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松下洸平ライブHEARTtoHEART2021記録②品川2公演

品川写真1

1、1月10日(初日):品川インターシティホール

(約700人キャパの50%だから観客は300人ほど)開場16時45分開演17時30分
【ネタバレあり】
【品川初日が基本形なので詳細に書きます】

1)会場の様子

品川は新幹線利用時や会議等で私はよく行く駅なのだけど、いつもより人が少ない。第2次緊急事態宣言が1月7日に発令されているため、新幹線で移動する人が少ないのだから当然だろう。
私は絶対感染しない・させない慎重な行動を取ると決めていたので、誰とも会う約束はせず、16時過ぎには品川に到着して会場入り口を確認。仲良しのファン仲間さんと偶然会い、そうこうしているうちに会場入り口に2列で並ぶことに。なんと先頭に並びました。コロナ感染被害が出たときの追跡調査も兼ねた健康チェックシートを主催者に当日送信することになっていて、スマホのその画面とチケットを用意してください、とのアナウンス。

16時45分ぴったりに開場。
スマホの健康チェックシート画面を見せて検温をしてもらって前へ。チケットは自分でもぎり箱へ入れいよいよ入場。入口付近は狭く、グッズ販売しているのも見えたけれど、私はすぐにホールに入った。
なんとまだ誰も観客はいなかった!スタッフさんが1、2人いるだけ。こじんまりしていてホールというよりバンケットルームのよう。段差がない会場にパイプ椅子が少し間隔を空けて並んでいた。自分の席を見つけ荷物を置いてもまだ誰も入ってこない…。皆さん入場してから知り合いを探したりおしゃべりしたりしているのだろう。
私は1人で舞台前まで近づくことができたので少しの間、舞台のセットを見ていた。美しかった。一番前の席は、信じられないくらい舞台に近く、これはまさに「神席」。うらやましいなぁと思いつつ、自分の後方の席に移動。
ホールでは音楽がずっと大きな音で流れていた。ヒップホップ系のノリノリの曲。洸平チョイスだろうと思い、既に愛しくて胸がいっぱいになった。

2)開演!

開演少し前に舞台は暗くなり、バンドメンバーが先に登場。各自位置についた17時30分、舞台が青い照明で包まれバンド演奏が始まった。
そして…舞台下手から洸平さんが登場!
「こんばんは~皆さん立ちましょうよ!」といきなり声をかけたものだから、観客総立ちに(私より後方は見えなかったけれど、おそらく皆立っていたと思われます)。一曲目は…

♪恋の病

洸平時代を除くと一番ポップな曲だと思うのだけど、さらにアレンジがノリノリになっていて、洸平さんは踊りまくり。私も踊りまくり。観客の皆さんも踊ったり体揺らしたりしながらペンライト振ってました。ファルセットもアレンジもきれいだった。続いて…

♪ビューティフル

これもノリノリで。歌い終わったらMC
「みなさん、改めまして、松下洸平です。今日は来てくれてありがとう。
みなさんのなかには、僕の歌を今日初めて聴くという人もいると思います。たとえばCDショップに行って、ジャケットデザインがかっこいいから買ってみた、なんてきっかけで新しい曲に出会ったり、聴いてみたら好きになったり、ということがあると思います。そんなきっかけに僕の今日のライブがなればいいなと思っているので、どうぞ最後まで楽しんでいってください!」

「皆さんは声を出しちゃいけないんですよね。だからこんなものを用意しましたよ」と言うと、キーボードの人が、妙な笑い声の効果音を鳴らしてみせた(が、この効果音はこのライブ中ほぼ使われることがなく、だからなのか、次回以降は全く使われませんでした)。

「皆さんはペンライトとクラップ(拍手)で参加してくださいね。
次は恋する人の歌を。恋をすると、その人の色に染まりたくなってしまいますよね。そんな気持ちを歌った曲があります。その人の色に染まっていく、その色は…青。青という曲を聴いてください」

♪青

「僕はリスペクトしているアーティストが何人かいらして、玉置浩二さんのことも大好きなんですね。前にテレビで(リモラブ番宣の「ズームイン‼︎サタデー」に出演したとき)カラオケで玉置浩二さんを歌うって話しましたけど本当に好きで、こうやって好きだって言い続けていたらいつか玉置さんがゲストに来てくださるんじゃないかと思ってるんですけど…あっ!(と言って舞台の袖を見る)…来てないか(笑)。今日はカバーを1曲歌わせていただきます」

♪メロディ(カバー)

のびやかな声でしっとり歌い上げた。
その余韻がまだ残るなか、洸平さんは舞台下手のキーボードまで歩いていき、キーボード担当の人の右隣りに中腰で立ち、「エンドレス」のイントロを弾きだす。K’s Studio の動画を思い出し心をぐっとつかまれる演出。途中からキーボードの人も合わせて弾く。そして舞台中央に戻り、これまたしっとり歌った。

♪エンドレス

「僕は車の免許を取ったのが25歳なんですけど、免許取ったら嬉しくて海に行きたくなって。ミュージシャンが免許取ったらあるあるですよ。レンタカー借りて夜中2時ごろ出発して九十九里浜に行って。砂浜に座ってギターと缶コーヒー持って、海から朝日が昇るのを見ていて。もう悲しい曲がどんどん浮かんできて。これじゃいかんと思って。
ふとみると、波がサーっとさらっていく。サーファーが波をゆったり待っている。そんな光景を見て、ああ、荷物も全部置いて今日くらいはゆったりしようという曲を作りました。のんびりとかゆったりってカームっていうんですけど。その曲をやりたいと思いますので、皆さんも心をゆったりして聴いてください」

♪カーム

カームは、K’s Studio にも以前のライブの一部しかアップされてなくて、フルバージョンを聴いたのは私は初めて。洸平さんののびやかな声がステキすぎて、ドキドキして全然ゆったり聴けなかった…

「皆さんは突然のキスって経験ありますか?あんまりそんなことってないですよね。突然のキスで、いろいろ考えちゃう揺れる心を歌った『キス』という僕の曲があるんですけど。皆知らないだろうなぁ(知ってるよ!と私は叫びたかった)バラードなんだけど、カンちゃんがノリノリにアレンジしてくれました。一緒に踊りましょう!」

♪キス

アップテンポにアレンジされていてびっくりしたけどすごく良かった。ビューティフルみたいな雰囲気の曲に仕上がってました。

そして舞台は暗転。
洸平さんとギターのカンノケンタロウさんの2人が舞台中央の椅子に座った。他のバンドメンバーは退場。
洸平さんは私達に「座りましょうか」と声をかけ、観客はやっと座った。ここまでずっと観客は立ちっぱなし。私自身はライブはずっと立ちっぱなしでOKなんだけど、洸平さんの過去ブログや動画を観ていたらアコースティックのときもあったし、そもそもしっとりした曲が多いから、じっくりまったり聴く感じかなと思っていたら、まさかのノリノリ踊りまくりのライブでしたよ。

で、カンノさんと2人でおしゃべりタイム。
「コロナで自粛のとき、僕もずっと家にいたんだけど、星野源さんから一緒にやろうよって声をかけていただいて。僕が歌って録音してカンちゃんに送って、カンちゃんもギターつけてすぐに送り返してくれて。僕が動画編集して。あれ半日くらいでやったね」と洸平さん。カンノさんも「うん、すぐだったね」と…2人で微笑み合う。
洸平さんは星野源さんが大好きだから自分から参加したのかと思っていたら、源さんから声がかかっていたんだね。「MIU404」で共演した後だったからね。嬉しかっただろうなぁ。
そして洸平さんはカンノさんに「あれやろうか」「やりますか」ってことで…

♪うちで踊ろう(カバー)

さらに2人トークが続く。
「カンちゃん、カンノケンタロウくんとは長い付き合いで。音楽の専門学校の先輩で。一緒に路上ライブなんてやっていて。池袋の公園とかね。
渋谷のクラブで歌ってみる?って声かけられたことがあってね。今日と同じアコギ1本で乗り込んでいったとき、ヒップホップ系のすごいお兄さんお姉さんばかりいる空間で、何を思ったか『未来予想図2』を歌ったんだよね。誰も聴いてなかったよね。
それから僕は役者を一生懸命やっていて歌から離れていて、カンちゃんは Nulbarich で武道館ライブやったって聞いて、ジェラス!って思ってた(笑)。
あの頃誰も聴いてくれなかったけど、カンちゃん、見てごらんなさい(客席を見渡して嬉しそうに笑いながら)。今日はあの日のリベンジで歌いますか?(笑)」

♪未来予想図2(カバー)

観客は座ったままペンライト振っている人が多かった。

「僕は3年くらい前に未来の自分に向けて曲を書いているんですね。ああなっていたらいいな、こうなっていたらいいな、なんて思いながら。握手という曲を聴いてください」
(後日の大阪公演のMCで、実は「握手」「未来予想図2」の順番が本来のセトリだと判明したけれど、品川初日は「未来予想図2」からの「握手」でした。MCの流れとしては自然で良かったですよ)

♪握手

その後、バンドメンバーが戻ってきた。
舞台中央には高い丸椅子がポンと置かれていて洸平さんが座る。
「これ回るんですよ、回りたくなっちゃう」と言って、くるって椅子を回したりして可愛い。昔のブログに同じようなことを書いていたんだよね。スリルミーの宣伝イベントでカッキー(柿澤勇人さん)たちと並んで座っているときのことだったと思う。
そしてテーブルに置いてあるペンライトを持って、「僕もこれ振ろう」って私たちに振ってみせた。可愛い。

「もうずいぶん前になっちゃったけど、僕の人生を変えてくれた、運命の曲をカバーしたいと思います。スカーレットの主題歌、スーパーフライさんのフレア!」
そう言ってあのイントロが流れ…
会場は既にわーっという雰囲気(もちろん観客の声は出ていないのだけど、熱量を感じました!)

♪フレア(カバー)

洸平さんはペンライトをずっと振りながら歌った。観客も洸平さんの手の動きに合わせて振った。会場は大いに盛り上がり、私は涙が出てしまった。洸平さんの人生を変えた「スカーレット」は、私に洸平さんを出会わせてくれて、私の人生も変えたなぁって感慨深かった。

「新曲を作ったんです。『ステップ』っていうの。皆さんもこんな感じでもいいし、こーんな感じでもいいし(と、洸平さんは横にステップを踏んだり少し体を揺らしたりしてみせた)踊りましょう!」と声かけ。観客はここでまた総立ち。

♪ステップ(新曲)

ノリノリの曲。洸平さんはペンライト振りながらで、この曲も洸平さんが腕の振りをリード。観客が合わせる。この曲のとき、会場の左右ギリギリまで歩いてきてくれて、語りかけるように歌ってくれた。

歌い終えると、洸平さんはノリノリのままバンドメンバーを紹介。
キーボードの人を紹介するとき、「しんさま、しんさまぁ~」と洸平さんがおどけて呼んでいたのはスカーレットの信作を意識していたからかな? 
そしてそのまま、往年の心のヒットソングになだれこみ!!

♪STAND UP!

洸平さんが手を高く上げてクラップしながら歌うものだから、もうみんなも両手を上げて曲に合わせてペンライトを振った。会場は完全に一体となって踊っていた感じ。
大きな拍手とともにバンドメンバーが退場。洸平さんも挨拶しながら最後に退場した。
会場はアンコールの拍手を続ける。アンコールがあるのはわかっていた。だって約束していたあの曲がまだ歌われていなかったから…
しばらくして洸平さんは1人で舞台に戻ってきて、舞台中央に設置されたキーボードの前に座り、弾き語りを始めた。その曲は…

♪初恋

ピアノ弾き語りで聴くのは初めて。K’s Studio にアップされている2番の歌詞「8760日生きてわかったことは」の部分を、「今日まで生きてたなかで気付いたことは」に変えて歌っていた。24歳のときに作った曲だからね。私も大好きな曲です。

そしてバンドメンバーも戻ってきた。
「今日はこんな状況のなか来てくださってありがとうございました。収容人数50%で、本当ならこの2倍の人が来られるはずだったんだよね。コロナで来るのを自粛してくださった人もいるのだと思います。でも僕はあきらめないんです。僕は美味しいものは最後にとっておくタイプなんです。今日会場には来られなかった人も、いつか必ず会えると信じています。それまで歌い続けますから、よろしくね。今日、この会場に来れなかった人たちの気持ちはしっかり僕に届いています」
ライブをあきらめた人の気持ち、洸平さんにちゃんと伝わっていましたよ。

「コロナで自粛生活が続いているとき、僕もずっと家にいたんだけど、僕に何ができるだろうって考えて、歌を作りました。インスタグラムに『みんなが見てる空』という曲をアップしました。この曲は、コロナと関係なくても、会いたい人に会えないときとか、言葉でちゃんとつながることができるよって思って作ったので、ずっと大切にして歌い続けていきたい曲にします。インスタには1番しかアップしていないのですが、なんと今日のために2番を作りまして、今日はフルバージョンでお送りします」

♪みんなが見てる空(新曲)

2番の歌詞もとてもいい。大切な人だからこそ怒ってくれた君の気持ち、わかってなかった、とかそんな感じ…そしてサビで転調するのがすごく盛り上がって胸がぐっと熱くなる仕上がりでした。
この曲、NHKの応援ソングにぴったりだなぁと思ったよ。

「今日はもう1曲、新曲を作ってきたんです。仕事をしていて、しんどくなるときが何度もあって、なんでこんなことしてるんだっけ?と原点に返って考えてみると、好きだから、なんですよね。皆さんもしゅんとしたときや元気がなくなったときは、自分が好きな人や好きな物のことを思い出してみてください。そんな気持ちで作った歌です。『ハート』といいます」

♪ハート(新曲)

好きな人に語りかける感じのあったかいラブソング。雨の日は君の傘になりたい、寒い日は温かいスープを、毛布のぬくもり…など、うろ覚えだけどステキなフレーズがサビにあって、これはスープのCMに使ってください!って曲でした。
既に10数曲歌った後なのに声量は全く衰えず、朗々と、という表現がぴったりするのびやかな声で気持ちよさそうに歌っていました。
タイトルからもこのライブのために作ったとわかるけど、中止になった2020年HEART のときに用意していたのかな、と思ったよ。「ステップ」の方が今回の新曲なのかなぁと。なんとなく歌詞と曲の感じで、洸平さんの当時の心象風景を勝手に想像したのだけど…いつかラジオで教えてくれたら嬉しいなぁ。

歌い終わると、会場いっぱいの拍手の中、バンドメンバーを洸平さんが呼んで整列。
拍手をしている私たちに向かって洸平さんが、シーって指に口を当てて、私たちが拍手をやめると、「ありがとうございました!」と全員がマイク無しの生の声で挨拶した。洸平さんは舞台のときのように深々と。洸平さんのお辞儀好きだなぁ。
そしてバンドメンバーが先に退場してから、洸平さんは舞台の端から端まで歩いて丁寧にお辞儀と投げキッスをし、舞台下手から退場するときにはかなり力強い投げキッスをした!

これで本当に終了でした。19時10分。
計16曲。うち新曲が3曲、カバー4曲。
元々1時間45分くらいとアナウンスされていたけれど、1時間40分だった。コロナのこともあり20時までに絶対に終わらせないといけない、時間オーバーしてはいけない、といった緊張感もあったんじゃないかな。後の公演と比較すると、初日のMCが一番短かったです。

2、1月11日(品川2日目):品川インターシティホール

開場16時45分開演17時30分

★初日と異なるトピック

・会場に、洸平ファミリーが来ていた!(と思う)
私はこの日、ほぼ最後列だったので全体がよく見える状況だったのだけど、開演前に、下手側2階席に「洸平さんのような人」が座った。後列に座っていた観客で気付いた人は多く、ざわつき、何人ものオペラグラスが一斉にそちらを見ていた。もちろん私も…
洸平さんが会場の様子を見にきたのかな?と思ったのだけど、おそらくお兄さんだったのだろうな。顔も髪型も体型もそっくりでした。色白なところも。他のファミリーと思われる人々も傍におられました。もうそれだけで、始まる前から私はドキドキしてしまいました(完全なる勘違いの可能性もありますが…)

上手側2階席には、おそらく招待客と思われるアーティストがいたよ!
初日の2階席は、マスコミと思われるカメラがずらっと並んでいました。2日目だから招待できたのかなと思いました。

・MCは初日とほぼ同じだけれど、2日目ということで少しリラックスしていたんでしょうかね、時々ちょい太が発動していて、会場から笑い声が!可愛かった╰(*´︶`*)╯♡

※次の記事・全記録③では、大阪の3日間の様子を紹介します

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