Sexy Zone　ザ・ハイライトin東京ドーム2022.12.16

デビューから12年目、Sexy Zoneがついに辿り着いた東京ドームという大舞台。
2020年、全世界を声の無い世界、エンタメの無い世界へ陥れた新型コロナウイルスとの闘いを経て、2022年12月、ようやく制限付きではあるが観客声出しが解禁される世界線まで戻ってきた。そんなタイミングで掴んだ東京ドーム・京セラドーム公演。
ザアリーナでは開演前にセクベアがクラップレクチャーをしていたが、今回はコール&レスポンスを促す内容。セクラバが声を取り戻した。ウィズコロナで生きてるんだ、世界が少しずつ前に進んでいることを感じた。
会場配置はザアリーナの十字に外周を足したスタンダードな構成。リフターかクレーンが上がるのは想像がついた。しかし、どでけぇムビステは無い。ドームなのに？？！？ムビステ無い？？！どうするセクゾ？？！とワクワクした。
開演までは過去のMVがモニターに流され、初期のプリティなMVが流れるたびに会場からカワイイ〜！の感嘆の声がもれる。まさか、これが伏線になっているとは知る由もなかったのだ…………

そして、いよいよ開演。
タキシードをビシッと着こなした彼らのインタビューから始まった。Sexy Zoneへの想い、セクラバへの想い、各々の夢を晴れやかな顔で語る姿に感銘を受けた。本来ならここで観客のキャーーーーーが来るような演出だが、お利口なセクラバはまだコロナ禍なのも配慮して全身全霊の拍手を送る。偉い。マジで偉い。

1.Sexy Zone
ステージがライトアップされて、そこには綺羅びやかな衣装を着た4人の姿が。
冒頭から号泣の聡ちゃん、愛おしそうにセクラバを見渡すケンティ、まっすぐ凛とした姿で会場を見渡す勝利、そんなメンバーの顔を覗き込んで微笑む風磨、東京ドームのメインステージに立つ彼らを見て既に涙腺崩壊。

勝利「Sexy Zoneが！！！ドーム辿り着いたぞーーー！！！！！！………新章の開幕です…！！」
勝利がここでマイクパフォーマンスすることでセンターとしての覚醒を感じた。今日の佐藤勝利はなにかが違う。この場にいた全員がそう感じたはず。
2番の聡マリパートの「ほとんどだけど☆」の可愛さ健在。声変わりしても可愛い。聡マリ揃ったところが早く見たい。

そして、きたぞこの瞬間が一曲目から。
聡ちゃんの澄んだ歌声が空に突き抜けた後、東京ドームが一瞬静寂に包まれ皆が息を呑む。

勝利「Sexy Rose………🌹🌹🌹」
キャーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

勝利のセクシーローズで東京ドームが歓声に包まれた。泣いた。これを見に来た私は。万感の想い。
この曲には並々ならぬパワーがある。

2.RUN
Sexy Zoneの第二のアンセムRUN
これを2曲目にもってくるということは、このあとの見せ場は想定を超えてくると期待が高まった。
メインステージからバックステージまで全速力で走る4人。嬉しいよね！でっかいよね東京ドーム！この表情がモニターに抜かれてたけど、本当にみんな嬉しそうで嬉しそうで胸いっぱいになった。

3.NOT FOUND
まさかのザアリーナでセトリ落ちしたノッファ、やっと見れたスーパーキクチタイム。
風磨のラップに合わせてメンバーが踊り狂うあのシーンをやっと見れた。
風磨のラップは熱量がこもっててがなるくらいの勢いで、轟かせてたよそのnameを。

4.LET'S MUSIC
ドームの反響で中盤で歌の入りがずれてしまうハプニング。次こそは！次こそは！と皆が修正を試みるけど無理でサビで強制修正されるのかわいかった(笑)
でも、止まらずにとりあえず音を当ててみようとチャレンジした彼らのプロの心意気を感じた。
一方で、キーのズレは一瞬ん？？となっても見事にみんな瞬時に正しい音程に戻ってくる。Sexy Zoneは歌が上手い。しかも生歌だ。あんなに走り回ってるのにしっかり歌ってくれる。私はパフォーマンスとか演出の関係上でかぶせでも全然オッケーな価値観なので、しっかり歌ってくれるSexy Zoneにありがとうの気持ちが止まらない。
曲中のマイクパフォーマンス会場煽りで「見えてるか？！！！？？！見えてるか？？！！？！俺たちがドームに立ってんぞ！！！！！！！！！！！」と弾けるような笑顔で叫ぶ風磨、普段のニヒルなキャラはどこへやらの感情を全開放してる姿を見て、風磨担としてこの上ない喜びを感じた。

5.ROCK THA TOWN
セクゾの昨今の代表曲こんなに連続でぶちかまして大丈夫そ？！？！って心配になるくらいのセトリ。ここでもやはり根強いRTT。みんな大好きRTT。レーディフォーザーパーリィナーウ⤴⤴⤴が聴こえてきたらオタクの血が騒ぐようになってる。パブロフの犬現象ですこれは。

6.Celebration

和田さんバラエティ映像
セクラバ御用達ディレクター和田さんいつも大変お世話になっております。

ここでふまけんのシンメ芸が炸裂wwwwww
冠番組セクチャンヴィレバン回の奇々怪々ふまけんの思い出が蘇る。当時の小道具を見てなんの回か当てるクイズ、秒で当てる風磨(笑)急に踊りだすKQJ(笑)当時のことは覚えてないとか言いながら、あのメガネ出てきたらしっかりKQJを歌い踊るケンティwww
「ラブトーライアングルーﾃｨﾝ✨ﾃｨﾝ✨ﾃｨﾝ✨」までしっかり揃うふまけんいい加減にしてwwwwwwうそ、もっとくださいそういうシンメ芸www

思い出振り返って、最後に渡されたとある思い出衣装……………それがまさかの次曲につながるとは………

7.Ladyダイヤモンド
イントロの2音で泣いた。涙腺にクリーンヒットした。
渡されたのはレディダイMVのあのピンク衣装。
私は「菊池風磨がLadyダイヤモンド歌うと無条件に泣いてまう教」のオタクなのでもれなく泣いた。
しかもあのピンクの衣装を着て、嫌すぎて楽屋であぐらかいてメンチきってた風磨くん(勝利談)が、アイドルとして生きていくことに覚悟を決め、キラッキラの笑顔で歌い踊る、そんな姿見たら、人間としての葛藤を思うと何回でも泣けてしまう。
しょりそうがカワイイのはもちろんなんだが、中島健人よ、28歳アラサー男性なのになぜそんなにその衣装とその曲がしっくりくるんだ、天才か、奇跡か、なんなんだ、末恐ろしいアイドルだ。
ザアリーナの時は80年代アイドルセクシーガールズに扮して可愛く歌ったレディダイを、ドームでは自分たちでしっかり歌う。ライブのコンセプトに合わせて演出を変える。こんなおもちゃ箱みたいな可能性をもった曲を持ってるSexy Zoneの振り幅が怖い。

8.バィバィDuバィ
会場の「で、でたぁ〜〜wwwwww」の空気が最高だった俺たちのDuバィ。Duバィ芸だのトンチキ扱いだのでオモロ枠になりがちだけど、元気になれる良曲だし一度聞いたら忘れないメロディがクセになる。また聴きたかったよDuバィという気持ちになった。オタクの夢叶えたろかシリーズその2だった。

9.Sexy Summerに雪が降る
すりガラス越しの生着替え(笑)で、途中Duバィのターバン頭とサンタコスの上半身と下着のボクサーパンツというド変態な瞬間あったの爆笑したwwwwww早く服を着なさいwwwwww
前奏が長く取ってあってケンティが入りのタイミング間違えてリズムに合わせて「まだでした♪」を3回くらいやってるの可愛すぎて悶えた。結局3度目のセクシーでうまいことやれてました。
12月にSexy Zoneのサンタコスチューム、オタクの夢叶えたろかシリーズその3そのものだった。セクガルミニスカサンタコスやってとか変態オジサン丸出しの願望言ってごめんなの気持ち。

ここで気づいた、開演前の過去MV流し見が効いてきてることに………!!
Sexy Zoneをそれなりに知っていれば、あの前フリがなくても懐かしい〜！の気持ちになれるけど、過去MVまでさかのぼるほどの距離感じゃない観客からしたら、これの何に皆わいているのか？となりかねない。開演前に、昔子供の頃はこんな曲をこんな衣装でやってたという情報を会場にいる全員にすり込むことで、この3曲のエモさが伝わる。なるほど、うまいなと思った。

バックステージお着替えタイム
ザアリーナでも好評だったと思われるバックステージ生着替え中継コーナー(笑)
早く着替えないといけないのになぜそんなめんどくさい背中ジッパー衣装なのか。たぶんあれわざとや。メンバーのワチャワチャを作り出すためのあえての衣装選択かと思われる。自分たちのワチャワチャがひとつのコンテンツであること、魅力であることを自覚しているSexy Zone最高です正解です。
ケンティのジッパー上げてあげる風磨に会場が沸き、お礼に風磨のジッパーあげてあげるケンティーに会場が沸いた。俺はいいからとケンティの腕に手をそっと添えた風磨がいたんだが、あれは幻覚だったか？？？？？？？？

10.THE FINEST
Sexy Zoneのぽんぽんは守られています！！！！！シルバー衣装は夏は素肌ジャケット仕様だったから冬どうするかと思ったら、黒のキラキラ素材のインナー着てた(笑)よかった(笑)
望むぅmammaも健在、スタンドマイクプレイも健在で、これが見たかったアゲインの気持ち。
間奏のダンスシーンが本当に好きで、円盤になったときはぜひしっかり入れてくださいよろしくお願いいたします。

11.Summer Ride
6月に発売されたアルバムを引っ下げた夏コンサートゆえに、冬のドームコンではセトリ落ちせざるを得ないわけだが、チルいサマライは夏の残り香というか、Sexy Zone2022年のまさにハイライトである夏の思い出を思い起こさせてくれる。

12.Desideria

13.夏のハイドレンジア
東京ドームのメインステージに中島健人と白いグランドピアノ
その凛とした佇まいは一人の音楽家のようだった。
一気に視線を集め、堂々とピアノを弾き切った彼の度胸に拍手喝采。

ちなみに、ご新規様、「夏のハイドレンジア」初回限定盤Bのセクシーキャンプは絶対買った方がいい。正規値段でちゃんと手に入りますので。

14.イノセントデイズ

15.Honey Honey
クラップで観客参加型のハニハニ。
これは私がどんくさいだけかもしれないが、セクゾのクラップ指定、めっちゃ楽しいんだけど難しくない？？？？？？ｗｗｗ

16.Iris

〜MCタイム〜
オープニングから泣いてたことをイジられる聡ちゃん。
聡「だってこの景色だよおーーーー？？？」とキラキラした笑顔で言う聡ちゃんにみんなが拍手。

髪色も気合入れて白にしてきた聡ちゃん。
風磨「よく傷まないね～。」
聡「うん、結構大丈夫～。」
髪を触るとチリチリちぎれる髪ｗｗｗ
健人「これは粉雪です！！！！！！！！！！」
の苦し紛れのフォローに爆笑ｗｗ粉雪ｗｗｗ

ふわっふわしてまだ夢だと思ってるという勝利。ふわふわニコニコして嬉しそう。

東京ドームの思い出を語る４人。
ふまけんはKAT-TUN兄さんの連続東京ドーム公演のジュニアマンションにモブジュニアとして参加したあの頃を振り返る。ふまけんがキャッキャ喋り出して、しょりそうとオタクが置いていかれるあの空気、大好きすぎるのでもっと見守らせてほしい。
勝利「僕はそちら側のジュニアではないw」的なこと言ったときは、会場全員が”それは、そう。”となった瞬間だった。
確かに佐藤勝利なら、ジュニアマンションモブジュニアでなく、当時の慎太郎と同じ指揮棒振る側のジュニアだったでしょう…。勝利にこの自覚があることが嬉しい。そうよ、あなたは選ばれし人間…。

今回のドームライブは、当日が声出し解禁になるかわからない状況で作っていく必要があって難しかったと話す。声が出せないことを考慮して、映像等で見せものとして作りこんでいくことを選択したようだ。実際は一部声出し解禁になったため、もっと色々できたかもしれないと他の可能性を探っている様子が印象的だった。

制限時間のカウントダウンをされながらのＭＣで、終盤はたくさんのお知らせコーナー。メンバー全員にＣＭがあって、出演情報もたくさんあってお知らせだらけのSexy Zoneは本当にすごい。この充実したタイミングでドーム公演ができたのは彼らにとって意味があるものになったはず。

健人「俺のターン？？」
風磨「ドロー？？」
健人「ブルーアイズ！！！！」←めっちゃ嬉しそう
ここめっちゃオモロかったのに遊戯王ネタ伝わるセクラバ少なかったらしく私だけ爆笑して申し訳なかったｗｗｗｗ

17.冬が来たよ
コレが聴きたかった。叶った。冬のライブで東京ドームで冬が来たよを歌うSexy Zoneを見たかったんだ。
透き通った歌声が、冬の澄み切ったドームの空気にスッと溶け込んでいく。
Sexy Zoneは歌がうまい。

18.名脇役

19.Sleepless
Impactorsの楽曲披露後(ちなみにめちゃ好みのやつだった)、一気にステージ暗転しイントロのギターが鳴った瞬間、観客が沸いた。
ザアリーナではタイミング的に聴けなかった人も多く、初めて生で聴いた人も多かったからだろう。とにかく見て、この美しすぎるMVを。本来はCD購入特典映像で限定公開だったのだが、ファンの声が届いたのか、YOUTUBEで見れる。なんと！この綺麗なお顔が！！タダで！！見れる！！！！！

20.RIGHT NEXT TO YOU
 メインステージでしっかり踊るSexy Zone
ザアリーナではあまり踊らずリズム刻む仕様だったから、やっぱりこれが見たかったと思わせる演出。
ライネクの群舞は世界に通用する、そう思わせるステージ。

21.Freak your body
けしからんしょりそうがいたぞ。
「Hey…Don’ｔ stop…」の下ペロしょりそう！！！！誰が教えたんあんな表情！！！！ふまけんか！！しらんけど！！お前たちなのか！？？！！！ありがとう！！！！(？)！！！
ザアリーナではステージに突如出現した水を蹴り上げる演出で盛り上がったドパリピ曲。真冬にそんなことしたらセクラバが心臓発作起こしてまうので、照明で水の輪を表現した演出に変更。センター花道を練り歩く姿はオーラばちばちのアブナイSexy Zoneだった。

22.Trust Me,Trust You.
センターステージで360度観客に囲まれながら歌い踊る。
どこから見られても完璧な魅せ方を全員ができる彼らだからこそ映える。
ワーキングにこだわったと言っていたこの曲をセンステで披露できてよかった。風磨のラップは狂気に満ちてて勢いがあった。
そしてこの美しいMV見て！！！

ここからは彼らのハイライト
あの頃の姿と、成長して大人になった姿で歌い踊る姿を重ねてたまらなく愛しく思えた。たくさん楽曲あるのに初期の曲もほぼ全部セトリに入れる彼らの優しさを感じた。

23.With You
24.King&Queen&Joker　
キング(健)エンクイーン(勝)エンジョーカー(風)　エンジャック💚の聡ちゃんがバチボコに可愛すぎてどうにかなりそうだった。発売当時は中島佐藤菊池の3人体制時代であるため、聡ちゃんのパートは無いのだが、しっかり出番を作ってくれたことに安堵。
格差無いの最高！これマリちゃん帰ってきたらエンジャックのところ聡マリ背中合わせで可愛くやってほしい！！！！！聡マリ揃ったところが早く見たいその2

25.Real Sexy!
26.BAD BOYS
27.スキすぎて
狂った風磨で有名になっちまったスキすぎて(笑)ドームでテンション上がった風磨がぶっ壊れないか心配した(期待した)セクラバは多かったはず。大丈夫、普通にやってましたよかったです。サビの腕くるくるセクラバみんなでやって楽しかった！

＜怒涛の過去曲リミックスマッシュアップ＞
28.Cha Cha Cha チャンピオン
29.勝利の日まで
30.カラフルEyes
31.男never give up
これが本当にヤバかった。もう脳ミソからなんか変な汁ドバドバ出る感覚だった。風磨、お前か、こんな作戦考えたのは。
過去曲ツギハギして一曲にしてしまう狂乱っぷり。イカれてるぜSexy Zone…………これ覚えるのめちゃくちゃ大変だったのでは………
私は、過去のいろーーーーーーんなことみんなみんな全部全部ぜーーーーんぶ大事に抱きしめて未来に一緒に連れて行こうぜ、というメッセージだと受け取りました。誰もおいていかないライブ、そう言ってたもんね。

＜ラストスパートのSexy Zoneのハイライトの文脈＞
32.勇気１００％
Sexy Zoneデビュー12年目にしてやっと掴んだ東京ドームライブ、披露したい曲なんて山ほどあって選びきれないはずなのに、ここで勇気100%を選ぶのは驚いた。日本国民ならみんな骨の髄まで染み込んでる勇気100%、しかもフルコーラス。
この曲、とにかく2番の歌詞が良い。

“昨日飛べなかった空があるなら、今あるチャンス掴んでみよう”
“僕たちは僕たちらしく、どこまでも駆けてゆくのさ”
“僕たちが持てる輝き、永遠に忘れないでね”

スーパークレーンに乗りながら高く高く登っていくSexy Zoneがキラキラ輝いていた。
サビの手振りは往年の表打ちワイパー横振りじゃなくて、裏打ち縦振りの今どきバージョンでちゃんとやりました(平成初期生まれのなごり)
元は光GENJIのシングルだが、後輩何組かがカバーしているこの曲。セクゾのために作られた曲ではないけど、彼らにリンクする歌詞が胸に響く。大人になってから響く曲だ。

33.Forever Gold
勇気100%からフォエバゴはズルい。実にズルい。
掴みそこねたチャンスをまた掴むために、自分たちらしく、必死に駆け回った先に、輝く未来があったと歌う流れ、そんなのズルいしもう涙で前が見えない。
メインステージで4人ぎゅっと肩を組みながら嬉しそうに飛び跳ねて歌う姿を見て祝福の気もちで満たされた。
ザアリーナでは夏のひとときの思い出として、80年代90年代のあの頃に思いを馳せたハイライトを振り返るそんなコンセプトだったのを、ドームでは自分たちのハイライトとして昇華する転換はお見事。
あの翡翠色のスーツと、お揃いのバンダナを身に着けて、あんな嬉しそうな表情で歌われたら、応援してきてよかったと心から思うに違いない。ド新規の私ですらこんなに胸いっぱいなのに、デビュー当初からのファンからしたら感動もひとしおかと。

「守るものはできたかい？」とドームの観客を見渡してキラキラとした笑顔で歌う風磨、メインビジョンに映る幼き自分に問いかけるようにも見えた。その表情は守るものができた男の顔をしていて、胸が熱くなった。

＜決意と感謝の挨拶＞

【中島健人】
挨拶が本当に上手。こんなにたくさんの人を前にしてしっかりしゃべる姿はさすが最年長で頼もしい。そんなケンティだったが、途中から感情が込み上げて思わず声が震えて涙を浮かべる。あのケンティがステージで泣くなんて。すすり泣くセクラバの声がたくさん聞こえた。過去をあまり振り返らず、いろんな声も聞こえてるだろうけど、それにブレることなく真っ直ぐ前だけを見て力強く進むケンティが、これまでの歩みに触れ、感情が揺れ動く様を見て、なぜか安心してしまった。ケンティの心の柔らかくてある種弱いところをファンの前で見せてくれたことが嬉しかった。
健人「Sexy Zoneのメンバーと振り返ることができて、…………俺は幸せです。」
一人称が俺になりながら幸せを噛み締めてるケンティを見て涙が止まらなかった。

【佐藤勝利】
まとまってないけどと言いながら一生懸命言葉を紡ぐ勝利の真っすぐさと誠実さが伝わる挨拶。報われて欲しいという声も届いていますと話し始めた勝利。「でも、みんなの笑顔をこうやって見れているだけで報われているんです。」と優しく言う勝利。ドーム公演というひとつの大きな夢がひとつ叶い、努力が報われたこのステージでそう伝えてくれる勝利の配慮と優しさに涙した。勝利はいつもファンが勇み足になってしまった時に心を鎮めてくれる言葉をくれる。
この日の勝利は一味違った。基本的に地に足のついたことのみ言う勝利が、でっかいでっかい夢を掲げた。
勝利「絶対に！国民的なグループになって！みんなを笑顔にします！」
これは叶います。佐藤勝利は大事な時に適当なことは言わない有言実行の男なので。

【松島聡】
挨拶冒頭から涙涙の聡ちゃん。
膝を叩いて己を鼓舞する。その時風磨が「そのままでいいよ。」と優しいフォローをした後落ち着きを取り戻した聡ちゃん。
当たり前が当たり前じゃなくなることがある世の中だけど…といろんな思いを抱えて生きる皆に優しく語り掛けるその姿は慈愛に満ちていた。
聡「僕たちがこれまで支えてもらった分、僕が背中を押しますから・・・！」
僕が背中を押すと何度も何度も伝える聡ちゃん。良いんだよ、聡ちゃんはそのままそこに存在しているだけでたくさんの人達を笑顔にしてくれるし、生きる希望になれる存在なんだよ。きっと会場にいた皆がそう思ったに違いない。

【菊池風磨】
セクゾの兄組は挨拶が本当にうまいな。淀みなくスラスラと喋る姿は頼れるアニキだなと感じさせる。
このアイドルという仕事が永遠ではなく、アイドルとファンという関係性が、寂しいけれど永遠ではないものとわかっているからこそ、この一瞬この時間を愛おしく思っているように見えた。
風磨「一生とは言わないけど、もう少しだけ夢をみさせてください。」
もう少しだけとか控えめにいいながら、Sexy Zoneの未来を一番長く願ってそうなのが風磨なんだろうなと風磨担の私はひいき目入りながらも思ったりした。そこは永遠とか言っときゃええんよ不器用だなああ！でも好きだなああ！！！

ここで風磨から粋なサプライズ。
メインスクリーンに映しだされた星空の映像。実はSexy Zoneがデビューした2011年11月16日の星空だという。ザアリーナの時から使っていた星空の映像をここで種明かしするなんて…！！風磨！おまえってやつは！！！！チキショー！！
「デビューした頃の僕たちは空を見上げる余裕なんてなかった」という風磨の最後の挨拶、Forever Goldの“look above見上げてみたんだ”に重ねてるじゃんね〜〜〜絶対そうじゃんね～～～！！！！！！←菊池風磨にまんまとやられて悔しくて膝を叩くオタク

34.Dream

誰かに言われたわけでもなくオレンジにぽつぽつと点灯するペンライト。
ザアリーナではオレンジ色指定の演出であったことを覚えているファンがたくさんいたであろう。正解かわからないけど、きっとここはオレンジにすべきだと思った。初日はまばらだったけど、17日は綺麗にオレンジに染まったとのレポを見て嬉しくなった。
Sexy Zoneのライブでは、近くに来てくれたメンバーのメンカラにペンライトを切り替える優しさがある。もちろんそんなルールは無いし好きな色にすればいい。でもセクラバは自担関係なく色を変えてくれる。最後の挨拶の時もそうだ。55000人のペンライトが今メッセージを伝えてくれているメンバー1色に染まる。その光景は圧巻だ。制御なしに揃うセクラバの協調性は誇って良いレベル。

ライブは夢のような空間で、いつか覚めてしまうものだけど、このひとときを大事に抱きしめて、思い出として覚えていてほしい。そんなSexy Zoneからのメッセージのような曲。

～アンコール～
35.High!High!people
36.すっぴんKISS
37.ぎゅっと
「それではみなさんご唱和ください」を東京ドームでセクラバに向けて言えた風磨くん、本当に本当に嬉しそうだった。みんなでいったぎゅっと〜〜〜！！！！の感動たるや。

38.Congratulation

なるほど、これは確かにハイライトだった。
ザアリーナとはコンセプトの違う、“懐かしい”とはまた違う正真正銘のSexy Zoneのハイライトだった。

会場の機構がとてもシンプルで、勢いで圧倒する形式ではなく、Sexy Zoneをみんなで感じられる空間に仕上がっていた。ドームという箱は確かに大きかったんだけど、本当に不思議と遠くは感じなかった。会場が一体となってみんなでお祝いする終始温かいムード。こんな愛に溢れた空間、ジャニオタ長いことやってるけど今まで経験したことなかった。

そして何よりも、本人たちの経験値がともなったライブだと感じた。ドームの舞台を踏むまでデビューから約10年の月日を要したけども、磨き抜かれたパフォーマンスの力と、コロナ禍の出口が見え始めたタイミングと、ザ・ハイライトが発売された2022年だからこそ構成された今回のドームライブ。

Forever Goldを手に入れたSexy Zoneが魅せるライブは、ダイジェストでなくハイライト、その意味がわかるライブだった。

行こうぜ、国立。立たせてやんよ国立🌹

またTo be  continued…の謎が追加されたようですね………しかも今度はサインが5人分………？
これは、本当の本当の夜明けが近いかもしれませんね………。しらんけど…フフフ