見出し画像

ずるい傾聴術〜人間関係が好転してトクする33のルール〜中村淳彦著

「傾聴」の、相手のために尽力すること、と言うイメージをひっくりかえして、いいことずくめになる方法が、あったことに正直驚いた。
私も思い返せば自分の話をすることが多く、中村さんの前作『悪魔の傾聴』から自分をガラリと変え、圧倒的に相手の話を聴くことが多くなった。だいだいは身近に常にいる娘たちに、である。
これがかなりの功を奏したと我ながら思う。
うまくいった親子関係から、若めの世代の情報が入ることで、趣味のエリアも変わり、かかわる人もどんどん新しくなった。

さて、今回は傾聴で自分がトクしよう、といる意識チェンジで、自己否定をすることが前提になります。
私も鏡を見ました(笑)。
うん、確かに私はオバさんなのよね、貴女たちには敵わないから、ってまわりの若い世代を見ています。すると不思議なものですね、自分の話とかすること自体が恥ずかしく思えてきます。
いえもう自分の話とかしないのですけども。

昭和から平成を駆け抜けてきたバブル期の中年男性とか、まわりにも「オレはえらいのよね」というオーラをぷんぷんさせている人はいますけど、見ていても恥ずかしく思えてきます。自分の位置が変わることでそんなこともわかってくるのです。

バブル期のオジサンオバさんとか、今、まわりの人間関係、大丈夫ですか。
大丈夫に見えるだけ、ってことないですか(笑)。

今からでも遅くないです。傾聴には縁がないから、じゃなく、自分のこれからの人生を少しでも楽しめるためにも、この自己否定からの傾聴術での人とのかかわり方は損は全くないです。

著者の中村さんは、超絶美女のキャリアウーマンと再婚されました。
私は中村さんて強運だなぁと思っていましたが、本の最後の章に、婚活成功に至る実例と成功のポイントを挙げられていて、なるほどと超納得でした。
この傾聴術を惜しげもなく公開してくれているのだから、これを見逃してはアナタの人生もったいないなぁと思います。

婚活に限らず、傾聴術の活かし方は自分次第。なにかをやるからには得るものがなくては。

それは傾聴も同じことかと。

福祉職の傾聴も相手のために尽力しすぎていませんか。本末転倒です。
傾聴の術は、自分のために、自分がトクするために使わないと福祉職の人たちも身を削るだけでなんにもよいことないですね。

意識変えましょう。