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【第6回】空き家の利活用~その1『売る』

こんにちは。
『週末は家にジッとしていられない』症候群発症中の紀北町地域おこし協力隊、ガーシーこと東谷です。

さて第5回では、利活用の視点を2つ。その中で、空き家の利活用として、以下の4つを挙げました。
①売る
②貸す
③壊す
④住む

今回は、その中で①の「売る」についてのお話をさせていただきます。

「空き家を売る」を考える。

「売る」は空き家の利活用の中で最も多い選択です。建物の状態もよく、ある程度の修繕工事で住める空き家は売買価格さえ適正価格であれば、すぐに売れる可能性があります。逆に言えば、築年数が古く、放置期間が長く、痛みが激しい場合は、売りに出しても売れない場合があります。なので、除却(解体)がベストな選択となるケースもあります。空き家バンク制度でも「住むことができる」ことが空き家バンクへの登録条件になっているので、基本的に雨漏りがしている家は、空き家バンクに登録することが難しいです。

あと、交通の便が良い、観光地に近いなど立地条件が良ければ、売れる可能性が高くなります。
理想としては(買う側の立場で言えば)、修繕してから売るのがベストと考えます。ただし、最近はセルフリノベーションやDIYも流行っているので、そのまま売るという選択も可能な場合があるので、このあたりは家の状態を見ながら地元の不動産業者などとも相談して販売希望価格を決めるのが良いと思います。ここでいう販売希望価格とは、修繕費用を買主が負担する分、販売価格を抑えるという販売価格です。買主側もそのつもりで買うので、ある程度の価格交渉が入る可能性があります。

「早く手放したい」と「高く売りたい」と「修繕費用」の3つのバランスで検討してみるのが良いと思います。あとは、維持管理にかかる費用とその負担を同時に考えて今、売るべきかどうかを決めてくださいね。

よくあるケースですが、その空き家の思い出やこだわりがあって早く手放したいけど、安い値段はつけたくないというものです。結果として相場より高い価格設定で売れ残ってしまうという場合が多いです。気持ちはよくわかります。自分が生まれ育った、または、親や祖父母が育ち、小さい頃によく遊びに来ていた懐かしい場所であったりします。自分にとって大切な場所を手放したくないというのも頭の片隅に残るものです。
なので、所有している空き家をどうしたいのか?を自問自答して優先順位をつけて考えていただければと思います。

「売る」「貸す」は空き家バンク制度をご利用ください

空き家を「売る」「貸す」には、空き家バンクへの空き家登録をおススメします。住まいを探している人は、紀北町内だけでなく全国にいます。紀北町に移住したいと考えている人もいます。ですが、紀北町内の不動産情報は非常に少ないのが現状です。
空き家バンクに登録いただくと、紀北町のホームページだけでなく、全国版空き家バンクや様々な媒体に掲載することで、町外にいる移住希望者の目にも止まる確率が格段に上がります。
早く売れる可能性が上がり、探す人にとってもたくさんの情報がとれるので双方にとって良い状態になります。

空き家バンクに登録をお考えの方は、お気軽に私にご相談いただければ嬉しいです。
⇒紀北町の空き家バンクのご案内はこちらからどうぞ。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回からは、②の「貸す」についての話をしたいと思います。


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