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【IGCSE】IGCSE試験実施のスケジュール:2023年のサンプルで説明

IGCSEの試験は毎年同じスケジュールで実施されます。
どのように開催されるか、2023年の実例とともに説明します。


試験の実施時期


IGCSEの試験は例年5、6月と10、11月の2回
それぞれ約2ヶ月に渡り実施されます。

これは全世界共通で、本国である英国のGCSEも同じスケジュールで行われます。

IGCSEには70を超える科目がありますが、それら全科目の試験はこの期間中に実施されます。

教科毎の試験日時はケンブリッジが全て指定しますので、マレーシアでIGCSEを受験する生徒は、学校が違っても同じ日の同じ時間に同じ試験を受けます。
学校側で勝手にスケジュールを変えることは許されません。

では、5月と10月の試験には何か違いがあるのでしょうか?
出題される問題は異なりますが、基本的には同一の試験です。

英検を例に挙げましょう。
英検は1月、4月、10月というように、出題内容は変わりますが、年に数回同じ英検という試験を実施しています。
IGCSEも同様に年に2回試験を行う資格試験です。

問題流出はない?


余談ですが、「世界中で同時に試験を実施する場合、インターネットと時差を利用すると試験問題は流出されるのでは」という考えが浮かびましたかか?

私自身は考えもつきませんでしたが、ケンブリッジはこの問題に対処するために着実な対策を講じています。

彼らは、地球を時差と地域に基づいて複数のゾーンに分割し、さらに北半球と南半球で異なるアプローチを取り、問題流出に万全の体制で臨んでいるそうです。

1科目1試験じゃない


ここで、中学や高校の期末試験を思い出してみましょう。

通常、数学や英語などの各教科について、1回ずつ試験が行われることが一般的でした。
英語の場合は、会話のテストが加わることもありますが、基本的には各教科ごとに1回の試験でした。

しかし、IGCSEは異なります。
IGCSEでは、各教科ごとに複数の試験が行われ、これらは通常「Paper1」「Paper2」などといった名前で区別されます。
つまり、1つの教科について、複数回の試験を受ける必要があるのです。

このため、IGCSEの試験は比較的長い期間を要することになります。

さらに、同じ日に同じ教科のPaperがあるわけではなく、ある日は30分の試験だけかもしれませんが、別の日に2時間の試験が2つあるかもしれません。

具体的な例を挙げて説明しましょう。

これはケンブリッジが発行した、2023年10月実施予定のIGCSEスケジュールの一部です。

同じ日でも、様々な科目のテストが、様々な開始時間と所要時間で実施されています。
当然、生徒はIGCSEで選択している科目のみを受験するので、日によって生徒の多寡が変わります。
このテスト期間中は、基本的に受験生は自宅学習となり、自分の試験以外の日は登校しません。

まとめ


ここまで、IGCSEの試験のスケジュールを、2023年の実例あげて説明しました。

まとめると、IGCSEの試験は

  • 毎年5、6月と10、11月の年2回

  • 1教科につき複数の試験がある

  • よって長丁場を覚悟!

2ヶ月を乗り切る、体調とスケジュールの管理が何より大切になることを、心に留めておいてくださいね。


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