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小脇に抱えて軽やかに。

前にnoteに書いた事があるけども
この頃、改めて感じる事がある。

また忘れてしまわぬように
迷った時に立ち返れるように
僕自身の道標として残しておこうと思う。

今日はそんな、おセンチなnote。


「今の君は幸せですか?」
僕が僕に問いかける。

「僕はたぶん幸せだよ」
今の僕はそう言って微笑む。

「嫌な事はないのかい?」
「あるよ」
「傷つけられる事はないのかい?」
「それもあるよ」
「落ち込む事はないのかい?」
「めちゃあるよ」
「全てをぶっ壊して消えてなくなりたい事は?」
「あるねぇ」

「それでも本当に幸せなの??」
「うん、幸せさ」


かつての僕は不幸せの反対側に幸せがあると思っていた。
幸せな人生とは不安や悲しみのない事だと思っていた。

でもそうじゃないのかも知れないと、
人生も半分を過ぎる頃になってやっと気がついた。

不幸せを消し去らなければ幸せになれないなんて
自らに厳し過ぎる超難題を課していたよね。
スーパーマリオをジャンプなしでクリアするくらいの超難題。

不幸せを小脇に抱えたまま
鼻歌でも歌いながら軽やかにスキップして、
そうやって幸せに生きていく事ができるのかも知れない。
そう思い始めたのが3年前くらい。
ついこの間のこと。


「今の君は幸せですか?」

不幸せの数を指折り数えていた僕は
幸せを数えるようになった。

人の役に立つ事でしか自分の存在意義を感じられず自分の肉も血も骨も差し出していた僕は
自分も相手も幸せになる時だけ手を差し伸べるようになった。

他人の目が、声が怖かった僕は
他人のそれが自分の幸せにとってはどうでもいい事だと知った。

自分の事が大嫌いだった僕は
僕を好きだと言ってくれる人がずっと昔からいた事に気づいた。

どこにいても強い向かい風の中にいるようで息苦しかった僕は
新しい友達に出会えた事で自分が安心できる場所がこの広い広い世界のどこかに必ずある事を感じた。

大切な人を笑顔にしたいのに悲しませてばかりいた僕は
僕自身が幸せでいる事が大切な人を笑顔にできる近道だったと気付いた。


相変わらず不幸せを抱えてはいるけれど、
時として両手で抱えるくらいに膨れ上がるけど、
今日も僕は鼻歌混じりで生きている。

今日もそこそこ頑張ります。
今日の空は青いです。






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