●ν●たんぽぽ組11月の活動内容とねらいのご紹介●ν●

こんにちは。地域資源コーディネーターです。
たんぽぽ組11月の活動内容や狙いをご紹介します。

先月は大通公園やサッポロファクトリーなど少し足を延ばしてお散歩をしていました。今月はコロナ禍により、いつもの慣れ親しんだコースをお散歩して楽しんでいます。

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特に北大はイチョウ並木の紅葉がきれいで、11月上旬にさっそく楽しんできました!あいにく初積雪と重なってしまって、地面には雪が残っていましたが、かえって雪の白とイチョウの黄色のコントラストが見られてとてもきれいでした。子どもたちも雪を掘ってイチョウを探したりなど、今しか見られない景色を楽しんでいましたよ。

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また、北大に行く道中に小さなクリスマスツリーがあり、そのキラキラ光る様子も楽しんできました。

このクリスマスツリー、実は発表会の中のモチーフの一つになっているのです。

12月に行う発表会の題材は「くれよんのくろくん」という絵本。
ストーリーは、絵本の物語をクリスマス風にアレンジし、

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くれよんの仲間たちが次々と箱から飛び出して、真っ白な画用紙にクリスマスツリーの絵を描き始めます。リボンやサンタの靴などの飾りやお星さま…。赤や黄色のクレヨンで、クリスマスらしくカラフルなツリーに仕立てていきます。
すると突然、くろくんが、みんながきれいに描いた絵を真黒く塗りつぶしてしまいました。怒り、悲しむ他のくれよんたち。そこにシャープペンのお兄さんがやってきて真黒く塗りつぶされた絵の上をシャープペンで削っていくと…
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というような内容です。
この後、あっと驚くあっぱれな展開が待っていて、発表会もそこが山場となるのですが、
ここでお散歩で見てきたクリスマスツリーが活きてくる、というわけなのです。

更に、この物語の世界観を体感できる活動として、画用紙にクレヨンで描いた絵を黒いクレヨンで塗りつぶし、先の尖った棒で削っていく制作を行いました。まさに発表会のストーリーを体現できる題材でした。

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担任の先生はこの11月を、「発表会に向けてパズルのピースをたくさん散りばめる月ですね」と話してくれました。
散らばったピースは発表会に繋がる一つ一つの活動を意味しています。
これを子どもたちが集めながら(活動をしながら)、発表会当日にパズルを完成させる。つまり、これまでの活動で得てきたことを発表会で思う存分表現する、ということ。

たんぽぽワークもそのピースのひとつ。
今月も“ハサミ“を継続していますが、1回目の題材は「くれよんくんたちを助けよう」でした。
5色の連なったくれよんくんたちを、ハサミを使って1つずつ切り離してあげる、というストーリーに仕立てたカリキュラムです。

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先生たちの中では、先月のハサミのワークを通じて、“道具を使う”という感覚を子どもたちがわかり始めた印象を受けたそうです。そのため、今月も継続し、“道具を使う”という感覚を更に“定着”させていきたいのだそう。

その狙いと、発表会の題材である“くれよん”とたんぽぽワークとを結びつけるなんて、これまた先生たちのアイデアに「なるほど!」と唸ってしまいました。
ここまで活動に連動性を持たせる先生たちのこだわりにも感服です。

今月の活動は発表会に繋がるたくさんの“ピース”が隠されている様子。
子どもたちはこのピースを集めて、当日はどんな表現を見せてくれるのでしょうか?今から楽しみです。


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