2023年の振り返り（FOX WORKS さん編）

今年の転機の一つ、それがLAST SHOWへの出演でした。
昨年の劇突に出たことで狐野さんに知っていただき、まさか同じ舞台に出ないかと言われるとは思いもしませんでした。
その時は嬉しさ反面めちゃくちゃ不安でした。
舞台経験が一年も満たないような奴が名の知れた方々と同じ舞台に立って大丈夫なのかなって…。
あと、あんまり話したことのない方々の中に入ってちゃんとやってけるのかなって…。
でも声をかけられた以上、やれるだけのことはやりたいと思いました。
実際稽古に行ってみると気さくな方ばかりで、割と早い段階から自分から話にいけてたような気がします。

演目「LAST SHOW」については、台本を読んだ段階で壮絶な印象だったので、実際に演じた時にどうなるのか非常に気になりました。
私の役名はワタシ、ややこしいですがそう言う名前でした。生まれてくるはずの子供がなんやかんやあってでっかくなって出てくるすごい存在。それをどう演じたら良いかと言う不安、さらにそれがダブルキャストだと言うのだからさらに不安を煽りました。
この時点で初めてのダブルキャスト、しかもその相手はベテランの淺野さん。正直ギリギリまでどうしたら良いのか分かりませんでした。もっと良くしたいって考えると、どうしても淺野さんの演技に引っ張られてしまって演じ方を迷走する始末。
そんな中狐野さんが、劇突の時に見たあのパワーのある感じが欲しいと言ってくださったことで、相手を気にせずストレートにやろうと決めました。
共演した玲音や坂本さん、石牧さんにも自分のストレートな演技を評価されたことは本当に嬉しかったです。

本番、浜松公演はからっかぜさんのアトリエ、静岡公演はやどりぎ座さん。本格的な舞台はこれが初めてで小屋入りのときはめちゃくちゃ緊張してました。
たけだこうじさんや片山るんさん、みなさんで集められた装置や小道具によって一つの舞台が完成した時、興奮したことを覚えています。
こんな素晴らしい舞台に自分がたっても良いんだって。
しかも浜と静岡で美術が違うって言うのがまたすごい。
実際は演じてる途中に緊張しすぎてそれどころではなかったけども。
本格的な舞台に立つ、そんな素晴らしい経験をすることができた。
声かけをしてくれた方々に心から感謝してます。
おかげで学生時代の先生にも再会できましたし。

ここからは演者の方々にコメントを

狐野さん
こんな素敵なお芝居に誘って下さり本当にありがとうございました。今まで狐野さんが演じてる姿を見たことがなかったので、完全に狐野さん＝かつやのイメージができてしまってました。それくらいインパクトのある役をされるの本当にすごいなって思いました。
ちょいちょいネタ的な発言も拾ってくれてありがとうございます。おじいちゃん（役割的な意味で）

石牧さん
狐野さん同様劇突で運営をされたやさしそうなイメージだったので、中島さんみたいな役が出来るところが正直少し意外でした。でもやっぱりそれ以外は優しいにいさんでした。役として絡むことが一切なかったのが残念でした…。また別の舞台に出られる時は絡みあると嬉しいです。

たばささん
稽古場で初めてお会いしましたね。Fateの話だったら水樹奈々さんの話だったり、意外と話が合うことに驚きました。演じる上で淺野さんはこう言うふうにしたいみたいな感じで打ち合わせされてましたけど、私はそう言うのあんまり出来てなかったので申し訳なかったです…。それでも私の演技の方にも合わせてくれて、感謝しかないです。母さんありがとうございました（役割的な意味で）

坂本さん
本当に常にパワーを放出してるイメージなのに全然エンジンが切れる気がしない、核エンジンみたいな印象でした。わたべさんを最初から最後まであんな、テンションでやれるのはやっぱりそんな坂本さんだったからなんだなって思いました。あと途中で狐野さんが笑って、つられて笑っちゃうくらいアドリブ面白かったです。

淺野さん
勝手におんなじようなタイプの演じ方をされると思い込んですみませんでした…大胆なように見えてどう言うふうに見せようってしっかり組み立てた上であの力強さを出してるところ、本当に尊敬します。淺野さんとダブルで出来たことで得られたものがありました。
ありがとうございました。

玲音
近所にこんなイケメンがいるなんて知らなかったよ…。しかも自分より年下で演技も上手くて、自分の中の演技論的なところをちゃんと持ってるところが本当にすごい！私が同じ歳の時にほぼ諦めてきたことを自分はこれやりたいって進めてるところ尊敬する。
役柄的には父さんのことちょっと苦手だったけど、玲音のことは本当に好きです！新しい一歩をも頑張って！

みなさん今年はありがとうございました！
よければまた仲良くしてください。
よろしくお願いします！！