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欲に気をつけたい

今年は壬(みずのえ)の年です。壬はお腹が膨らむという意味があり、夢や目標といった良いものが膨らんでいけば良いのですが、残念ながら人々の欲が膨らみやすい年でもあります。

特に八白土星の人は八白の自分の部屋に入っていますので、強欲にならないように注意が必要です。(八白さんには欲という意味があります)

欲にもいろいろな種類の欲があります。

その中でも人を自分の思う通りに動かそうとすること、支配欲、コントロール欲について考えてみます。

たとえば、氣学を学び始めると、九星の特徴そのままの行動や、その人たちの言動が運勢どおりであったりすることが見えてきて、ついつい言いたくなります。

この言いたくなる、教えてあげて、少しでも良くなって欲しいと思う。というのは一見、良いことなようですが、注意が必要です。

相手が求めてもいないのに、アドバイスを押し付けてしまっていたり、こちらと同じように良いと受け取ってくれなければ、腹を立てたりすることになりがちだからです。

九星氣学風水は学べば学ぶほど深くて、人生の指針になり素晴らしい学問だと私は思いますが、これは私の価値観であって、別の人は違うものが刺さる、ということもあります。

また今はそのタイミングではない、という時もあります。

絶対こっちの方がいいのに!と思っても、聞かれてもいない相手に伝えるのは、よく考えてからの方が良いですね。

そして伝えた後の反応が思ったものと違っていても、腹を立てない(心でムッとしても出さない)と決めておいた方が良さそうです。

良かれと思って、親切心で、自分の方が正しいと信じて、口を出すこと。

私も子育てや人付き合いの中でも、たくさんやってしまっていました。

それが氣学を学んだことで、見える世界が変わって、自分のこう!を押し付けることが減ってきていると思います。

もちろん、求められたら答えますし、近しい人には分かっていても言ってしまう時もあります。

しかし、こう思っているということを伝えた後に、相手が自分と同じようにしてくれなくても腹を立てなくなりました。

私の思いを伝えることはできても、受け取った側がその次にどうするかは、私が操作していいことではない、操作もできないことであると理解したからです。(人は変えられません。きっかけは与えられるかもしれませんが)

人間関係の悩み苦しみの中で、この自分の良いと思う信念を周りが理解してくれない!というものがあります。

九星で見ても、それぞれに大きな違いがありますので、考えやその人が置かれている環境によっても、意見は本当にバラバラです。

こちらからの善が、あちらからの悪になることはよくあることです。

ジャッジしないことも、同様にできてくると、もっと軽やかに生きられそうですね。

来月は八白土星の月ですから、欲についてはまた考えていきたいです。



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