かきつばた記念 JPNⅢ 本命&危険馬予想

 かきつばた記念といえば毎年ゴールデンウィーク時期の開催であったが、今年のダート再編から2月下旬に移行。さらにはハンデ戦ではなくなった。
新たに生まれ変わる名古屋重賞の予想を始めます。

かきつばた記念 新旧データ

<これまで>
名古屋ダート1500(旧名古屋開催時は1400)
4歳以上ハンデ戦(2017年から2023年までの短期間)

<今年から>
名古屋ダート1500
4歳以上グレード別定

今後の高知・黒船賞、大井・東京スプリント、かしわ記念につながるレースになった。これまでは東海桜花賞がトライアルレースであったが、今年から全国交流重賞に格上げとなった梅見月杯に変更されている。

地元名古屋所属の優勝は
2004 マルカセンリョウ
2005 ヨシノイチバンボシ

他地方の優勝馬は、兵庫馬が過去3勝
新競馬場の移転初戦で
2022 イグナイターが制した

ウマ娘では
スマートファルコンが2008、2009年と連覇で制している。
ほかにも連覇は2020、2021年のラプタス。
旧名古屋競馬場最後のかきつばた記念優勝馬である。

かきつばた記念 攻略データ

ハンデ戦ではなくなったが、コースは変わらないため
過去のデータをそのまま反映

①名古屋1500 リーディング

4コーナー奥からのスタート、ホームストレッチを通過してコースを1周する。ホームストレッチが240mと西日本地方競馬場では最長距離。
砂が軽ければ差し馬も効いてくる。
だが3・4コーナーはスパイラルカーブを採用。
前残りしている馬が密集すると、後方から捲って上がるのは至難の業。
こうなると逃げ・先行馬が気持ちよく前を走っていけば、そのままゴールまでロスなく抜けれる。ただ、位置取りがうまくいかないと最後の直線で差し馬がさしてくる。極端な追い込み馬はそうそう勝てない。
そのこともあり、外枠が若干有利。砂の深さから、内枠は若干不利傾向にある。

②中央馬と地方馬

おおむね中央馬が制しやすいが、2002年のイグナイターのように
近年の地方馬レベルが上がっているため軽視できない。
3着以内のうち2着が中央、1頭に地方の強い奴が入るとみていいだろう。
先述した兵庫馬は、過去10年に3勝あげている。
南関東・その他地方はほぼ着外。今年も兵庫馬に注目?

③人気 馬齢 勢い

過去10年で三連単平均は¥7000ほどと、地味に高め。
その裏付けとして、2番人気が過去7勝、3番~6番人気が2・3着を多く占めている。1番人気は過去2勝2着6回と、意外と来ていない。人気馬だけじゃなく、素質の高い人気薄も入れてみるのは妙味だ。

馬齢はやはり4歳が注目。過去7勝もあげているから当然だ。
5歳から8歳は広い範囲で馬券内に入っているから軽視できない。
やはり馬柱は要チェック。

前走JRAオープン以上、地方ダートグレード2着以内の馬は馬券絡みがほとんど。順調に使われ高レベルの結果を出した馬は素直に信用してもいいか。
一方、初めて重賞を制した馬がそのままこのレースを勝つなど”勢い”も大事になってくる。ハンデがなくなったぶん、この勢いはますます重要なデータになってくるか。

本命&危険馬

本命

4 サンライズホーク
勢い重視ではやはりこの馬
サマーチャンピオン(佐賀JPNⅢ)→兵庫ゴールドトロフィー(園田JPNⅢ)
見事にダートグレード連勝。地方の走り方を学んできた。
これまでの新潟・盛岡といった左回りよりも、
連勝した佐賀・園田のような右回りも得意と照明
今回のメンバーでは楽々位置取りを決めて突っ切ることはできる。
内枠のスマイルウィも重賞連勝しているが、相手は7歳馬だし、レベルの高さとしてもサンライズホーク強し。

危険馬

12 ペリエール
中央勢かつ大外枠、メンバー唯一の4歳馬。
前走武蔵野Sで9着と惨敗。UAEダービー後のユニコーンステークスを制したが、どうも勢いがない。しかし今回ルメールからムルザバエブに乗り替わり。新たな4歳ダート馬としての魅力を、この短期間で導いてくれるのではないか。差し馬ではあるも、先行勢に負けない位置取りを決めたら、最後のストレートで一気に捲れるなんてことも可能か。放牧明けの馬体重が気になるが、成長して帰ってきたらまさにホンモノ。

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