記憶術

前回の記憶についての続きになるのですが、記憶を入れる方法と思い出して整理する方法についてです。
短期記憶は7±2しか無いのでチャンク(断片)を無駄使いせずに効率よく記憶します。2階へ上がって寝室に行って枕を取ってくる、と記憶するとチャンクを無駄使いします。寝室にある枕を手に持ってるイメージをするとチャンクを効率よく使えます。
長期記憶は基本的に感情の強さと記憶の強さは正比例します。覚えておきたい記憶は心を動かす様にすると強く記憶できます。
スキルとしては記憶の宮殿と言われる方法で、自分の心の中に記憶を保管する建物を作ります。そこに記憶を入れて行く方法で抽象的な記憶はイメージしやすい記憶に変換してから保存します。
視覚によって記憶する方法ですね、視覚があれば聴覚による記憶術もあります。般若心経やイスラム教の聖典を歌にして読み上げるなどがそれにあたります。
私は情報圧縮をして記憶してます。覚えておきたい記憶を言語化、物語化、あるいは説明文の様にして記憶の引き出しに入れてます。

次は思い出して整理する方法ですね。記憶の宮殿に保存している人は宮殿を歩いて想起しましょう。私は言語記憶なので連想想起します。知識と知識を繋げておいて芋づる式に思い出す癖にしています。記憶は短期と長期、長期記憶は意味、エピソード、手続きと順番に想起する訳ですね。Wikipediaをイメージしていただくとわかりやすいと思います。
思い出したら記憶を整理します。このときに注意すべきは記憶の正確さと繋がりです。人間の記憶は曖昧な物で歪んだり混ざったりするので自分の記憶を疑いましょう。まず論理的整合性と外部情報によって記憶の誤りを探します。
論理的整合性とは誰が見ても正しい事か、と言う事で物事の順序や現実的にあり得るのか、他の記憶と矛盾しないか、など考える事とで記憶のあら探しができます。
外部情報と言うのは本やインターネットの情報などと照らし合わせる事です。映画のあらすじを見て自分の記憶を確かめたり、思い出した単語をWikipediaで確かめたりすることで誤って記憶することを防ぎます。便利な時代になった物ですね。
こうして記憶の正確さを確かめながら自分の記憶を繋げて行きます。映画の登場人物は他の映画にも出ていた、とか手続き記憶には箸の持ち方があるけど、正しい箸の持ち方はどうだったか、などと記憶同士を繋げていきます。

少し難しい話でしたが
以上、記憶術&記憶整理でした。

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