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あの日の出会い あの日の日々

※架空の物語です

私の世界にはね、喧嘩ばかりする両親と

猫だけだったんだ・・・

ある日学校帰りに公園で見つけた猫

白くて、とってもコロコロと太ってて、

この街を牛耳ってる様なそんな猫さん。

3年2組のクラスメイトはね

私からしたら、つまんない。

噂話が好きで、噂話にのらない私は

いつの間にか クラスからのはみ出し者だったんだ

学校帰り、家に帰るのも嫌で、よく公園で遊んで

時々見かける あの 白い猫をじっと眺めるんだ。

ある日、学校の給食のパンを分けてみた

「な~んだ 野良なのに パン食べないのか・・・・」

その日はそれだけ

何日か猫にパンを分けてると、ある事に気づいた

甘いパンが好きなんだ!

きな粉パン、黒糖パン、普通のは食べない贅沢な猫だ・・・

そのうち、普通のパンも食べてくれるようになった

猫と居ると何故だか癒されるんだ、

いつの間にか 猫がその公園に現れることが増えて

学校帰りには、まるで待っててくれているかのように

そこに居てくれる猫さん

花が咲く頃には 咲いてる花をコロコロ太ったにゃんこに

つけてあげるんだ、勝手に名前をつけた 

名前は コロ。

コロはどて~んと眠ってるだけだけど、

我ながら可愛くしてあげれたな~なんてほくそ笑んでたんだ

寒い日には一緒に寄り添って タコ形の大きな滑り台で

風が吹かないような場所を探して コロと過ごした・・・

【あんたも一人 私も一人 いつも一緒だよ。】

独りで生きてるつもりだったけれど、

私には親が居た、親の離婚で私はその街を離れることになってしまった

親にその話を聞かされた日 公園でその事をコロに話した

「ねぇ・・・聞いてる??人の話・・・・」

傍で佇んで寝転がってたコロをぎゅ~~っと抱きしめて

コロに話しかけてみる、連れて帰りたかった

一緒に暮らしたかった、けれどもコロは

その日は、抱っこしても 抱っこしても

しゅるりと腕の中から降りて行ってしまった

【それが コロの 選んだ生き方なんだね 

いつだって君は一人で 寂しそうだったけれど

私に寄り添っていただけなんだね 今までありがとう】

泣きながら コロに話しかけて

さようならをしたんだ・・・

新学期から違う街での暮らし

相変わらず、友達なんてできないし、いらないよ。

引っ越しをして、コロと分かれた私は

より一層 一人を好んで 行動してたんだ

ずっと一緒だと おもってたコロはもういない

心の拠り所をつくると、寂しくなるもんね。

そんなある日、やけに人懐っこい女の子が現れたんだ。

転入生、皆の前でイキイキと話す彼女は

私にはまったくの 無関係な人で

関わり合うこともないと思ってた 思ってたのに

なぜだか 彼女は私の周りをうろうろするんだ

「一人で居ると 寂しいのだ~ 一緒に遊ぼうなのだ~(*´▽`*) 」

「近寄らないで こっち 来ないで・・・」

「ひきさん 彩と遊びたいんだ~ 彩じゃないと

駄目なのだ~~~」

次の日も また、その次の日もひきさんは

私にまとわりつく・・・・

どうせ・・・ いつの間にかいなくなるんだよ

私が、こんなだから・・・ 

だけど ひきさんは 勝手に話しかけてくる

「天才さんがね~ いろいろ教えてくれたのだ~

小学生になりたかったんだ~」

【なりたかったって 何?普通に小学生だよ?・・・天才さんって 誰?・・・・】

「ひきさん、身体あるのだ~~ (* ̄▽ ̄)フフフッ♪

嬉しいのだぁ~~」

またある日は、「ひきさん 天才さん居なくて寂しくて

タイムスリップしたのだ~ 地球を壊す前に戻ったのだ~~~」

【何の話をしてるのか 全く分からない ファンタジーの本が好きなのかな・・・・】

いつの間にか 意味の分からないひきさんの話を聴くのが楽しみになってる

自分に驚いた。だけど 相変わらず素直になれない私・・・・

不思議なひきさんのお話は 毎日 毎日 いろんな事を話してくれた

時々、話がおもしろくて笑ったら それだけで

「彩が笑ったのだ~~ ひきさん嬉しいのだ~」って喜ぶから

またそれが可笑しくて笑ってる・・・

ひきさん あのね 照れくさいから言えないけれど

ひきさんと居ると 楽しいんだ。

ときどき話し方が移ってしまう自分に

苦笑いしてるよ 笑

いつも ありがとう

いつか宇宙をハッピーにするんだよね

ひきさんのパワーってすごいよ!

ひきさんなら できる そんな気さえしてしまう

凄いよ ひきさん。

               ~ FIN ~

物語の初めに出てきた猫のイメージは

ピスタチオさんが飼われてる猫ちゃんの、ポテトをイメージしました(#^.^#)

わが家にも白くてコロコロしたにゃんこが居ます(*´Д`)

娘が昔ほんとに大人の猫を連れて帰ってきたことありました

娘についてきたのです!!大きくて立派に野生でのびのびしてそうなので

飼うことはしませんでしたが

娘はコロって呼んでました、時々道端でコロをみかけました(*^-^*)

物語の中でコロと読んでたのは、当時のコロを思い出したかです( *´艸`)

Paprikachordさんが歌ってたポテコロの曲を聞いて、

ちょうど物語の構想を考えてた頃で物語書いてたら自然と

物語にでてきました(*`艸´)

そして、物語のなかのひきさんは ↑の小説のひきさんをイメージしました!

そして今回の作品は、ひきさんの新企画への応募作品でした(#^.^#)

ぎっりぎり 間に合った~~~(*^-^*)

本当はもう一作品考えてたけれど も~~~ 気づいたら30日や~ん

ってなわけで こちらをポチッとな(*^-^*)

ひきさん楽しい企画をありがとうございました(#^.^#)
















サポートありがとうございます😊 感謝してます✨ ますます心を研ぎ澄ませる事を誓います😆