入学式で伝えたかったこと
今日はいつもに増してたくさん寝ました。
昨日の入学式ではせっかくみんなの前で話したり
ワークをやらせてもらうチャンスをいただいたので、
伝えようとしていたことを
改めて振り返ってみようと思います。
とにかく伝えたかったのは「お互いの資源を使いあおう」ということ
突然ですが、わたしたちは自分に関わる全てのことを
自分でできるようになりなさいといわれているように思います。
全部で100点を出しなさい、とか。
できないことでも全部人並みにできるようにすることが、いいこと。
でもそれって本当にそうなんでしょうか?
誰もが違う経験をしてきて
誰もが違う価値観を持っていて
得意なこと、好きなことはみんな違う。
いまの時代に必要なのは
その違いをいかしあうことなんじゃないかと
わたしは思います。
わたしが抱えていた違和感
そんな思いを抱えながら、
まず最初に話させてもらったのは自分についてのこと。
CMCに関わっている直接的な理由になるので
もちろんデンマークのことを話すつもりでいました。
どんなことを学んできたかとか。
でもなんだかピンと来なくて。
それを藤井さんに伝えたら
「デンマークに行く前に抱えていた不安や違和感」
というキーワードいただいて、
一番最初に必要だったのは
違和感や不安、緊張を抱えて入学式に来てくれる
受講生のみんなに寄り添うことなんだ
ということに気づかされました。
そこを話すことでわたしがデンマークで得たことや
CMCで伝えたいことが
なんとなく伝わるんじゃないか、
そう思って二つのことをはなしました。
①人の気持ちを感じやすい(HSPである)わたしは
判断の基準が自分の外にある
デンマークでは時間に追われることなく
自分がいま何を考えているのかに意識的になることができました。
自分で「選択する」ということを
頭でわかるだけではなく
体で理解するところまで行けたんです。
判断軸を自分の内側に引き戻せたというか。
自分で選ぶと自分を認められる、自分を愛せるようになる。
それを感覚的につかむことができたのは
自分にとってすごく大きかった。
②「成長」という言葉への違和感
これはわたしがデンマークから持って帰ってきた
一番大きい考え方のひとつです。
(#英語の教科書例文みたい)
成長することが一番の価値である。
自分がこれまでいた社会では
わたしの感覚的に、「成長」という言葉が
資格や技能、知識を身に着けることと
直結しているように思えていました。
変わりなさい、今のあなたでは足りません。
そう言われているように感じていました。
それがすごく嫌だったんです。
常に足りないものを求めてあがいているような。
もちろんそうやって努力できる人は強くてすごい。
でもわたしにはできません。
全部自分で頑張ろうとしなくてもいい
そこでデンマークで出会ったのが
これまで経験してきたこと、
自分が常識だと思っていること、
文化や習慣、
あらゆることが自分の資源である。
という考え方でした。
自分の外から要求されるのではなく
自分の中から生まれる好奇心や意欲、気づきで
新しい自分の要素を、資源を増やしていく。
そしてそれを使いあって何かを動かしていく。
足りないものを探すために自己分析をするのではなく
自分が持っているのは何なのかを探すために自己分析をしてもいいじゃないか!!
この楽しさを広げていきたい
抽象的なことを並べ立ててしまったけど、
結局お互いの資源を使いあうことって
単純に楽しいんですよね。
その人を知ることにもなるし、
自分が誰かに貢献することもできるし。
だからこの楽しさを知ってほしいんです。
この楽しさを味わうためには
自分が何を持っていて、
相手が何を持っていて
自分たちのまわりには何があるのか
そういうことを知る必要があります。
そのために対話が効いてきます。
だからわたしはCMCを通してそのお手伝いをしたい。
自分だってまだまだ未熟すぎます。
これだけ心意気を語っているけど、
正直誰かをファシリテートするなんて初めてで不安だってあります。
でもやっぱりこの考えを体感してもらって
お互いの資源を使いあえる人を増やしたい。
そんな気持ちでいます。
入学式に自分の想いを伝えられる機会をいただけて
本当に良かったです。
りっきー、藤井さん、ありがとうございます。
長々と書いてしまったけど、
とにかく4ヶ月間、12人といっしょにがんばります!!
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