●ν●たんぽぽ組1月の活動内容とねらいのご紹介●ν●

こんにちは。地域資源コーディネーターです。
たんぽぽ組1月の活動内容や狙いをご紹介します。

1月はたんぽぽワーク、戸外活動(雪遊び)、成長展に向けた活動を中心に行いました。

たんぽぽワークの題材は1月もハサミ。ハサミ特化のテーマはこれで最後です。
前回は「チョキン」という1回切りを通して、ハサミを使うときの指や腕の動かし方を学びました。今月はいよいよ「チョキンチョキン」という2回切りに挑戦しています。今回も子どもたちが楽しく学べるようにと、生活発表会で踊った「くれよんのくろくん」をモチーフにカリキュラムを組んでいました。

1回目は「くれよんくんの帽子を作ろう」というテーマで、紙の「角」をチョキンチョキンと1回ずつハサミを入れて切るワークです。あらかじめ先生たちが紙に書いておいた点線を、なぞるようにチョキン。今度はハサミを持っている方の手首をひねってまたチョキン、と2回ハサミを入れていく子どもたち。

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ためらいなくジョキン!とハサミを入れる子もいれば、まずはハサミの正しい持ち方を思い出してから切り始める子、切った後もハサミを何度か開閉してみる子など、思い思いのやり方でワークを楽しんでいる様子が窺えました。
切った紙は帽子に見立て、女の子・男の子の絵にのりで貼っていくのですが、みんな集中して、黙々と取り組んでいましたよ。

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2回目は「線路をつくろう」というテーマで、1回では切り切れない長い画用紙に、チョキチョキと連続してハサミを入れるワークです。
1回目と違い、ハサミを紙から離さずにチョキチョキと続けて開閉しなければならないため、腕や指の動かし方が難しく、最初は苦戦している子もたくさんいました。

ハサミを浅く入れてしまうと何度も開閉しないとならないし、紙を持つ方の手も、紙が緩まないように力を入れて持っていないといけないし…。両方の手に意識を向けることも2歳児さんにとってはまた難しいことのようです。

でも何枚も何枚も切っていくうちに、ハサミを入れる感覚がわかってきて、スムーズに切れるようになる子もいました。切った紙は線路の枕木に見立て、1枚1枚貼って、線路が完成!ただ切るだけでなく、切ったものが一つの作品へと拡がっていくので、子どもたちが得られる達成感や充実感もひとしおのようです。

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2回目はくれよんのくろんシリーズから、「ふしぎなともだち」という巻をモチーフにしたそうなので、ご自宅に絵本がある方はぜひお子さんと一緒に、どの部分を題材にしているか見つけてみてください。


ワーク3回目は曲線に挑戦しました!レベルが少しずつ上がっていきます。
そしてこのワークをもって、ハサミの技術の導入はひと段落し、今後はこれまで挑戦してきた技術の複合に取り組みながら、自分の発想として応用する力を養っていくそうです。2,3月は、これまでの集大成として複合的なワークを予定しているとのことで、どんな活動になるか楽しみです。

ところで、ハサミを使ったワークをしているので、ご自宅でもお子さんがハサミを使う機会が増えたのではないでしょうか?
もし、「切るものがない」「今できることをもっと家でもたくさん楽しみたい」という場合は、下記のサイトにある題材を使うのがお勧めですよ。

ちびむすドリル
https://happylilac.net/kiriharikosaku.html#link3

こどもプリント広場
https://hasami-print.com/hasami

直線を切るプリントやジグザク線を切るプリント、切ったものを貼って工作にする題材などがたくさんありますので、もっとお子さんの興味を伸ばしたいという方は参考にしてみてください。

さて、「集大成」といえば、今月開催する「成長展」ですね。
テーマはここでもくれよんのくれくんをモチーフに、これまでたんぽぽワークで学んだことを取り入れ、制作しています。

今作っているのは「虹」。
模造紙に虹を描き、色紙を貼って立体感を出しているのですが、一番最初に担任の先生が、「虹の一色一色を紙で貼っていきたいのだけど、このままだと色の線からはみ出て、他の色が見えなくなっちゃうね。どうしようか?」と子どもたちに聴いたところ、「紙を折ってはみ出ないようにする!」「(線の幅に合わせて)ハサミで切る~!」「ちぎる!」という声が子どもたちから挙がりました。今までのたんぽぽワークや日々の活動で学んだことを、早速活かして、成長展に取り組む子どもたちです。

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さて、冬も本番になり、積極的に戸外で雪遊びをしています。先日はコーディネーターも一緒に雪遊びをしましたが、実はこの日(1月19日)は朝から降雪が激しく、風も強く吹き出し、いわゆる猛吹雪の一歩手前くらいの天気でした。
1Fのドアを開けると「ビュー!」という強い風。「果たして、この天気で外で遊ぶのだろうか…」というコーディネーターの不安を他所に、「これぞ北海道!こういう日でしか経験できない遊びですね!」と力強く前進する先生たち。
お、恐れ入りました。

北大に行くのは断念しましたが、園の前で色雪や雪合戦を楽しみましたよ。雪の上から顔を出している草を引っ張って綱引きをする子や、かくれんぼして遊ぶ子もいました。
天気もあり、20分程度の雪遊びでしたが、子どもは風の子ですね。寒さもへっちゃらで楽しんでいました。

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戸外活動を積極的にしているたんぽぽ組さんなので、お散歩MAPももうすぐ50キロに到達予定だそうです(!)。2月中には目標を達成してしまうかも(先生談)、とのことで、からだづくりも順調に進んでいるようです。

いよいよ成長展が近づいてきました。子どもたちの集大成が詰まった作品とはどんなものになるのでしょうか?子どもたちが取り組む様子なども合わせて、次回ご紹介します。


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