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アバウトタイム


映画は結構みる方だ。今は時間は有限であることを忘れないよう本当に見たい映画だけを見るように心掛けているが、一時期暇つぶしのように映画を見ていた。

今日は「ノッティングヒルの恋人」「ラブアクチュアリー」でも有名なリチャード・カーティス監督の引退作品「アバウトタイム〜愛おしい時間について〜」について、時間がある人には是非お勧めしたい映画なのでネタバレしないよう)ほんの少しだけ書く。

※関係ないけど邦題の「〜愛おしい時間について〜」という部分は本当に余計だと思っている。こういうのって日本の配給会社がつけるのかな?本当にセンスがないと思う。「ネブラスカ 〜二人の心をつなぐ旅〜」という素晴らしいロードムービーがあるが「二人の心をつなぐ旅」という部分は必要か?映画のイメージが変わってしまうので本当にやめてほしいと個人的に思っている。

あらすじ

イギリス南西部コーンウォールに住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。
どんな天気でも、海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ。風変りだけど仲良し家族。しかし、自分に自信のないティムは年頃になっても彼女ができずにいた。
そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになるティム。弁護士を目指してロンドンへ移り住んでからは、チャーミングな女の子メアリーと出会い、恋に落ちる。
ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことに!なんとか彼女の愛を勝ち取り、その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気がついていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、あらゆる能力を使っても回避することは不可能なのだと。そして、迫られる人生最大の選択——。(オフィシャルサイトより)


簡単にいうと主人公がタイムトラベルを使えるので、人生の大事の場面で時間を巻き戻すことによって、人生をより良く作っていくという話だ。(タイムトラベルできたらいつからやり直そうかな?というのは誰もが一度は考えたことがある妄想だと思う。)

私がこの映画が好きなのは、

タイムトラベルの話だが、タイムトラベルすることがメインのテーマではなく「何気ない日常の大切さ」を伝えようとしているところで、

過去の積み重ねが「今」の自分を作っているように、「今」の積み重ねが未来の自分を作るということをわかりやすく教えてくれる作品だ。

実際には過去に戻ることができない私たち人間は、今日をどう過ごしますか?という課題を与えられている気がする。

映画の後半で父から「1日が終わったら、また過去に戻って同じ日を過ごしてみろ」というアドバイスを受け、緊張や焦りで見過ごしていた日常の素晴らしい瞬間に気づくというシーンは何度見てもハッとさせられる。


もう五回以上は観ているが、見る度に必ず泣いてしまう(特に後半の最後に父と子供の頃に戻るシーン)。ただのラブロマンスの映画だと思わず、とりあえず是非一度観て観てほしい。

リチャード・カーティスが最後の作品としてこの映画を作った理由がきっとわかるはずだ。





あとヒロインのレイチェル・マクアダムスがめちゃ可愛いです。




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