*‿**バラ・ライラック組1月の活動内容とねらいのご紹介*‿**

こんにちは。地域資源コーディネーターです。
バラ・ライラック組1月の活動内容や狙いをご紹介します。

年始早々、バラ・ライラックでは駒づくりやカルタ、神社の制作など、お正月遊びを楽しみました。

駒は紙皿にペットボトルのキャップを貼ってつくり、床一面を使って存分に遊びこみました。「どっちが長く回せるか!」で対決する子もいれば、駒の模様の美しさを追及する子もいたりと、大盛り上がりでした。駒がよりたくさん回るようにと、紙皿に折り目をつけては回し、折り目をつけては回し、試行錯誤しながら遊ぶ子もいて、園児たちの個性が全開の活動でした。


ところで、駒を回すというのは、コツがわからないとなかなか難しいですよね。
駒で遊ぶ機会も減っていて、日常生活において手首をひねるという動きが少なくなっています。駒遊びで手首、指をたくさん回すことで、手首の動きを柔らかくし、巧緻性を養う機会になれば、という先生方の狙いもあるのだそうです。

カルタ遊びは、豊平区が作っている、区の名所を載せた「ほーへーカルタ」というものを借りて遊びました。「な」の「中の島神社の御神木」という絵札を見て、「どうしてこの神社がここにあるのかな?」と疑問を持ち、自分たちでiPadを使って調べる子や、裏に書いてある絵札の解説内容を読む子もいて、普段とは趣向の異なるカルタを楽しんでいる様子が窺えました。

さて、園の2F事務所の前に、手作りの神社が置いてあるのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。これは年明けの朝の会で「初詣に行った?」という話から、初詣にはどうして行くのか?という子どもたちからの疑問がきっかけとなり、担任の先生と子どもたちで作ったものなんです。
コロナ禍で初詣に行けなかったご家庭が、この手作り神社でお子さんとお参りをしたり、願い事を書いたりして使ってもらえたら…そんな保育士の願いが込められています。

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また、文字学習で学んだことが発揮できる機会にもなれば、という思いもあるそうです。
この手作り神社は1月いっぱい飾っていましたが、たくさんの絵馬がかけられていました。ご協力くださった保護者の皆さま、ありがとうございました。

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2月には1年の集大成でもある成長展がありますので、そこに向けた活動も始まっています。成長展の目的をお話しした上で、なにを作りたいか考えました。
様々な施設を作りたいと意見が挙がり、意見を集約しようと思いましたが、どれも素敵な理由ばかりでなかなか決まりませんでした。
そんな中、あるお友だちから「街を作ったら、みんなの想いを全て入れる事が出来るよ」というアイディアが。「それだったら皆が作りたい建物を全部作れるね!」と、満場一致で採用となりました。

まずはグループに分かれてどんな建物を作りたいか、どんな街にしていきたいかを話し合い、設計図を描きました。マクドナルドや博物館、スーパー、コンビニエンスストアなど色んな意見が飛び交っていましたよ。

ある園児が、「私たちがここで住むとして、もし病気になったらどうしよう?病院も必要なんじゃない?」と、“街に住む”上でとても大切な視点に気がつきました。
「そうだよね。自分たちが住むというので考えてみようよ」と、それに呼応する意見が挙がり、子どもたちだけでリアルな街づくりにするための話し合いがなされていました。

建物をただ立体的に表現するジオラマではなく、“自分が住むとしたら”と、街を自分ごとに捉え、話し合っていく姿に驚きます。

またあるグループでは、「結婚式場を作りたい」という声に対して、「結婚式場はホテルでもあるよ。ホテルを作るグループに設計をお願いしよう」と返していました。
よく知っているなぁ、と感心してしまいます。

建物を設計する時間に移ると、建物を上から見た図を描くグループ。スーパーのお菓子売り場は赤色、別の売り場は青色、と売り場ごとに色を塗って描くグループ。紙を何枚も貼って建物の“階”を表現するグループ。グループごとに子どもたちの発想が光ります。

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一方、年少さんはジオラマのタイトル『ぼくたちのまち』の看板作りを楽しみました。
どんな形にするか、どんな文字にするか、色は?装飾は?などなど……
先生のサポートを受けながら、一生懸命考え、話し合っていました。
普段、年中長さんの話し合いを間近で見ているからか、自分の意見を恥ずかしがらずに言う姿や子どもたちから出てきた意見を子どもたちだけで決める姿があり、縦割り保育ならではの良さが表れているように感じます。

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年少、年中、年長が一生懸命表現した力作をぜひお楽しみに!

さて、最近のバラ・ライラック組では縄跳びが流行っています。バラ組では「縄跳び達人の道」という表を作り、誰がどれくらいできるようになったか、印をつけ、切磋琢磨しています。

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連続100回はできるのに、バッテン飛びが2回くらいしかできなかった子が、毎日毎日練習し、動画を撮ってどこで躓いているかチェックまでして頑張り続け(すごい!)、2週間後には80回まで飛べるようになったり、
2分間飛び続けるのがどうしてもできなくて、自信を無くしかけていた子が、みんなの声援を受けながら2分間飛び続けられたり、
「連続〇回」の横に「てんさい」「すごい」「もうすこし」といった自分を鼓舞するようなコメントを入れてみたり。

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子どもたち一人ひとりにドラマがあり、お友だちと比べてどうか、というよりは、自分自身に挑戦しているように感じられます。
「私ね、ここまで飛べるんだよ!」「こんなに頑張ったんだよ!」とキラキラした目でコーディネーターに語ってくれる子どもたちに胸がいっぱいになりました。きっと嬉しくて嬉しくてたまらないんでしょうね。

「縄跳び達人の道」はバラ組に掲示していますので、ぜひ送迎の際に注目してみてください。

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