EFT:アサルトライフルは全てを解決する

Escape From Tarkov(以下EFT)には様々な武器があり、それぞれに役割がある。ゼロ距離ならショットガン(SG)、遠距離ならマークスマンライフル(MR)やボルトアクションライフル(SR)、近-中距離ならサブマシンガン(SMG)が適している。
ではアサルトライフル(AR)はどうか。遠くても150m程度の戦闘が多いEFTの環境では、MP7やSR-2MなどのSMGが主流であり、カスタムのコストが高いARはあまり使用されていない。
しかし、ARにはSMGにない魅力がある。それは高い精度と弾速だ。
SMGは近距離戦を想定しているため銃身が短く、それにより精度はかなり低い。多くのSMGは数MOA(1/60度)の精度で、有効射程は200m程度が限界になる。EFTでの戦闘ではあまり困らない射程だが、屋外MAPのロングレンジでは多少不利な状況も発生する。
一方ARは2MOA弱の精度のものが多く、これはM1AやSR-25などのMRに近い。有効射程は4-500mに達し、これはEFTにおいて屋外MAPでの長距離射撃にも対応できる距離になる。Lighthouseでコテージ向かいの岩山から浄水場の機銃までがおよそ400mなので、暗い時間帯であればBEARでも浄水場の制圧を狙える。
また、弾速の差も大きく、SMGに広く採用されている弾薬である9×19mmが約400m/sなのに対して、ARに広く採用されている5.56×45mmは約900m/sある。これは空気抵抗を無視しても400m地点で0.5秒ほどの時間差が発生し、遠距離の敵を狙う際に大きなアドバンテージになるだけでなく、偏差射撃も容易となる。
これらの特長から、ARはSMGが得意とするような弾をバラまく運用だけでなく、MRのような中遠距離を単発で狙う運用も得意とする。これはまさに現実におけるARの利点と一致していて、改めてEFTがよく作り込まれたゲームであることを実感できる。
ということでARは全てを解決する。近接戦闘では重かったり長かったり、そもそも値段が高いという問題はあるが、そんなことはどうでもいい。遠距離からSMG使いの頭を一方的に撃ち抜く快感を知ってほしい。
それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?