あなたと出会った頃は

何故か思い出す

あなたと出会った頃は
待ち合わせまでの時間も楽しかった

別れる時も
また次に会う時までが
長く
次に会える日が
待ち遠しかった

いまや
部屋にこもりがちで
会えば
ご飯の心配しか口にしない

そんなあなたの
出会った頃の姿を
思い出し涙する

何故この仕上がりになったのか
あなただけのせいではない

わたしにも責任がある

ただなつかしく
ただ愛おしい
想いでが
蘇るたび
涙がとまらない

いろんな困難があり
いろんな辛さを共にした

ただ乗り越えるのが難しく
いまだに苦しんでいる

そんなあなたの
若かれし姿から
中年のおじさんになった姿でも
嫌いになることができない

丸いフォルムになろうとも
なんとなく愛おしく
それはそれでゆるキャラみたいで
可愛く思えてしまう

そんな私は
(かなり馬鹿になったな)
と朝方、ひとり涙目で笑ってしまった

睡眠不足で頭がおかしくなったのか
感情に電気が流れたように
溢れ出す涙をとめることができなかった

ただなつかしく
キラキラした想いでたちは
また何処かへ消えていった

辛く行き詰まる度に
溢れ出す想いでたちは
神様からの気まぐれな
ライスシャワーのようだった


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