ウェディング〜引出物〜

画像1 結婚式に参加すると、『引出物』をいただいて帰りますよね。 ご祝儀のお返しやお土産としての品です。 地域色が強く現れるアイテムで、婚礼に関わる私達には習慣をよく知って対応することが大切です。 一般的には、品数は割り切れない奇数で用意します。 記念品・引菓子・縁起物の三品が多いです。 ただ、この「縁起物」は、地域によって呼び名が違うことがあります。 東海地方では「名披露目」、新潟地方では「松の葉」といいます。
画像2 名披露目は、新郎新婦の名前を覚えてもらうために披露するというのが由来で、二人の名前を書いたのし紙を付けます。 昔は結婚式後に新婦の名前を入れた風呂敷に品物を包んで近所に紹介して周っていたそうです。 それが簡略化されて、名披露目を引出物につけるようになりました。 松の葉は、双葉で、いつまでも緑でいる、などの意味で使われます。また、松の葉で包めるほどのささやかなものですという思いを表しています。
画像3 婚礼の水引きは、「結び切り」で10本の束を使います。 ・一度きりにしたい ・縁を固くする ・両家が両手で縁を結ぶ などの意味があります。 新郎新婦と両家の末長い幸せを願って、長く続く習慣なのですね。 奥深い気遣いに、いつも感心させられます。

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