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「動物病院経営とマネジメント」のブログを連載を始めます!

「動物病院経営とマネジメント」についてのマガジン(連載ブログ)を作りました

その第一号を書きました

なぜ、そんなマガジンを作ろうと思ったか?

今日はその理由などを書くことにします


開業して11年目、色々と苦労してきましたが、僕は経営は好きなんだと思います

獣医師という仕事は嫌いではないですが、大好きでもない

スタッフ一人一人をよく見て、関わること(要するに人材マネジメント)は僕にはうまくできませんでした 

そして、正直、できればやりたくありません、、、

でも、なぜか経営は出来たんです 

そして、楽しかったんです


僕は「場」を作るのが好きなんです

動物病院という「場」「作品」を作ることで、自分を表現したいんだと思います


開業するに当たって、自分の病院のミッション(コンセプト、思い)のようなものをぼんやりとイメージします

そして、開業する場所は非常に重要です

開業前にこの二つについてすごく考えました

開業場所については、一般的に、人口、ペットの数、増加率、競合の数など情報を集めます

でも、それだけでは不十分であり、そのエリアのニーズをつかみ、自分の強みを使ってニーズを満たすための戦略を描きます


僕の場合は、年配の先生から病院を承継し、リニューアルして開院しました

数年前に大阪では有名だった夜間救急病院が移転のため閉院し、大阪南部エリアでは、夜間救急への強いニーズがありました

そのニーズをかなえられる病院にしていくという戦略を立てました

そのためには人材が必要であり、多くの人材を抱えられる建物も必要でした

だから、最初の数年は死ぬ気で働くという覚悟を決めました

獣医師は僕一人でしたが、携帯電話を使った夜間救急対応から始めました

自宅に携帯電話を持って帰り、電話が鳴ったら起きて対応していました

休みの日も携帯電話を肌身離さず持ち歩き、電話が鳴ったら、出先から病院に戻っていました

もちろん、僕一人なので、対応できない時もありました

そんなしんど過ぎる生活をしていたのですが、開業3年目に、ようやく勤務獣医師を採用できました

一般診療を年中無休にし、夜間救急対応も毎日休まずできるようになりました

そして、開業4年目に、近くの土地を買って、病院を新築し、救急病院らしく進化していきました

スタートダッシュに成功することができたのですが、ポイントは地域のニーズ(夜間救急)に答えることができたことだと思います


僕の病院作りの前半をザックリ書くとこんな感じです

その進化の過程では、採用に苦労し、教育に苦労しました

日々、何らかの問題が発生し、それに一つ一つ対処して解決していきました

細かく見ると、経営にはたくさんの要素があります

大きいことから小さいことまで、一度、体系的にまとめてみたかったんです

・ビジネスモデル、経営戦略
・ミッション
・組織論
・人事評価制度
・情報の透明性と循環
・意思決定
・問題解決
・ミーティング
・個人面談
・心理的安全性
・リーダーシップ

などなど 経営に関連するトピックは多様です

それをまとめ、誰かに伝えたいという衝動が湧いてきたんです

僕は医療面で秀でているわけではありませんが、経営面では教えられることがあると思います


上に挙げたような各論については、この先、一つ一つ書いていこうと思います


経営は獣医学と同様、勉強し、レベルアップすることが可能です

経営を学ぶためのセミナーや書籍は世の中に溢れています

どれを学べばいいかを選ぶのは至難の技です

なので、独学で効率的に学ぶことは非常に難しいはずです

僕が力になれるかもしれないと思うんです

だからブログに書いて、誰でも読める形にして残すことにしました


同時に、開業を考えている人に対して、僕が経営を本気で教えて、開業サポートをしたいと考えています

ちょっと偉そうな表現ですが、弟子をとるようなイメージです

一緒に働き、ミーティングに同席してもらい、出張に同行してもらい、定期的に僕と対話する

人間関係構築力ゼロの僕でも出来たので、他の人ならもっといい病院を作れると思います

そんな求人も募集していますので、興味のある方はメッセージをお願いします


次回は「僕の病院作り後半」を振り返ろうと思っています

お楽しみに!!


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