キスどきマッチング「千賀!」の考察

2020年7月10日のキスマイどきどきーん第74話、「もう一つのキスどきマッチング、二階堂高嗣の検証」のラストで、マッチングに選ばれなかったニカが苦し紛れに「千賀!」と書いて本人に見せたところ、メンバーの誕生会の最中にも関わらず問題行動をするニカは千ちゃんから怪訝な顔をされて終わるという、とても後味の悪い結果が放送され、Twitterでも「意味がわからない」「ホラーだ」と騒がれていました。私は前回のブログ同様これに対しては彼の気持ちに強く共感した点があったので、Twitterには画面メモのスクショという形で載せたのですが、記録が残っていたのでこちらのnoteにも掲載させていただきます。

この心境、私には何となく分かる気がします。メンバー大好きで寂しがり屋のニカにとって、この「選ばれる選ばれない」って企画は内心恐怖でしかなかったと思うのです。内股や唇を触るのは、彼が不安な時に自分を落ち着かせる為の定番の癖なのは、ニカ担のみんななら周知の事実でしょうし、そんな中で彼は気丈に頑張っていました。
最後に1人取り残されたニカが考えたのは、おそらく「結局みんなシンメを選ぶのか?」って事。この前の回第一回マッチングではニカ千と宮玉がマッチングしたので、目の前でわたたいがくっ付いてそう思ったんじゃないでしょうか。放心状態の中、誕生会が始まってハッと我に返ったニカ。自分がコロコロとターゲットを変えた後悔と、最後の1人に残されたショック、一部始終を見ていた千ちゃんから浮気性と思われてしまったかもしれないという不安を、「シンメ愛のアピール」という代償行為で全てチャラにしたかったのでは?ニカの期待としては、フリップを見た千ちゃんが「そんな事分かってるよ!」とニッコリしてくれて安心させてもらえると思ったことでしょう。でも現実は当然「状況考えろ!」って顔で千ちゃんから拒絶されて、余計に傷は深くなってしまったのでは…。
この場はメンバーの誕生日を祝うという状況なのに、今はとにかく千賀愛を優先させたくて咄嗟に行動を起こしてしまった衝動性の異常さを自分でも薄々理解はしているので、後日VTRで指摘された際は「わかんない」ととぼけたのではないでしょうか。炒飯でもコメンタリーでも窮地に立たされると「知らない」「分かんない」ととぼけるのは、彼の自己防御の定番ですし。本当に分からないのではないと思います。
ニカは仕事では誰よりも全体を見るバランサーだし気配りも出来るのに、相手をリードしたり自己アピールを要求される場面だと途端に不器用さが出てひとりよがりになったり墓穴を掘ってしまうのは、彼の欠点ではなく愛嬌の一つだと思っています。すぐに感情が外に出て動揺しやすい、自信がないからそこを突かれると焦るし、がっつくしうるさいのも、彼の天真爛漫さ故の長所。そして番組の趣旨とは言えこれだけ否定的な鋭い指摘を散々受け続けても、自らの非をすぐに認めて反省するコメントを出せる素直さもまた、愛すべき魅力ではないかと、私は思うのです。

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