見出し画像

うまい棒の売り上げは38億円、なぜ売れ続ける?

うまい棒って知ってますか?

こう聞くと、
「いやいや、知ってるに決まってる!」
って声がかなり聞こえてきそうです笑

うまい棒ってなぜか
どの世代の人も食べたことがあり、
ずーっと売れ続けているんですよね。

ちなみにですが、うまい棒の
年間の売り上げは38億円みたいです。
かなり驚異的ですよね!
10円の商品で、ですよ笑

でもこの結果はきちんと戦略が
取られていたからで、
その戦略がなかなか面白いんですよね。

なので、今回の記事では
なぜうまい棒が売れ続けているのかという事を
うまい棒の戦略から
じっくり見ていこうと思います!

マーケティングに興味のある方や
話のネタを探している方などは
特にチェックして欲しい内容となっています。

では、いきましょう!

これまでの駄菓子とうまい棒の違い
「個別で包装」

まず、うまい棒が発売された頃の駄菓子というのは
大きな容器に入って
バラで売られている事が普通
でした。

下記の写真みたいなものです↓

じゃあうまい棒はどうしたのかというと、
それらの駄菓子と差別化を図るために
個別で包装をして売り出したんですよね。

確かにうまい棒って一本を包装して
それが一つの商品になっていますよね。
今はまとめているものもありますが!

うまい棒ができた当初はこの
一つを包装して売るというは
凄く新しかったんですよね。

そして、この個別での包装は
何が良いのかというと
イベントの場とかで配布などを
行いやすい
というわけです!

確かにいま思ってみると
ビンゴの景品であったり
何かの参加賞とかで、
うまい棒をもらう事って結構多くないですか?

大きな容器に入ってバラ売りされている
今までの駄菓子では
出来ないことだったんですよね。

しかも、個別で包装される事で
高級感も出てきます。

加えて包装のパッケージに
味とかも表記していたので、
それ以外の味が出ることも
イメージできたというわけです。

このパッケージもうまい棒は
きちんとこだわっていて
派手な色に楽しそうなイラストを入れたりしたり

基本のキャラクターは
長年変更を加えず
細かい違う部分を変える
などの工夫も行われてきていました!

そして、話を少し戻すと
この個別包装するという戦略を
いち早くうまい棒は取ったことで、

イベントなどで配るお菓子はうまい棒
というようなイメージを
つけることに成功しました。

ここがまず、うまい棒の
すごい所です!

これだけでうまい棒の消費量が
かなり増えますからね。

でもこれだけではありません!
まだ違う戦略があります。

合わせ買いに特化

うまい棒の別の戦略は
合わせ買いです!

人の心理として何か買い物をしている時って
買い物をしていない時よりも、
物を買いやすい
んですよね。
これは皆さんもご経験があると思います!

例えば、靴を買いに行ってお会計の時に
「この消臭スプレーも合わせて
購入いただいたら半額になりますし、
靴の匂いも気にならなくなります!」

みたいに言われて買うつもりのなかったものを
ついでに買ってしまった
という経験はないでしょうか?
僕は多々あります、、笑

これは人の心理的に起こる行動で
うまい棒はこれに
上手く乗っかっているんですよね!

これをマーケティング用語で言うと
クロスセルというのですが、
普通はこれだけで勝負する
マーケティング戦略は取りません。

しかし、うまい棒はそこに目をつけ
徹底的に行ったことで、
すごい売り上げを叩き出しています!

何かを買ったついでに
うまい棒買っていくか。
という風にみんな買っていくんですよね。

そして、最後のうまい棒の戦略は、、、

種類を豊富に用意している

うまい棒の戦略は、
その種類の多さにもあります。

常時15種類以上あり、
うまい棒という商品一つで様々な味を
楽しむことができるようにしているのも
すごい戦略です。

多分、うまい棒を1種類しか食べた事がない
という人は少ないはずです。

何種類か試して食べたりしてしまいますよね。
僕も欲張りなので違う味7本とか
買っちゃったりします笑

このようにうまい棒という
一つの商品だけで
多く消費する流れ
になっています。

ここまでで書いてきた
戦略をうまくとってきた事で
うまい棒は40年間も売れ続け、

10円の商品なのに
売り上げがすごい事になっている
というわけですね!

では、今回はここまでで終わろうと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?