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お仕事紹介③~雑誌・書籍編~

お仕事紹介のラストは紙媒体です。お仕事の内容によって作業の範囲は若干変わりますが、だいたいラフ作成から原稿執筆、チェックまで行います。

ラフ作成は現在フォトショップで作成しています。見出し・画像・テキストをどう配置するかでページの印象が大きく変わるので、いつも悩むところですね。ただめちゃめちゃ楽しいです。

お仕事によってはメーカーさんの連絡先を調べ、直接アポイントを取って画像や文字資料をお借りする場合もあります。
そのあたりは編集プロダクションに所属していたので慣れたものです。

ライターと言えばテキスト執筆だけの方もいらっしゃいますが、ラフの作成やアポイント、そしてシナリオ作成の経験を取り入れた記事執筆は自分の武器になっているのかなと個人的に考えております。

それではこれまで担当させていだきましたお仕事の一部を紹介します。
まずは毎回お世話になっている「フィギュア王」と「コンプティーク」ですね。

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ホットトイズさんの『アベンジャーズ/エンドゲーム』特集の時は、気付いたら、特集+αで合計70ページほど作業しておりました。

また現在は休刊になってしまった「娘TYPE」では、記事作成とは別に、ちょっと特殊な企画を採用していただきました。

「娘TYPE」では毎号ピンナップが付属するのですが、そのピンナップをブックカバーのように使い、『CHAOS;CHILD』(カオスチャイルド)に登場する架空の雑誌「狼TYPE」が再現できないか提案したのです。

『CHAOS;CHILD』(カオスチャイルド)はアニメ化もされたMAGES.さんのゲーム作品で、劇中に登場するアニメ雑誌「狼TYPE」は「娘TYPE」のパロディでした。なので本家で逆パロディをしたら面白いだろうなと考えたわけです。
(ちなみにアニメ『CHAOS;CHILD』では、パッケージ版のライナーの編集も担当させて頂きました)

↓その『CHAOS;CHILD』のゲーム公式サイトがこちら。衝撃的なラストに胸をえぐられるサイコサスペンスです。

↓こちらは実際に発売された「娘TYPE」です。

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表紙を一枚めくるとパロディ版の表紙があらわれる。つまり、裏側まできちんとめくれば、カバーをつけなくても一冊まるまる「狼TYPE」になるというものでした。

編集部でアイデアをブラッシュアップしていただいたのですが、カバーにするより断然こちらの方がいいですよね。裏表紙にあたる部分のデザインも本気のクオリティーです。

雑誌のほかにもムックや書籍などのお仕事もさせていただいております。
中でも思い出深いのはPCゲーム『School Days』のムックでした。

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美少女ゲームのムック本でストーリー紹介のページを作る場合、だいたいイベントCGをもとに構成します。

ただ『School Days』シリーズは特定のイベントシーンがなく、すべて動画でゲームが進行します。使いたい場面が多すぎますし、何より過程の分岐を含めエピソードの数が多い! そこで、プレイ体験をそのまま再現できるよう、「答えAなら○ページ」「答えBなら○ページ」というように選択式にして、いわゆるゲームブック方式で構成したのでした。

……大変でしたよ。すっっっごく大変でした。でも関係者の皆さんには喜んでもらえたらしく、続刊の『SummerDays』以降も踏襲することになりました。大変でしたが……(笑)

以上、お仕事紹介③でした。

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