテープのA面B面だと解釈してるので、つまりB面の感想です。


8.Eliminator

「Are you ready?GO‼」

風磨の声でハッとした。A面ラストのStoryでしっぽりしてたら風磨に叩き起こされた。絶対A面B面意識してるぞこれ。8曲目からはB面。ガラッと雰囲気が変わる。
エリミネーター”排除するもの”ーーー様々な主張が飛び交うSNSの世界へのアンチテーゼ。こんなアブナイ雰囲気が似合うようになったのかSexy Zoneよ。世界よ、これがジャニーズの曲と言われて信じるか?しかも歌ってるのがセクシーサマーに雪が降るとかいうトンチキわっしょいソング歌ってるSexy Zoneだぞ?
ふまけんの色っぽさは元より、しょりそうの声の色艶が凄まじい。セクシーゾーンがほんとにセクシーになってきたぞ。


9.Freak your body

正直に手を挙げてほしい。この曲好きでしょジャニオタ。(ニヤニヤ)
アルバムに絶対入ってくるスケベ枠曲(言い方)、ジャニオタがなんだかんだ好きなやつでしょ。あたしゃわかってるんだからね。澄ました顔したそこのオタクよ。
シンセ・トランス始まりでガンガン煽ってくるやつ。ペンラの打点がガンガン上がっていくやつ。
フリークヨアーバリオーナァイ(オーナイ)バリオーナァイ(オーナイ)アッリノーママー!!!!!!!!

しょりそうにそんなハレンチな歌詞を歌わせるなんて…!!!もっとやってくれ!!!(おい)
ライブでは「Hey…Don’t stop…」で一人ずつメインカメラ抜いてくれよな!絶対だぞ!!!!!!!
勝利の「のぞむーまっまー!」が可愛すぎてどうにかなりそうですね。
作詞がKomei Kobayashi 盆茶とアンリアの方!!!そりゃ勝つわ!!!


10.休みの日くらい休ませて
(岡崎体育 提供曲)

オシャレアルバムに入れがちな箸休めソング。こういうのはスベりがちなんだが(笑)、さすがトンチキの申し子Sexy Zone様、純然たるコミックソングなんて楽勝に歌いこなす。むしろ、前2曲の治安の悪さから若干ソワソワしていたセクラバの安心させるこのホーム感。完全に自分たちの曲にしている。

そもそもね、トンチキソングとコミックソングはまったくの別概念でね、これをひとくくりにして語るなんたぁジャニーのオジキが空から怒っちまうって話よ。これはn…(一生語り続けてしまうので強制終了)

あと何が可愛いって、こんだけみんなでおちゃめに歌ってるのに、きっとレコーディングは一人ずつで、そんな中ふざけ倒して楽しく一生懸命歌う姿ね。笑

令和のサラリーマンの悲哀をセクゾがとっ散らかりながら歌うこの曲、それこそ愉快なオモロMVつけてYOUTUBEに放ってほしい。働きすぎ勤勉大国ニッポンなのでサラリーマンものは大体バズるぞ。


11. LET’S MUSIC

あれ?このアルバムのために作った曲でしたっけ???
A面(と私は思ってる)の夏のハイドレンジアもそうだが、”アルバム作る時に直近シングル曲入れないとアカン大人の事情によるアルバムコンセプトからちょっと浮いちゃうけど許してねテヘペロ問題”を軽く超えてきたレツミュ。

2021年に出したシングルなんですけどこれ。いろんな時代の流行りの音楽をみんなで楽しんじゃおうぜ~なところが今回のアルバムコンセプトにもしっかりハマってる。このオシャレパーティーファンクはもっと注目されてもいいと思ってる。だって、直訳したら「さあ!!!音楽!!!」ですよ?!?!?!?どストレートじゃん??!!!?!?

ちなみにこのYOUTUBEのサムネがセクゾらしくてめちゃくちゃ好き。

12. Summer Ride (STUTS提供曲)

チルい!!!実にチルい!!!!!!
のんびりまったり癒しのメロディはまさにチルの極み!!!!
真夜中の夏の逃避行をゆったり気怠く感傷的に歌いこなすセクゾの歌唱力にまた驚く。
ほんのり湿気のある夏の夜に、高速であてもなくドライブしながら聴きたい。

13.    Dream (iri提供曲)

make me brightの提供もしてくださったiriちゃんからの楽曲。
噂の「中島のDメロからの菊池の落ちサビ」ですよ。(風磨本人談)
全体的にまさに夢の中をゆらゆらと浮遊するようなメロディに優しい彼らの声が重なる。君とのあんな日こんな日をぼんやり思い出すような歌詞。
中島Dメロ「それだけで何もいらないでしょう…」の後に音が天に昇って消えてプツッと切れる。
夢が覚めたんだ。
そのあとの菊池落ちサビ「それじゃさよなら」で現実に引き戻される。夢の中で「何度離れ離れになっても君をみつけて、それだけで何もいらない」と言っているのに、現実では「たとえどこかで会えたとしてもそっと目を逸らしてまた歩き続ける」なんてそんな……無理すんなよ…(グスン)
夢を中島が歌い、現実を菊池が歌う。これが良い。大衆の理想を体現する孤高の完璧アイドル中島と、絶対ありえないのにどこかで人生が交差したことがあると錯覚させるリアコ菊池、最強の二人が歌うことで対比が活きる。
菊池がラジオでゴニョゴニョモニョモニョ照れながら解説してたが、シンメキャッキャってだけで片付けたくなかったのも頷ける。エモの申し子菊池が大絶賛するのも納得の一曲だ。


14. Ringa Ringa Ring

メソメソ感傷的になってしまった気持ちを軽やかに打ち消してくれる最後の曲。
大感動バラードで締める手法ではなく、女性コーラスも用いたポップな楽曲で締めるのがSexy Zoneぽいし、ほっこり満たされた気持ちになれる。気になるあの子から電話が来るのをドキドキ待つあの日の嬉し恥ずかしな気持ちを歌うのがまさにシティポップ感強い。
ヴァンヘイレンのオマージュを彷彿させるForever Goldから始まり、軽やかシティポップのこの曲で締める。
前作のポプステも名盤と思ったが、さらに超えてきたな「ザ・ハイライト」よ・・・。




そんでもって、こんなにかわいこちゃんたちがわちゃわちゃ宣伝してくれたら買うよね。
(勝利の衣装が黄色と青があるのは何故・・・?やっぱり青衣装のほうが採寸合ってるよね・・・?)

もうお人形たちじゃないとかドヤ顔でタイトルつけたけど、これ見るとやっぱりお人形みたいにカワイイな??????????????




やめて!せくしーたちのわちゃわちゃを喰らいまくったら、常人に擬態してるオタクの精神まで燃え尽きちゃう!お願い、死なないでセクラバ!!あんたが今ここで倒れたら聡ちゃんドラマや勝利ドラマや夏の歌番組や怒涛のフマバラエティやジャにの24TVやライブ参戦はどうなっちゃうの??セクシーライフはまだ残ってる。ここを耐えればトキメキメッセと七夕織姫参戦できるんだから!!なに?6/18北海道の夜に4人で大浴場行ったけど、聡ちゃんにLINEで中島ァを誘うように仕向けたのは実は菊池だったって勝利にバラされて、風磨がモゴモゴなっちゃったって???????????
次回「ふまけん厨、死す!」スーパーセクシーサンキュー!!!

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