お供え#番外1「ライプニッツとクザーヌス」

クイズとして表現できなかった事柄を書きます。


発端は、円周率の歴史という、調べがちなものを見ていたときのこと。

アルキメデスとクザーヌスが対比されていた。ざっくり言うと、アルキメデスは、円を多角形で挟んだ。クザーヌスは、多角形を円で挟んだ。ちゃんと説明すると相加相乗平均や計算の効率の話になるが、今回はどうでもいい。

アルキメデスのことは知ってた。クザーヌスは誰だ…。
(僕は世界史にあまり触れなかった人間だったもので。)

ということで調べてみると、数学よりは宗教の人らしい。

コンスタンティノープルが陥落(1453年)した頃の人で、キリスト教側のクザーヌスは、イスラム側とは対立しないように説いたとかなんとか。とはいえ融和的な姿勢は小さかったのか、反イスラム(ルター派の文脈では単に「排他的」だろうか)は大きかったようで。レコンキスタやら、掘ればいくらか出てきそう。

で、ライプニッツについて。
クザーヌスが円周率の近似を行った話を見たとき、中世にして(=ライプニッツより前に)無限小を使っていることに気づき、「クザーヌス ライプニッツ」で検索。それで見つけたのが後述の記事。お二人、戦禍の後という時代背景も、融和らしい姿勢も、数学の思想も、いろいろ似ていた。

この二人を重ねるの、クイズではどうやって表現すればいいんだろう…。


こちらの記事に合わせて書きました。


おしまい。

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