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北海道ポーカーGP 優勝記_20年10月更新

こんにちは、キーチです。
今回は2020年10月4日(日)に行われたポーカー大会で優勝どーんした報告記

ただのドヤ戦記なので、気楽にどうぞ。笑

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 さて、上記の要項で行われる今大会。2015年から毎年1回開催され、今回が6回目。北海道で行われるポーカー大会としては最も大きい。ちなみに今回はリエントリーを含めて220人の参加だったみたい。数年前までマイナー競技な印象あったけど、知らない内にポーカー人口増えてるんだなーと肌で感じた。

 僕も皆勤賞で毎年、楽しみにしてる。過去に2016年で2位と2017年で3位と自分で言うのもなんだけど、驚異的な成績を叩き出してる。運が味方してくれたのも大きいけど、かなり搾取的なプレーがハマってる手応えもある。その辺の戦略記事は後半で。

 まずは、自分の優勝ドヤ報告の前に今大会を運営してくれた、ドラゴンアローさんキングスマンさんTDを務めてくれた伴さんに御礼を申し上げます。
 当たり前だけど、ポーカーってプレーヤーだけ集まっても遊べない。人を集めてくれる主催がいて、場所やディーラー、大会を取り仕切ってくれる運営がいて、初めて楽しくポーカーができる。

 それが仕事じゃん!と言えばそれまでだけど、大会前後や大会中も尽力してくれてるところを間近で見ていて、大変な苦労があったんだろうなと思いました。本当にお疲れ様でした。来年も楽しみにしてます。笑

 少し、昔話になるけど僕がポーカーを始めたきっかけになったのがドラゴンアローさんのお店。

 上のリンクにもある通り、すすきの界隈を中心に飲食店を何店舗も経営している会社。店内オシャレでご飯も美味しいので、僕が幹事で飲み会やるときはよく、利用させてもらってる。

 ここの代表の方がポーカー好きで自分のお店でアミューズポーカーやってるのをたまたま、大学の先輩に紹介してもらって行ったのがきっかけ。それが8年くらい前。

 今でこそプレーも態度も生意気になってきたけど、ルールだけ教えてもらって、知らないおじさんたちやフード被ってるお兄ちゃんに囲まれて初めてポーカーした時の緊張は今でも覚えてる。
 KKをリンプ、3発X/Cして6Toの6のトリップスにチップをほとんど取ってかれた時は何が起きたかよく分かんなかったし、ポーカーって怖い!みたいな感じになった。デイリートナメで優勝するぞ!とかそんなもんじゃなくて、POTを取ることを目標にアミューズに通ってた。
 またこの時、大学生の僕に気さくに話かけてくれたり、ポーカー教えてくれた人が周りにいたからこそ、ここまで長く続いた趣味になったと思う。人ってすごく大事。だから自分も今度はそっち側の人になりたいなと思ってる。

 さて話を戻して、ここからはドヤ報告。今大会で周りのプレーヤーの特徴を踏まえた上で自分が取った戦略を書いていきます。
 同卓してて以下の特徴がある人が多かったかなという印象でした。

・BB降りすぎな人
・生存意欲が強めの人
・ベットがバリュー過多な人 

 勘違いして欲しくないのは、ここで言いたいのはあくまでも卓状況の特徴で、それが自分が得意とするところで相性が良かったという事。相手が弱くて美味しかったとかそういう事を言いたいわけでは無いので悪しからず。 
 また、具体的な戦略内容は以下の記事の内容の物をそのまま実践したので参考までに。笑

トーナメントを勝てるようになるために
トーナメント勝ち組を目指して~BB死守編~
トーナメント勝ち組を目指して~SB死闘編~

印象的だったハンドレビューもいくつか紹介します。

★レビュー①

20k/40k/40k
ef 1100k

BTN AKo r80k
BB   c 

A25r (POT 200k)
x/40k/r150k/r330k/r900k ALL/c
A4o で逃げ切り。

 相手はプリフロ少し固めの人で強いハンドで大きくレイズする印象がありました。22,55は少し大きいけど、スモールペア特攻部隊でプリフロで入れてくる事もありそうだし、34sも4コンボだけと、組み合わせ的にやや薄いので現状で負けてる気はあまりしなかった。A2とA5は被弾覚悟。また、仮にその辺の強いハンドならr330kにコールしそう。実践、そのライン取られてターンドンクとかに回されるときつかった。まぁ降りないけど。笑                       なので900kALLはスナップコール気味。実践はオーバーアクションをキャッチできました。
 ポイントはr330kのところで、ここにブラフを残せたことで実践の900kALLを引き出せたと思う。自分がフロップ以降でがちゃがちゃアクションしてたプレー履歴も上手く活きたと思う。仮にr150kで自分からAK怖いからオールイン!とかコールしてターンに回すと、こっちにブラフがほぼ無くなって実践のバリューターゲットであるA+キッカー勝ちの形を降ろしてしまったり、ターンのバレルの足が止まったりしちゃうケースを嫌った結果が上手くいきました。

★レビュー②

200-400-400
ef 20k

SB c
BB 9To x

358r (POT 1.2k)
x/3k/f


 パッシブ気味の人とのブラインドヘッズやどっかでオープンしてBB守った時等のシングルレイズドポットで大きめベットのブラフをたくさん使った。相手目線で気持ちよくターン以降プレーできなさそうなボードと状況を見て、逃げ足だけ残してがちゃがちゃベットしてた。例えば今回のケースではSBで3や5のヒット持ってもオーバーベットされると困りませんか?仮に一回頑張ってコールしてもターンで上のカードが落ちたら、またきつめに打って追い出す予定。こっちが主張してるハンドも良く分からないけど・・・。笑 
 相手に常にプレッシャーがかかるよう意識してプレーした。実践Aハイを見せながら「やー勝ってると思うんだけどなー」とフォールドを貰った場面がいくつかあった。コミットすると危ないのでef30bb以上あるときに有効な戦い方なのかなと思います。トーナメントを制する鍵はブラインド周りの泥仕合の捌き方にありです!

★レビュー③ 

300-600-600
ef 45k

UTG         r1.5k
CO A♠A  r3.8k/c

2♠T♠J♦ (POT 9k)
x/5k/c

6♣   (POT 19k)
x/11k/c

A             (POT 41k)
18k/r24k ALL/c
T5sで勝ち

 これ、リバーでフォールドする人は少数だと思うけど、コール止めする人が結構いそうかなと思ったやつ。ここで僕が考えたのがオールインした時のKQへのペイオフする場合とバリュー成立した場合の天秤かけ

 もし、相手がKQだった場合、100%ペイオフします。端から見ると無駄に自分で傷口を広げてるようで「あいつヤバくない?有料noteなんてよく出してるねwワロスw」となります。終わった後に「今のAAはバリュー?KQにしかコールされないから、コール止めの方が良かったねw」と死体蹴りまで貰えれば完璧ですね。笑 

 一方、バリューが成立するときはTやJのヒット系をリバーのAでブラフに変えたケースや薄いけどAヒット系のツーペア等のハンドがあります。そしてPOTオッズ。6k追加で出して、リターンが100k近く。単純な計算では6%勝率が見込めればコールできます。なので相手目線で「あーやっちゃった。負けてそうだけど、上に少し足すだけだしなー」っと悶絶コールが貰える場合もありそうだなと思いました。まぁ実践、今回のケースで僕がそれらのハンド以下でブラフする事は無いですが。笑
  
 あとはKQの妥当性。今回のT5sを見ても分かる通り、かなりジャンクなハンドをプレーしてる相手なのは知っていました。また、KQだった場合、フロップかターンでレイズしてるところもありそうなのを考慮すると、無くは無いけど薄いと見積りました。rALLをする事が長期的に見てプラスになると判断してトライした結果、上手くいきました。

~おわりに~ 


 優勝記という事もあって、ドヤレビューしか出しませんでしたが、残り3人の場面でSBのコンプリートにBB74oで12bb飛ばして捕まったけど引き勝ったり、他にもかます系で被弾したやつもいくつかあります。笑 
 もちろん、ふざけてやってるわけではなくて、真面目だけど、粗目で大きくプレーする方がプラスになりそうという事でやった結果です。 
 また、今回の大会で何人かから「優勝どーん!の人ですか?」とか「note買いました!」とか「まじでBB降りないっすねw」とか声をかけてもらえて、嬉しかったです。 
 今年に入ってオンラインの成績もなかなか振るわず、海外ライブもこのご時世でポーカーへのモチベが下がり気味だったところに良い刺激をもらうことができました。これからもちょい強エンジョイ勢の立ち位置で楽しくポーカーできたらなと思っています。
 最後まで読んでくれてありがとうございました!それではまた!

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