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松下洸平ライブHEARTtoHEART2021記録⑥バースデー&ファイナル(名古屋)

1、3月6日(バースデー&ファイナル):日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋)

(座席数約1100の50%なので観客は約550人)開場16時45分 開演17時30分

【ネタバレあり】
★全記録を残すべく初日からレポートをアップしています。最後にリンク貼ります。ぜひ合わせてご覧ください
★バースデー&ファイナルで発表された再デビューのレポートと解説は、記録⑤

★ ↓ 2021年4月26日、ライブダイジェストがYouTubeにアップされました o(⁎˃ᴗ˂⁎)o


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2、バースデー&ファイナルは生配信&アーカイブ!

バースデー&ファイナルライブという節目で、これまでの公演と異なることが盛りだくさんだった。
一番のニュースはやはり再メジャーデビューの発表だろう。このことは、長くなるので別記事で書いた(記録⑤)。
ファイナルは生配信され、さらにアーカイブが1週間あったので、繰り返し観ることが可能だ。DVDとして発売してくれるかも、という期待もある。WEBで記事にもなりセトリも発表されているので、詳細に書く必要はないと考えていたが、書いているうちに長くなってしまった。
洸平さんのちょい太が何度も炸裂し、バンドメンバーにまでちょい太がうつったか?というエピソードもあった。
MCは割愛しつつ、むしろ会場に居たからこそわかったこと、配信ではわかりにくかったような状況を伝えていこうと思う。
セトリはこれまでと同じ計16曲(記録①)。曲順も同じ、MCの箇所も基本的には同じですが、ハプニングとサプライズが…
ライブ詳細を記した「記録②品川」と合わせて読んでいただけると、ライブツアーの様子がよりわかると思います。

★ ↑ ファイナルの日、タワーレコード名古屋パルコ店さんが松下洸平コーナーを作ってくれてました。ライブ前に私がお店に行ったときは、STAND UP!は売り切れてました。店員さんも再デビューを喜んでくれていることでしょう(*^^)v

3、ヒップホップ色全開、ノリノリだったファイナルふりかえり

1)序盤:のっけからハイテンション

ステージはいつもの青い照明。開演前、すべての会場で流れていたヒップホップ系のBGMが途中で消えて、ラジオ LivingRoom の曲に変わった。懐かしくて「ただいま~」と言いたい気分になったけど、これは生配信のために流していたのだと、アーカイブを観てわかった。

バンド演奏が始まるなか、ステージ下手から踊るように飛び出してくる洸平さん。左手を突き上げている。
「ハートゥハートへようこそ~良かったら立って踊りませんか(左手を大きく振りながら)ヘーイ!最後まで楽しんでいってください。ファイナルぅ!」
テンション高い!これまでで一番高い!
前回のフォーラムのとき、「明日、髪の毛を切る」と言っていたのは本当で、少し短くなっていました。

♪恋の病

歌詞の合間に ヒップホップ系のアドリブ(合いの手)がたくさん入る。イヤァ!ヘイ!
こんなにノリノリなのは初めてです。
「そんな目で みーないでよ」のところでカンノさんをぐいっと見る。カンノさん照れたように笑う。
最後のファルセットがのびやかで美しい。「ありがと~~フゥ」と言ってすぐに…

♪ビューティフル

これものっけから、エィ、イエィ、フォウ(いずれも低いトーンでカッコつける感じ)…とアドリブ満載。
今回のライブツアー6回を聴いてきた私なのだが、毎回ノリはとても良かったけれど、こんなにアドリブを入れてたっけ?と記憶をたどる。たぶんこんなに合いの手を入れてきたのは初めてだ。
そして歌っているときは自信満々!
ヒップホップ色が全開で最初からノリノリでファンキーな洸平さんだった。

2曲続けて歌ってMCに入るのがパターン。今回もここで挨拶。
ファイナルであることを伝え、生配信であちこちに設置してあるカメラに向かって「世界の皆さん、ハロゥ。松下洸平です」とお茶目に挨拶。

「初めてのことだらけ、ですわ。もう、ツアーも初めて、こんなたくさんの人の前で歌うのも初めてで。おまけに生配信でなんのこっちゃ。だからね、好き勝手やろうと思います。最後ですし」と。
なるほど、冒頭2曲がアドリブ満載でノリノリだったのは、自分の好きなように歌おう!という思いからだったんだね。

そして、感染拡大予防のために観客は声を出せないから、拍手したり手やペンライトを振ったりしてください、との旨を話し、「伝わってきますから。短い時間ですけど楽しんでいっていただければと思います」と観客を思いやった。

そしておもむろに、「あのね、絶好調なんですよ。なぜか教えてやろうか? 僕もメンバーも、なんならスタッフも、死ぬほど『ひつまぶし』食ったんですよ。いやびびった。マジでうまいね!」と、ひつまぶしについて熱く語った。言葉遣いがやんちゃで、これまた珍しい。

「僕のライブは初めて来る方もたくさんいらっしゃると思います。知らない曲もたくさんあると思います。でも初めての曲と出会う機会としてください…」といったことも、ほぼ毎回話していること。
ライブ参加は初だけど、曲は全部知っているよ、K‘sStudio とYouTubeで聴いてるよ!と私が心の中でツッコむのも毎回のこと…

次の曲。
雨が降っているときに切ないラブソングができたらいいなと思って書いた曲だと紹介し、「大切な人、好きな人のことを考えて何も見えなくなってしまう。皆さんそんな経験ありますか? 僕はね、まぁありますよ、34ちゃいですから今日で(会場から拍手)そりゃあります。少し甘酸っぱい切ない曲を聴いてください。その人の色は…青」

♪青

コーラスが重なる。今日も色っぽい。YouTubeのMVもすごく色っぽくて大好きなのだけど、今回も、目をつぶって首を振る感じとか、洸平さんの切ない表情が最高です。

★ちょい太①

歌い終わり、洸平さんはキーボードの方へ歩いていった(配信アーカイブでは暗くて見えない)。セトリを知っている私はあれ?と思う。まさか間違えたとは思わず、ファイナルだから異なる演出なのだろう、今回はキーボードの人に話しかけるのかな?など思っていた。すると洸平さんは、キーボードのところまで行くとクルッと踵を返してステージ中央に戻ってきて…「まちがえちった…」!!!!!(てへぺろって感じw)

「歌わなかっただけいいでしょ(会場、笑)ちょっとね、いやぁ……なに?歌わなかったんだからいいでしょ(へへっと苦笑)。ちょっと曲順をね、間違えそうになったの(ふふん、という感じ)。配信の皆さん、ハロー」と、決まり悪いのをごまかすように笑いかけた。
そして、玉置浩二さんが大好きで日本のアーティストのなかでは洸平さんの音楽のルーツであり、繰り返し歌ってきたことを話した。

♪メロディ(カバー)

歌い終わるとキーボードまで歩いていき、エンドレスのイントロを中腰で弾きだす。途中からキーボードの人と目を合わせ演奏を重ねる。ボイスパーカッションがついた素敵なアレンジ。マイクに戻るまでの間、手をアゴに添えてクールな表情…

♪エンドレス

カッコつけた感じの小声でサッと曲名を言う。この曲も歌詞の間に、エィ と低い声で小さく刻む。

「こっち(キーボード)行くときすげぇ恥ずかしかったわ~、間違えたんだろこれを、と思われてると思って」と照れる洸平さん。会場は笑う。全員マスクをしているが、500人以上もいるのだから、マスクの下で笑っても雰囲気は会場全体に広がるのだ。

「本当にひつまぶしパワーがすごくって…」と再びひつまぶしの話。
出汁が美味しい、という話から、「こないだ美味しいものを食べて15万円くらい払わないといけなくなって…」と、つい2日前に放映されたゴチで負けた話(会場から拍手と笑い)。

ひつまぶしパワーからゴチにつなげた話の流れは上手いな~と聴いていたら、洸平さんはさらに続けた。
「その1時間後に、あんなかわいそうな津山さんのふられ方(会場拍手)。なんかね、今日ネットニュースか何かで『踏んだり蹴ったりの松下洸平』って、Yahoo!ニュースかなんかに。誰が踏んだり蹴ったりやねん!大きなお世話じゃあと思いながら。でも本当にかわいそうでしたね、津山さん」と、「知ってるワイフ」ネタにつなげた。なぜか時々大阪弁が出る洸平さん…

★ちょい太②

タクシーに乗ると、座席前のモニターに広瀬アリスさんのCMが流れると話し、
「アリスちゃんが僕にニコッとしてくるんですよ。そのたびに僕は胸がはち切れそうになるっていうか、はち切れはしないけど、複雑な。前回のオンエアではね、僕の知らないところでキスを。ふざけんじゃねえよって感じでね(会場拍手)。なんの拍手やねん、拍手ちゃうわ(会場に向かって)。でも皆さん本当にありますからね、突然のキッス。油断してたらね。そんなときにですねぇ…」と言いかけ…

「あ、ちがっ!!(会場爆笑)あれ?今日やばい。どうしよ。ごめんごめん」
左手の中指でオデコをつんつんとする。
カンノさんがギターをドゥルーン…と鳴らす(がっくし、という感じの音)。
カンノさんは、この話の流れだと洸平さんは間違えているな、とわかりつつ聴いていたのだろう。そして私も同じ思いでした。ライブに複数回参加している人も多かったから、そういう人たちは同じ思いでハラハラして聴いていたんだろうね。

「そう、だからあ、いろんなことあるじゃないですか。ゴチで負けたりとか、ふられたりとかね。さんざんな目にいっぱい合うんですけど、皆さん今日は、楽しく荷物を置いてのんびりしませんか、そういう曲を一緒に歌いませんか。知らないだろうけど、あるんですよ、僕のオリジナルの曲にこんなグルービーな感じの…」と、気を取り直して楽しそうに話す。

♪カーム

イントロから「ヘイ!一緒にクラップしましょ!」とノリノリ。マイクを右手で持ち、その右の肘を左手でクラップしながら。オーラィ、フォゥ、ヘイ!ナイス!などアドリブがたくさん入る。

間奏部分で洸平さんは「ココ好き!」と合いの手を入れて、ステージ下手に歩いて行きバンドメンバーに向かって指揮する(アーカイブでは画像が切れていて残念!可愛い姿だったんです)。メンバーはコーラス♪ 洸平さんはメンバーに向かって再度「セイ!」「ココ好き!」。そんな洸平さんを見てメンバーは皆ニコニコ笑顔。
いいなぁ、カームな雰囲気だなぁ。
最後は、「たーららーららららー」のファルセットをきれいに歌い上げ、「ありがと~」

「カームという曲でした。さっきの話の続きしますよ(おでこを右手でぺチッとする。会場は笑)。突然のキッスね、ありますからね、本当に気をつけてくださいよ皆さん。
さっきコメント撮りしたんですよ。とある映像をちょっといただきたいということで、34歳の抱負みたいなのいただけますか、って。大人としてちゃんとしっかりとしゃべれる33歳になりたいって言ったんですよ(会場は笑いと拍手)。そう、33歳って言っちゃって。ダメだこりゃあってね、しっかりしてほしいって、ねえ」

「突然のキッス、気をつけてくださいよ、この曲は僕が5年くらい前かな、作った曲なんですよ。元々は切ないバラードを作りたいと思って、女性が主人公で突然好きな人からキッスをされた、どうしましょう私ったら、という気持ちを、そんな曲を作ったんですけど。
今日はね、皆さんと一緒に踊りたくてね、踊りたいっていうかノリたくてね、うちのカンノケンタロウ大先生が超絶ファンキーにアレンジしてくれました。
一緒にクラップしながらキュンキュンしてほしいと思います。それでは聴いて下さい、タイトルは、キッス!」

♪キス

「オウ!」と頭から洸平さんはシャウト。ヘイヘイヘイ!
バンドメンバーが「アイジャスウォナビーウィー(I just want to be with you)」とコーラスを入れる。
このフレーズは洸平さんもエンディングに歌った。アレンジがステキ。私はココ好き!

2)中盤:カンノさんとしんみりしっとり

ステージが暗転。
カンノさんと2人でステージ中央の椅子に座り、おしゃべりタイム。
会場に、「皆さんよかったら座りませんか(ここまで観客は立ちっぱなし、踊りっぱなし)」と呼びかけ、「ちょっと休憩しましょう。配信している人たち~楽しんでますか?」とモニターに向かって、さらに2階席にも手を振る。
「今回は声を出せないですけど、皆さんの気持ちは伝わっていますからね」と、再度「伝わっている」ということを言ってくれた。

カンノさんと「知ってるワイフ」の話。大阪初日の2月4日が木曜日で、その日のライブの後、バンドメンバーでホテルの1室に集まって一緒にワイフを観た。それまでカンノさんは観たことがなくて、「これからは観るよ」と言っていて、国際フォーラムのときの2人のおしゃべりでは、それを受けて洸平さんが、「テレビ持ってないんだよね?」とツッコみ、カンノさんが「アプリで観る」と抗弁するという微笑ましいやりとりがあった。本日はその続き。
やりとりはコントのよう。

洸「カンノさんは『知らないワイフ』でしたものね」
カ「あのときはね」
洸「知らないんですよこの人。僕がいちいち説明してたんですけど面倒くさくなって。あれ途中から説明するのむずくないですか。真剣に見出したからいいや、放っとこうと思って」
カ「すごい良かったよ」
洸「良かったでしょ。で、最後5分くらいなんか静かだなと思ったら…(洸平さん頭がっくり下げて両足を投げ出して寝る真似)よだれ垂れてたよ(笑)」
カ「垂れてたね、ここにはっきり垂れてたね(爆笑)」
洸「なんなんだろこの人は」と言った直後「オン ギター!カンノケンタロウ! イヤァ!」
紹介の仕方がいつもカッコいい。
洸「その後知ってるワイフになったんですか、あなたは」
カ「そうですね」
洸「ははは(笑)もうね、長いんすよ付き合いが。10年以上、だからわかります。今のはウソです」
カ「メール、間違えて送信してたよねぇ」
洸「おう⁈ 知ってるね!(会場拍手)知ってるワイフ、知ってるカンノ!」

その後、緊急事態宣言のときに星野源さんからお声がかかって、というエピソードが紹介され、
「カンちゃんに連絡して、半日くらいで2人でアレンジ考えて、源さんの動画に合わせて僕たちの重ねて、僕のインスタグラムにアップしました。そこでギターを弾いていたのがカンちゃん!(会場拍手)ねえ拍手までいただいて」「ありがとうございます」「ちょっとやります?」「やりますか」と2人。

♪うちで躍ろう(カバー)

この曲は公式のセトリには入っていない。星野源さんの動画にアップされたのは一部分だから、1曲とみなされていないようだ。
でも、コロナ禍に作られたこの曲。洸平さんのライブHEART も中止になったわけだし、時代を象徴しているので加えてほしかったと思う。私の心のセトリには入っています!

「去年の緊急事態宣言で、ライブが中止になったんです。それもこのメンバーでやるつもりだったんです。リハーサル進めてて。僕が参加して、よし詰めていこうってときに、中止にしましょうってなって…でも、あきらめずにつながり続けてくれたメンバーに本当に感謝しています。
そして今日こうして34歳の節目に、皆さんと、オンラインでもつながっていることが、なんて幸せなんだろうって、本当に僕、幸せ者だと思います(会場拍手)」

「30歳のときにね、自分に手紙を書こうと思って」と、「握手」の紹介に入る。
「街も人も変わっただろうけど、それでも夢をあきらめずにいてくれてますかって、30歳の僕が今日この日の僕に言ったんです。街も人も変わりましたよね。皆マスクして。いろんなことがありますけども、僕はいくつかの夢を叶えました。この1年ちょっとで」
デビュー報告のあとに、配信でこの言葉を改めて聴くと感慨深い。

「でもね、尽きないですね。見たい景色はまだまだたくさんあるし、会いたい人に…まだ会えてない。やりたい仕事もまだまだいっぱいありますし」と、まだまだこれからだと言う。
「なので今日34歳の節目に、43歳…ん?あ、ちが、44歳、てへっ(カンノさん「すっごいタイムスリップしたね今」と即ツッコミ!しかも知ってるワイフをからめてきた!)。へへ、さーせん。44歳の、そして54歳、64歳のどこかにいるであろう自分にこの曲を歌いたいと思います」

♪握手

カンノさんのアコギでしっとりと。大阪公演から始めたハモリもすっかり馴染んでいる。

「カンちゃん、この話をするのも今日で最後ですね。僕たちの出会いの話をします。これね、1月10日から始まったツアー全部でしてるんです。(カンノさん「ふふふ」)なぜかというと、一番わかりやすいエピソードだから。そして1カ所しか来れないお客さんもたくさんいらっしゃるからね。(カンノさん「うん、うん」と優しく相槌。雰囲気も話し方も優しい)でも最後ですね、この話をするのは」と、洸平さんはしんみりしている。
カンノさんとのセッションが今日で終わるのがとても寂しそう。

18歳のときに音楽の専門学校で出会い、一緒に路上や公園でライブをやって「濃ゆい3年間を一緒に送った」と。カンノさんが現在、Nulbarich のギタリストとして武道館や横浜アリーナでライブをしていることを知り、ジェラス!と思ったことなども話した。
そして渋谷のクラブで「未来予想図2」を2人でやり、誰も聴いてくれたかったエピソードを話し、
「カンちゃんごらんなさいよ。ありがてー、2階席まで」「ひょっとしたら、そのとき渋谷のクラブにいた人が…」とカンノさん。洸平さんは笑いながら「いるかぁ? 一応聞いてみる?いた人? いないですねぇ、そりゃいないですよ」と。これは、大阪初日で、12年前の感動のエピソードを受けての話なので、ぜひ「記録③」を読んでください。

「こんな話するのも、カンちゃんと2人で未来予想図歌うのも今日で最後ということで、ちょっと寂しいですけど(くしゃっと笑う)、2人の思い出にどうかお付き合いください」

♪未来予想図2(カバー)

3)終盤:一気に最高潮!

ステージ中央に高い丸椅子が置かれ、バンドメンバーが戻る。
洸平さんは椅子に座り語り始める。

「今日でこうやってカンちゃんと『未来予想図2』歌うのは最後ですけど、『握手』もそうですけど、次に向けてのバトンのようなライブだな、と思います」と。
次回のライブはメジャーデビュー後になるのだ、と知った後に配信で再度見ると、このバトンという言葉が印象的だ。

「もうちょっとだけ過去にすがってもいいですか?」と、いよいよライブは最終コーナーへ。
僕をすごく育ててくれた。この曲を歌うのもきっと今日で最後。宝物をしまうような思いで歌いたい…と、朝ドラ「スカーレット」の話。
「僕もこれやろ。持ってるんだから!」とライブグッズのペンライトを振る。
「僕の人生を変えてくれた曲です。そして支えてくれた曲。今日はバンドのメンバーとセッションしてるような感覚で楽しく歌いたいと思います。皆さんこれこうやって振る準備できてますか?」と会場に向かって言うと、観客はペンライトをぶんぶん振った。それまで、洸平さんが会場に話しかけると観客は拍手で返事していたのが、ペンライトを持っているから拍手はできない。
「ああ、そうか。これ拍手ができないのね」と、ペンライトを振ると拍手ができない、ということにファイナルでやっと気付いてくれた洸平さん…今ですか?(笑)

「それではいきましょ。スカーレット主題歌、スーパーフライさん。フレア~(高い声で)」

♪フレア

洸平さんは左手でマイク持ちペンライトを右手で振りながら歌った。
会場はペンラの海。一体感がすごく、ナイス!サイコー!と洸平さんは叫ぶ。
エンディングの「ランラーララーラー」のあと「セイ!」
バンドメンバーが「ラーラーララーラー」
コール&レスポンス!

すぐに次の曲のイントロが始まる。

「皆さんっ!良かったら最後立って踊りませんか。イヤァ~~~
ここで重大発表! 今日のために、新曲を作ってきました! イヤァ~ありがとう!
タイトルは、ステップ! ステップステップステップ!(左右にステップしてみせる)今日はタイトルだけでも覚えて帰ってください。
『君の声を聴きたいのさっ』て歌詞があるんです。今日声出せないですよね。
一緒に手ぇ上げて! ヘンザップ!(hands up!)オーッ!」
洸平さんは叫んで手を大きく左右に振る。観客もペンライトを持った手を上げて振る。
「ナイス!届いてますよ。ありがとー」
そして超絶ノリノリ、ヒップホップテイストの曲が始まった。

♪STEP(新曲)

ヒップホップでよく使われるフレーズ「プチョヘンザ(put your hands up =手を上げろ!)」がサビで使われている!
「Step to the right  Step to the left ♪」の歌詞に合わせて左右にステップを踏む。
「君は君じゃない?みんな違って?」「みんないい!」コール&レスポンス!
今回は観客が声を出してはいけないから、洸平さんはバンドメンバーにコール、メンバーがレスポンス。本来は観客とやるのだろう。

そしてまた「ヘンズアーップ!フォウ!」
ソウル、R&B を聴いて育ち、ヒップホップが好きな洸平さん。でもこれまで自分で作った曲はバラードが多かった。
「STEP」は新境地だと感じる。洸平さんのキレッキレのダンスをMVに収録すれば、若い男性ファンも付くように思う。
最初にリリースされるのは「STEP」ではないか、と思った。

間奏でバンドメンバー紹介。配信ではメンバーの顔がよく見える。皆楽しそうに演奏していて嬉しい。良いチームなのだろうと感じる。
これまでのライブは動画で一部観た程度だが、バンドメンバーは洸平さんより年上の人がほとんどだったように思う。K’s Studioにアップされている動画も。
今回は同年代、年下のメンバーもいたよう。バンドマスターが友人のカンノさんで、メンバーはカンノさんが集めたのかもしれない。気心が知れていて洸平さんもやりやすかったと思う。

今回はキーボードの平野晋介さんのことを「しんさまぁ」と呼んだ。「エンドレス」で洸平さんが弾き始めの音を間違えないようにキーボードの鍵盤に大仏のシールを貼ってもらっていたというエピソードが大阪で披露されたけど、しんさまがそのシールをTwitterとインスタグラムにアップしてくれました! ↓

「STEP」 のエンディング。
「皆さん手ぇ上げる準備はできてますか。エビリバディ!」
人差し指を突き出し左腕を高く上げる洸平さん。その姿が彫像のようにあまりも美しく、神々しいくらいだった…
サイコー!ナイス!
「ありがとー」と終わり、そのノリのまま往年の心のヒットソングのイントロが…

「2008年にこの曲でデビューしました。スタンドアップって曲なんですけど。あの頃の僕に今日の景色を見せてやりたいわ」
飛び跳ねながら洸平さん。
「皆さん最後、手ぇ上げる準備できてますかぁ! ワンツースリーエンフォー!」

♪STAND UP!

ヘイヘイヘイヘイ! エァ!
洸平さんの体も歌も飛び跳ねる。きっと心も。観客はペンライトをぶんぶん振ってサビでは一緒に飛び跳ねる。一体感半端ない。会場中に充満する幸せホルモン。

ラスト。
「みんな一緒にぃ!せーのっ!」くるっと回りながらジャンプ。
「ありがとうございました!」

バンドメンバーが先に退場し、洸平さんが挨拶。
「楽しんでいただけましたでしょうか? 僕はね、その100倍楽しかったよ。本当にありがとうございます。
こういった状況のなかでもこうして、ある種勇気を振り絞って会場に来てくださったお客様1人1人に本当に感謝しています。また皆さんに会いたいです。
そして今回残念ながら来れなかった、今こうしてオンラインで観てくださっている皆さまにもいつか会いたいです。いつか会いましょう。
そして僕はこれからも歌い続けます。俳優やりながらも。なので、また必ず会いましょう。名古屋、ひつまぶしサイコー!ハハッ
本当にありがとうございました!」

洸平さんも退場…

4)アンコール:ハプニング&サプライズ

暗転。
長いアンコール拍手。アーカイブ映像よりも実際はもっと長いが、必ずあるアンコールだとわかっているので拍手を続けるのは平気だった。

洸平さんは着替えて、中にライブグッズロンTを来て再登場。
ステージ中央にキーボードがセットされていて、そこに座る。

♪初恋

弾き語りで情感たっぷり。
K’s Studio にアップされている2番の歌詞を、「12410日生きてみてわかったことは」と変えてきた。「いちまんにせんよんひゃくとーか」と読んでました。これはファイナルだけのスペシャル!

そして…

★ハプニング(ちょい太伝染)

「君が最初で最後のはつこい~~」と歌い上げて、ためてためて、ラストの「てーれーながら~」が続くところで、
ぽーぽーんと、ステージ袖から謎の音が…

洸平さんは、ん?って表情で振り返った。アーカイブの映像では音は小さかったけれど、ライブ会場では無視できないくらいの結構大きな音。しかも音程が洸平さんが歌っている箇所と全く合っていないので、まさかの事故? 洸平さんは笑っていたけれど、会場の私たちは何が起きたのかわからず焦った。
少し待っても続きの音が鳴らないので、洸平さんは「て~…」と歌い始め、でも笑って止まってしまった。会場も笑いが起こる。
洸平さんは左人差し指を唇に当て「しーっ」と会場に。ささやき声で「最後まで歌おう。ちょっと待ってみよう」。
「てーれーながら~~ゆれーながら~」
再開時のピアノのキーがぶれて焦っただろうけど、最後はきちんと合わせて歌い終えた。

★バースデーサプライズ!

まだ照明が暗いなかで、洸平さんは、「バンドメンバー、カモン!」と呼ぶ。ふふふ、と意味深に笑ってカンノさんを見る洸平さん。するとやっと
「たーたたーんたんたんたーん(ハッピバースデートゥーユーのリズム)」とキーボード。
笑いながらうんうんとうなずく洸平さん。「なんか来た。なに?」
カンノさんが「ハッピバースデートゥーユー」と歌いだす。ケーキが運ばれてくる。
洸平さんはマイクで一緒に歌いだす。
「トゥーコーヘーー」「トゥーミーーーーー!」(このトゥーミーは翌日テレビ各局の朝の情報番組で取り上げられていた!)

すごーい!おめでとう!ありがとう!と声が飛び交うなか  
「これは…見えないよね」と観客になんとかケーキを見せようと少し傾けようとする洸平さん。しかし巨大でロウソクも立っているし無理。「アーカイブで観てください」と。

「こんな立派なケーキをあーた。じゃぁ、ふーしましょ、ふー。でも皆さんになんかせーの的なことやってもらいたいんだけど、どうしたらいいと思う?カンちゃん。せーのって言えないけど、せーのしてほしいの」
可愛く甘える洸平さん。会場は笑う。
カンノさんは「じゃあペンライトを、せーので、こう」と、後ろから前へ大きく振った、
「むず。わかった?(会場に)ちょっと練習して?(カンノさんに)」
「1回練習します。せーの」と、カンノさんの声に合わせてペンライトを後ろから前に大きくふる私達。バンドメンバーもする。
洸平さんは笑いながら、「なかなか…変ですよ…でもそれでいこう」
「せーの!」で、大量のペンライトが一斉に動いた。まるでロウソクの光のさざ波のよう…

ふーっとすると暗くなって、会場では洸平さんの顔は全く見えなかったけど、配信では、ほっぺたをふくらませてふーする様子がなんとか見えた。
「ゴチ」で、女の子が熱い食べ物をふーふーするときの表情が好きって言ってたけど、洸平さんのふーも最高に可愛いかったです。
カンノさんへの甘え方も半端ない。人たらし国宝級!それでも全然嫌味じゃない無敵の34ちゃい、恐るべし…(*⁰▿⁰*)

メディア用に記念写真を撮ることになり、洸平さんは「これ明日ニュースとかになるやつだよ」と余裕。「ちょっと待っててぇ、ごめん」と会場に声をかけてから写真撮影。
最初はバンドメンバーと一緒に。次に「ソロで?」と慣れている洸平さん。写真を撮るときの表情が配信で見えた。まばたきをしない。さすがプロ!

「ありがとう。これはじゃああとで皆さんに…(笑)ウソです。そういうの一番やっちゃいけないんだよ」
これでバースデーサプライズは終了 ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

そして…
「ねえちょっと待って。さっきの謎の音なに?」とカンノさんに問う。「え?何もなかった」「何もなかったわけないよね?正直に言ってごらん。ミスったでしょ」「何かミスって弾いちゃってたんじゃないの?間違えて」と逃げるカンノさん。
「なんやったんあれ。おいタカ!」とベースの人に。会場から拍手。「君はマニュピレーターとしての才能を僕は見込んでいるんだが。ミスったか?」「やらかしました」とタカさんは観念したように言う。「ははは、むちゃくちゃやないか(なぜかこのへんずっと大阪弁)」

「いや、なんかはあるだろうなって思うじゃないですか。何もあんなタイミングでくるとは思わなくて。でもありがとうございます。がんばります、34歳も」と、会場に語りかける。

サプライズがライブの最後の方であるだろうと思ってはいたから、謎の音の時、これがサプライズの始まり?でも曲の途中だし歌い続けていいのかな?など考えつつだったのだろう。これは、ベースのタカさんの「ちょい太」だと判明。ちょい太が伝染している…(;・∀・)

「今歌った初恋って曲がね、僕がたぶん24くらいのときに作った曲じゃないかな。だから10年くらい前。これからもずっと昔の曲も歌い続けたいと思っております」
ここでも「歌い続ける」というワードが。

それから、今回の3月6日スペシャルポストカードの宣伝。「1万4千…ナントカ10日の日付が入った、僕が34年間生きてきたであろう日。うるう年とかそういうのやめて。わかんないから。単純に電卓で計算した数字。許してね」と可愛く言う。

そして、去年の緊急事態宣言のときのことを話す。
「自分に何ができるだろうと思ったときに、やっぱり歌を作ろうと思いました。ただ作るのではなくて、ずっと歌い続けられる曲がほしいんです僕は。なので、コロナをあまり意識せず、会いたくても会えない人や、離れて暮らす人のことを思って書きました」
ここでも、「ずっと歌い続けられる曲がほしい」のワードが出てきた。

「会えなくても言葉や思いでつながろう。とびきりのハグは会えたときのためにとっておこうという前向きな歌です。インスタグラムで1番だけ載っています。カンちゃんと2人で作りました。今日はこの日のために、フルコーラスで歌いたいと思います。大切な人を思いながら聴いてください」

♪みんなが見てる空(新曲)

2番の歌詞。
「あの日叱ってくれたのは、優しさだったんだな。気付かずにいたことがどうして今わかるのかな」
「カーテン揺らした風は君かな」
ステキだなぁ。やっぱりNHKの応援ソングにぴったりだと思う。

「僕は、今は俳優業をメインにやっていますが、こうして歌を歌うのがね、好きなんです」「気がついたら歌ってました。それから十数年、今でも歌を続けていられる理由は、歌がね、好きだからです、すごくシンプルでしょ。
やめようかな、とか、投げ出してしまおうかな、と思った瞬間はたくさんありましたが、それでもなぜかやめれないんです。それはなぜなら好きだから。その好きだという気持ちが僕を支えてくれてます。その思いを歌にしました」

「この好きという気持ちに感謝してこれからもずっと歌い続けていきたいと思います。今の僕のテーマソングみたいな曲があります。これも今回のツアーのために新しく書いた曲です、最後にこの曲を聴いてください」
ここのMCは、毎回、「好きという気持ちが自分を支えてくれる」と語り、「歌うこと、演じることが好き」と話していた。が、この日は歌だけに絞って話していた。これも、最後の発表につながるフラグだったのかもしれない。

♪HEART(新曲)

「雨の日には君の傘になろう」「冷たい朝は毛布のメロディ」「凍える夜はスープのメロディ」
「好きってどういうことか。たとえば君がいなくなったら心が風邪ひく。そっかそういうことか。好きって僕を包むぬくもりだ。形のないもの守るのは難しいんだな。触れられるものだけ信じてた」
「憎しみや逃げ道は誰にもあるもんだって。かっこつけてずるしそうな自分がいて苦しくなるよ」

冬のひだまりのように温かい、そして冬の木立のように力強い、言葉の数々。洸平さんが好きだなぁとしみじみ感じる歌だ。このセンスあふれる歌詞を、声量たっぷりに歌い上げた。

歌い終わり、挨拶に立つ洸平さん。
ライブツアーを無事に終えることが出来た感謝の気持ちを伝えた。

5)エンディング:涙の再デビュー報告と、おまけのアンコール

そして。
「ここで、皆さんにひとつお知らせがあります」と、再度のメジャーデビューのことが、万感の涙とともに報告されたのである。
※この部分は、「記録⑤」に詳細に記してあるのでセットで読んでください! ↓

洸平さんは、「皆さん楽しかったですか? 良かった。2階席の皆さんも、配信の皆さんもありがとうございました」と挨拶し、いつものようにバンドメンバーを集め、「最後一緒にありがとうございましたって言いましょ」と整列。
「ありがとうございました」。全員で生の声で言い、深々と礼。
洸平さんはバンドメンバーとグータッチし、ステージ隅々まで歩いて挨拶。視線を上にも下にも向け、手を振っていた。
「また会いましょう!」
そしてはけるときに左手で大きな投げキッス!

これでライブは終了。
これまでであれば、ここで会場に照明がつき、規制退場を促すアナウンスが流れ、強制終了という感じになるのだが、今回は会場にはSTAND UP!のインストゥルメンタルが流れ続けた。そのため、観客は拍手を続けた。今考えると、生配信のために、しばらくはBGMとして流しておく必要があったのだろう。しかし会場でそんなことはわかるはずもなく、ファイナルだし、デビュー発表もあったし、何よりまだ音楽は鳴っているから、と拍手を続けたのだ。
規制退場のアナウンスの声は拍手にかき消されてしまった(係のお姉さんごめんなさい)。途中から立ち上がって拍手する人も。私も立って拍手した。この時間は配信アーカイブではカットされているのだが、実際はとても長かった。

どうなるかな?無理かな?…と祈るような気持ちで拍手を続けていると、洸平さんが1人でまた登場してくれた!スタッフさんたちが出ることをOKしてくれたのだと思うと本当に嬉しい。

「あなたたち、早く帰れ」「かえるっつーの、なにやってるの」と、洸平さんはおどけて笑いながら言う。観客が残っていたことに少し驚いているようだった。
「ありがとうございます。また会いましょうね」
「帰って美味しいご飯を食べましょう。ありがとうございました。ばーい!」
両手を大きく振って。最後はけるときは、帰れって感じに手をおどけて振っていた。

ライブツアーHEARTtoHEART2021が本当に終了した。

配信では、ライブ終了後に、洸平さんからの感謝の言葉が手書きで掲示されている。これがまたステキである。ここに掲載できないのが残念。このサプライズ2度目アンコールのおかげで、長いエンドロールは2回出る。2回目のクレジットの最後には
Special Thanks
 K’s room
 And you・・・

最後の最後まで洸平さんらしい、素晴らしいライブだった。
この配信映像はぜひDVDとして発売してほしい。何度でも観たいから╰(*´︶`*)╯♡

★ ↑ カンノケンタロウさんのインスタグラム。バースデーケーキは切ってスタッフ達と食べたんだね!バンドメンバーの写真もあるよ。そして洸平さんへのハートフルなメッセージも!ぜひお読みくださいね。

★ ↑ ベースの永井隆泰さん(タカさん)のTwitterもどうぞ。

6)BAND MEMBER

Guitar       菅野健太郎
Bass       永井隆泰
Drums      中村清一郎
Keyboards  平野晋介

7)ライブ記録①〜⑤リンク

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