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『長引く咳』を診察するとは【きごクリニック新横浜】呼吸器③

こんにちは!きごクリニック新横浜です。
早速ですが、皆さん咳の症状で困っていませんか?

2023年6月10日に当院が開院してから『咳が続く』症状についてのご相談が最も多いです。
具体的には、
・風邪は治ったのに咳だけ残る
・数週間前から乾いた咳が続いている
・夜中に咳で目が覚める
・薬を飲んでも咳だけよくならない
といったご相談です。

その治療は当然原因の改善ではありますが、この原因を特定するのが難しい。以前の記事(https://note.com/kigoclinic_syh/n/n6fb812de6145)にも書きましたが咳の原因は多様ですが、咳をしている間はなかなか検査がうまくできない・・・。
例えば肺活量を測ろうにも大きく息を吸って~~、止めて~~~、吐いてーーーなんて言われても、途中で咳きこまないように我慢して本来の力を発揮できず検査結果も参考程度にしかなりません。

そんなことが予想されるため検査をあきらめた結果、とりあえず原因が分からないまま咳止めを使用してとなってしまうことが多いのが現状です。
一時的な風邪に伴う咳であればそのまま改善するので良いのですが、中には病気が隠れており今後も咳を繰り返してしまうこともあるのでどこかで検査をすることはお勧めです。

前置きが長くなりましたが当院では咳の症状に関して、
咳止めでの治療はもちろん行いますが、今後も同様に繰り返してしまうことがないかといった目での診療を心掛けております。

①問診と聴診

そのためまずは、
・今までこれまでも同様に咳が長引いたことがないか
・他にも伴う症状がないか
・他の症状の状態と咳の状態に相関はあるか
などのお話を聞きながら聴診することで、ある程度どこから咳がきているか予想がつくものです。
この段階で一時的に『咳が続く』症状であったと疑わしければ、無駄な検査をせずに治すことができるので非常に大切です。

②呼気NO検査、モストグラフ

続いて診察中の咳の状態をみてですが、
例に挙げた肺活量などを測るスパイロメーターの検査は難しいにしても、
ある程度呼吸が保たれていれば可能な呼気NO検査、モストグラフによる気道抵抗検査を検討します(下図)。
呼気NO検査が可能な医療機関については以下のサイトでも調べることができます。
https://www.chest-mi.co.jp/business_division/respiratory/medical_institutions/product_area03#a06

呼気NO検査


モストグラフ

(③胸部X線検査、CT検査)

上記検査に加えて、
実は肺や気管支といった空気の通り道に腫瘍が隠れていた!なんてことがないかを確認するために胸部X線検査やCT検査を行うこともあります。
これは年齢や喫煙歴など考慮しながら必要かどうか判断するといった検査ですね。

以上を全て当院で検査することができます。
さらに細かく言うとアレルギーが疑われれば採血によりアレルギー物質を調べてその治療を加えたりなどもありますが、大まかには上記の流れになります。

ご相談したい方はぜひ当院まで。
https://kigo-clinic.com/

きごクリニック新横浜
院長 木越 宏紀

きごクリニック新横浜 木越 宏紀

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