布製マウスパッドを使うべき3つの理由

私はガラスマウスパッドを使っている。汚れても溶剤で拭けば落ちるからである。
確かにガラスマウスパッドは滑る。静摩擦も動摩擦も引くほど低くて扱いやすい。ある3つの致命的な問題点を除けば完璧だ。そう、その3つが致命的すぎるのだ。

問題1.マウスソールがアホほど削れる

マウスソールの接地面がほぼ平面な状態。あなたが布製マウスパッドを使っている場合、そうなる前に新型マウスが出ることが殆どだろう。
だがガラスマウスパッドは違う。初日でほぼ面が出る。
そう、ガラスマウスパッドはサンドブラストされているのだ。ガラスマウスパッドがあれば爪も削れる。社外のドットソールを買い込むだけの財力が要求される。

問題2.汚れにパフォーマンスが左右される

あなたが布製マウスパッドを洗う時、その理由は大抵『手垢で汚いから』だろう。
だがガラスマウスパッドは違う手垢が固着すればマウスは引っかかりホコリが噛めばかつてない不快感があなたを襲い手汗で結露すればマウスセンサーが反応しなくなる。ガラスマウスパッドはそれ程汚れに敏感なのだ。
もちろん強力な溶剤で拭けば汚れは落とせるが、試合中にそんな事はできない。相応の覚悟が必要となる。

問題3.平面度が要求される

あなたがキサゲ加工またはラップ加工のプロ、または定盤にPCを置いている場合、この問題は発生しないだろうが、そんな事は無いだろう。
現代のガラスはフロート法で製造されていて、定盤には劣るものの高い平面度を誇る。
だがあなたのデスク、そしてマウスはどうだろうか。
デスクが木製なら温度、湿度、さらに荷重によって盛大に歪み射出成形されたマウス底面の平面度などたかが知れている。
つまるところ、マウスパッドはロクに接地せずベコベコしマウスは削れて面が出るまでカタカタする。宇宙より広い心が要求される。

結論

これまで散々ガラスマウスパッドに対する文句を垂れてきたが、ガラスマウスパッドは本当によく滑るという唯一無二のメリットがあるし、布製マウスパッドは寿命が短く汚れやすい。
実際に使うマウスパッドを選定する際は、どちらも試してみた上で、慎重に吟味して欲しい。


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