2014年声優曲kieru的BAEST10

■2014年声優曲kieru的BAEST10

①~⑩は順位ではなく、単に発売順。
特に①~⑩には優劣はない。

①Get you!!
戸松遥

「ヒカリギフト」カップリング曲。

歌詞、テンポ、声域。三拍子そろった名曲。所謂、スキー場で恋愛に積極的になろう!というリア充の歌詞。
だけれどなぜだか個人的にはひどく歌詞に惹かれる。
戸松の声域は「Counter Attack」を彷彿とさせる特異な声域であり、それもひどく惹かれる。
戸松がガンガンに恋に攻めよう!という積極性が歌にノリにノッている。
スフィア5周年武道館ライブで初披露時、「Get you!!」が流れた瞬間、私は声オタXTC状態。
あのXTC感は二度と味わえないかもしれない。
歌詞も歌い方も曲調もライブも。そんな全部楽しい曲。

②BRIGHTEST LOVE!
秋月マキシ(CV:芹澤優)
犬とハサミは使いよう キャラクターベストアルバム「犬ハサのうた」収録曲。
今年のマキシ様の新曲。キャラソンミニアルバムは2013年発売して個人的に大ヒットキャラソン。
まず歌詞がチカラ強い。声優is宇宙(スーパーノヴァ)。
"宇宙is未知なる力と可能性"is芹澤優という無限の可能性。
個人的にまさに2015年の声優時代の一端を担うとされるi☆Risちゃんの中で最も声優力の創生を感じた一曲。
このレベルの声優たちが跳梁跋扈し始めたら今の宇宙声優世紀が崩壊する。
そんな未来を予見してしまうくらいの熱い曲。
秋月マキシ様のイベント2つと芹澤優ちゃん生誕祭でも披露。
表情の作り方が個人的に完璧過ぎて、これは私史上初の心のトキメキ。
あれだけ多彩な表情を魅せながら歌唱する声優is怖い、と思えるほど。
特に「マジカル☆ラブ」の芹澤優ちゃんは劇薬。MVは見るべし。

③パパ、アイ・ラブ・ユー!!
花澤香菜

悩んだ結果、花澤香菜ちゃんからは「パパ、アイ・ラブ・ユー!!」を。
将来の声優史を夢想した結果の選択。
例えば、
花澤香菜ちゃん好きな声優目指している女の子がこの曲を聞いたとする。
新人声優オーディションで沢山の青田買い声オタ(パパ)が沢山いる中でこの曲を歌ったのであれば、
それはまさに「好き好き大好き!」状態になること必至。
花澤香菜ちゃんが撒いた種がどういう形で芽生えるか?が楽しみになってしまった2014年。
「25」のライブへ足を運んだ理由もこの夢想した歴史の原初の生き証人になるためというのが大きかったりする。
冗談はさておき、ソロ活動の中ではちょっとしたキャラソンチックな良さが声からにじみ出ているのが個人的には壺。

④フライト23時
ミネラル★ミラクル★ミューズ

サムライフラメンコ内の正義アイドル「ミネラル★ミラクル★ミューズ」の曲。
真野まり(戸松遥)、三澤瑞希(M・A・O)、森田萌(山崎エリイ)という組み合わせ。
単にアニメ自体を大いに気に入ったという理由も大きい。
曲としては、スフィア曲(特に戸松のソロ曲)の編曲を担当している古川貴浩が編曲を担当。
個人的には単にディレクションしているだけだという認識だけれど、
戸松の歌声の使い方はまさに”よくわかってるな!”という楽曲に仕上がっている。
戸松の声のアイドル性がこんなにも澄んだ声域として表現されるともうW役満。(アイドル性+戸松性)
M・A・Oと山崎エリイというアイドル寄りなアイドル三人組ユニットというキャスティングもグゥの音も出ない。
サムライフラメンコのイベントで「フライト23時」の前奏もマイクを通しては歌っていないけれど、
口パクで歌詞を口ずさんでいる三人娘の姿が妙に妙に印象的だった。
そのとき、初めてM・A・Oと山崎エリイを目撃。
「あー、大声優時代は厳かに、徐々に幕開けしている」感は否めなかった。
顔の作りと手足の長さ。それに交じる戸松という存在も大声優時代の編成過渡期を表しているかのよう。
しかも戸松がセンターというのが2014年は大声優時代過渡期であるという証左でもある。そんな一曲。

⑤Believe x
寿美菜子

個人的にはめっちゃSOPHIAの曲に似ている。(個人的感想)
90年代後半のジャパニーズ・ロックみたいな?
そのバント感ある楽曲に声に伸びのある美菜子の375ロック。
美菜子の歌詞は、前向きになれる曲が多い。
今までの過去を振り返りつつ、未体験な場所へ一歩前踏み出す。
まさに美菜子の得意とする演技にもぴったりな歌詞。
歌詞と曲調、375らしさが詰まった一曲であり、私の好きなバンド感のある楽曲。
2014年の美菜子のツアー全通したのだけれど、
まぁ、なんど生で聴いても心が躍る。その事実に偽りなし。

⑥\m/
喜多村英梨

キタエリメタルイズムとオタクが好きそうな楽曲の集大成。
キタエリ公認でコールしてくださいね☆をラジオで言いながら、
さらにコール用のお手本をラジオ内で披露するというオタク心をくすぐる一曲。
リンク:
https://www.youtube.com/watch?v=DUyfhOM340g
「喜多村英梨 9/28 Live 2014 ~GiVE×EViDENCE~」
の一発目が「証 x 炎 -SHOEN-」からの二発目「\m/」で大盛り上がり。
この二曲を歌い終えたキタエリのMCが印象的だったのでメモ。
実はキタエリの喉の調子は悪い状態で強い薬を投入してのライブだったことを告白。
最近のアフレコも、現場に行ったはいいが「今日、喉の調子が悪そうなんで別撮りで」と音響監督にいわれて、
トボトボと帰ったこともあるとか…。
「証 x 明 -SHOMEI-」アルバム自体が誤表記で発売延期となり、発売イベントも延期。
そんな中で悔しい思いを募らせていたキタエリが「喉が潰れるまで、今日は全力で歌います」と言ってくれた。
その熱量たるや、惚れてしまう。
個人的にはそんなに無理してほしくはないと思っていたのだけれど、
2014年は上記のような背景もあり、キタエリ自身の意地が音楽にも表現されていて、感動・圧倒させられた。
まさに「時はキタエリ!」と感じさせてくれる一曲となった。

⑦Ding! Dong! Ding! Dong!
sphere

スフィアオタクなら、歌詞と振付を好きにならないはずがない。
前山田健一によるスーパー作曲&作詞。これはもう褒めるしかない。
四人それぞれの歌とパーソナルな部分の特徴とスフィアという特徴を一つに合わせた曲。
美菜子がアップテンポロックな曲調。
戸松がさらにアップテンポな戸松の突飛な飛び道具で振り切りすぎた曲調。
豊崎はスローテンポなおっとりした曲調。
そして彩陽による超絶歌唱のクラシカルな曲調。
(ここのパートでいつも笑う)
ライブでの振付の見所。
「ひとつ ふたつ みっつ よっつ 色を重ねれば
 あの日 見上げた宙の青になる」の時で四人が手を重ね合わせる。
色を重ねたらスフィアの色(青)になるってのが、単純にいい。
曲調と歌詞と振付。勿論なのだけれど、全てがスフィアのために創られた名曲。

⑧MOST以上の“MOSTEST”
エーコ(CV:伊瀬茉莉也)+シルヴィア(CV:佐倉綾音)+レベッカ(CV:井上麻里奈)

星刻の竜騎士のED。
2014年ベストオブキャラソン。
2010年くらいから数えても屈指の名曲。一回聴いたら忘れられない。
2005年前後のアニメのキャラソンはこんな破天荒な曲ばっかりだった気もするのだけれど、
そんな昔の声オタ感覚を蘇られせくれた曲。
声優的にも、真ん中に伊瀬茉莉也。2014年の代表声優とも表現すべき佐倉綾音。
久方ぶりのお姉さん的役の井上麻里奈、という布陣。
うーん、200X年の香りを井上麻里奈で感じ、
H×Hを経て演技のキレがより一層ました伊瀬茉莉也のロリロリヴォイスで勃起し、
佐倉綾音のおっぱい感溢れるおっぱいヴォイスで発射。
声優設計図が完璧。
カップリング曲として、
アーニャ(CV:下田麻美)+ルッカ(CV:大亀あすか)+ジェシカ(CV:花澤香菜)
という布陣も恐ろしい。
佐倉綾音担当パートを花澤香菜が担当するという浪漫が現実化している。

⑨愛の陽
高垣彩陽

高垣彩陽という声優の代表曲となろう曲。
まさに一人戦姫絶唱シンフォギア。
2014スフィアツアーの宇都宮公演で初披露。
正直、ちびった。笑いながらちびった。ばっかじゃねーの。
約6分の高垣彩陽ワールド。この曲を聴いたら高垣彩陽の歌唱力を理解できる。
それでいて、本人曰く「こういう曲を唄いたかったんです」ですって。
曲調がコロコロと替わりながら、
ドラムスが音楽の基礎部分の低音を作りながら、
ギターとコーラスで曲の安定を保ちながら、
燃えるような高音を全てを高垣彩陽自身が担当。
これを三位一体としつつクラシカル&ポップスで仕上げ、詩の部分は愛を表現。
高垣彩陽の愛が詰まっている。控えめに表現しても高垣彩陽の最高傑作。

⑩トリックスター
野水いおり

「漆黒を塗りつぶせ」のカップリング曲。
この曲には二人の野水いおりが存在。
歌い方を変えた二人の野水いおりが歌で濃密な絡みをする。
はじめはパート分けして歌っていた二人が最後はコーラスしながらハモって合わさり合う。
ここのパートがほんと奇跡のような一曲。”指の先で感じ合う”
「漆黒を塗りつぶせ」の発売記念イベントのトークにて。
「トリックスター」を収録するに当たり、
当日に「歌い方を変えて録音しましょう」というディレクション。
それに答えてしまう野水いおりの底知れ無さ。
野水いおりの楽曲収録は1stシングルの頃は深夜遅くまで続くことが多かったが、
最近は一瞬で終わるらしいのでそういうディレクションがあったのだろう。
そういうところも奇跡のような一曲と表現できる。
また、野水いおりの歌い方には二通りあると認識していたのだけれど、
それは間違っていた。
ひとつは「漆黒を塗りつぶせ」や「Black † White」などのかっちょいい系歌い方。
もう一つは可愛い系の歌い方。「もっと愛しあいましょ」や「テルモメルモ」
その他、キャラソンも可愛い系は多い。
「Bon appetit ~めしあがれ♪~」や「You & Me Cookie & Cream」など。
多分、もう一つ、可愛い系とかっちょいい系の中間的な歌い方がある。
(この文章を書いている時に言語化できた)
「*** パショナート」とか「魔・カ・セ・テ Tonight」など。
野水いおりの楽曲は、
声域のバリエーションが特徴的に多彩という認識なのだけれど、
「トリックスター」は、今までにある特徴とはちょっと違う二人の野水いおりで歌っている。
つまり、今までの認識以上にまだまだ伸びしろが十分であるということを感じさせてれる一曲。
2015年も期待したい。ライブとか。
でもライブにはCD売れないとダメらしいので勿論ちゃんとCD買います!
ってなった。(イベントのトークにて)

-------------

▼次点
新世界システム
日笠陽子
日比谷野外音楽堂のライブ。最前の太ももありがとうございました。
”誰かは言うよ、あいつはクズだ そんなこと言っているお前はどうなんだ?”
来年のひよっちの曲もきっと期待していい。2ギターのバンドとか半端ない。

マラソン
花澤香菜
「パパ、アイ・ラブ・ユー!!」がなかったら、この曲でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?