天才の真っ直ぐなエネルギー

わたしの個人セッションにお申し込みくださる方の中にはプロの音楽家の方が何人かいらっしゃるのです

その中のお一人、若き美しい音楽の方と数年前にしたお約束

幸子さん 生きてる間にチャンスがあったら是非良いお席で辻井伸行さんの演奏を聴かれてください!

というお約束

というのはこの彼女
辻井さんとと一緒に何度か大ホールで演奏した事があるそうですが,,,,
リハーサルの段階から毎回、毎回 
魂が持って行かれてしまうぐらいの反応を身体が経験するそうです
もちろん、彼女は仕事で色々な音楽家の方と一緒になり、流石プロ!
それぞれみなさん大変素晴らしいのは当たり前

そんな中でも辻井さんの才能というのは
兎に角、身体が奥が自然反応するような....
そんな経験をするそう

幸子さん!
音楽の神様が居るならば音楽の神に愛されているのは彼だと迷いなく言える人です
是非、生で聴いてみてください

そう言われたのです

このお話しをしたのは2919年でその後はコロナもあったので....
でもねお約束がずっと引っかかっていたのです

今年の初夏もサウスバンクで辻井さんとロンドンフィルの共演があったのに....
その日は他にお呼ばれしててどうしても日程が開けられず
今年にプロムス(BBCが毎年行ってる夏の音楽のお祭り)に出演されると聞き随分前にチケットを買ったのです

いやあ素晴らしかったですよ!
ラフマノニフのピアノ協奏曲三番 
わたしは断然二番が好き❤️なのに昨夜は三番の美しさを再発見した感じで....
現在は気持ちが三番に持ってかれてます!
本当に1時間音の世界に連れて行っていただきました

兎に角、
観客が熱狂的な反応で!
物凄い拍手と足踏み 
大歓声の中のアンコール
鳴り止まず

ロイヤルアルバートホールのプロムスは本当に夏の音楽のお祭りだけあってある種、
独特の雰囲気があるのですが....
まあこれだけ盛り上がる音楽会も珍しいのでは

本当に素晴らしかったです(逆に文章ではこの素晴らしさは伝わらぬ....
きっと動画で上がると思うのでググッてみてください)

わたし本当に間抜けで
帰りに気がついたんですよ

辻井さんは盲目なので指揮者のエスコートで
指揮者が立ち位置まで連れていき
そこであいさつされるんですよね
舞台の左と右にご挨拶する時もきちんと指揮者がエスコートされます

もちろん譜面も無し
指揮者の動きも見えないわけです

ということは身体にラフマノニフの音とリズムが完璧に入っているわけですよね
ピアノ以外の音も全部全て

そしてインスタを見てたら
7月はベートーヴェン、
8月はシャスタコ弾いててそこからドイツ、トルコ、ジョージアの音楽会に出てのロンドン入り
リバプールでリハーサルしてロイヤルアルバートに到着
物凄いスケジュールですし、
当然、ラフマノニフだけ弾いてるわけではありません
プロの音楽家だったら当たり前なのでしょうか?
その辺、わたしには未知の世界すぎて....
でも彼の身体の中に全部の楽譜がリズムごと入っているのは間違いないのです

いやあ本当に素晴らしい経験をしました
わたしも本当に僭越ながら自分のやるべき事をしっかりやって生きなきゃと襟を正した気持ちです



始めまして 喜花(キカ)です 南ロンドンで鍼灸、漢方、カウンセリング専門のクリニックを経営しています。愛する東洋哲学、東洋的な身体、精神との付き合い方、イギリスで長く生活するコツなどを綴ってます